映画「オリエント急行殺人事件」(1974年版) 感想【ネタバレあり】
以前、ケネス・ブラナーが監督・主演した2017年版の記事を書きましたが、今回1974年版も観たので、こちらのほうも書くことにしました。
こっちは多分観るの3回目くらいです。
いつ見ても面白い (∩´∀｀)∩
監督は名匠シドニー・ルメット。
出演者も豪華絢爛オールスターキャストです。
イングリット・バーグマンがこれまでにない地味な女性の役で、アカデミー助演女優賞を受賞しました。
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あらすじは割愛
こちらでは、犯人たちの動機となった幼児誘拐殺人事件を先に見せる構成にしてありますが、映画の内容自体は2017年版と同じです。
あと、数名ほど役名や職業の違いがありますけど、大した変更点ではありません。
なので、あらすじは省略します。
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感想
ポアロのヘビ皮の柄の寝間着に驚きます。
そしてラチェットの、成金丸出しの金色のパジャマにも。
(; ゜▽ ゜)
このセンスのひどさには引きますが、少しくすんだ映像が味になっていて、こちらのほうがやはりリメイク版より好みです。
犯人を追ってポアロが走る、というアクションもないので、推理劇として落ち着いて楽しめました。
もっとも、こちらのポアロは走れる機動力のある体型になってませんが (;´∀｀)
そのぶん車掌やオーナーに、アレ持ってこい、コレ用意しろ、アイツを呼んで来い、とこき使いまくって、自分は灰色の脳細胞だけを動かします。
動けコラーー！
と思いますが、狭い車内にあのワガママボディは動かしづらい。
まあ、事件さえ解決すればOKってことで、オーナーもポアロの言う通りにします。
余談ですが、このオーナーさん、「サイコ」ではアンソニー・パーキンスに殺される探偵を演じてましたね。
今回は殺されなくて良かった良かった。
オールスターキャストの中でも、この作品はベテランから若手まで、本当に実力者が揃っているので、どのキャラクターも見ごたえがありますね。
ベテランの演技に若手も刺激されて、それが良いアンサンブルになっているのでしょうか。
クライマックスの謎解きシーン、ポアロに指摘されて全員いい反応するので、観ていて興奮します。
このシーンが何度見ても面白いのは、演出やテンポもさることながら、役者陣の演技も大きいからだろうな、と思っています。
絶対また観たくなる名作です。
リメイク版はこちら
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