映画「北北西に進路を取れ」あらすじと感想【ネタバレあり】
ヒッチコック監督得意の “巻き込まれ型” サスペンスの代表作です。
主演はケーリー・グラント。
エヴァ・マリー = セイントがヒロインを演じ、ジェームズ・メイスンとマーチン・ランドーが共に悪役に配されています。
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あらすじ
ニューヨークの広告マンとして忙しい日々を送るロジャー・ソーンヒル。
会食のためプラザホテルに行くと、見知らぬ男たちからジョージ・カプランなる人物と間違われて、無理やりタウンゼント邸なる豪邸に連れていかれた。
主のレスター・タウンゼントは、ロジャーに「どこまで知っている?」と訊いてくる。
まったく何の話だか分からないロジャーが、どれほど別人であると訴えても聞く耳を持たず、彼らはロジャーに飲酒を強要。
前後不覚に陥った彼を車に乗せて、崖から海に転落させようとする。
酩酊状態ながら状況を悟ったロジャーは工作員を車外に突き飛ばして、しっかりハンドルを握って逃走した。
しかし危険運転をしているためパトカーに追いかけられ、歩行者を避けるのに急停車をしたところでパトカーに追突される。
警察署に連れていかれたロジャーは、必死にこの一連の出来事を話すがお酒が回っているせいで信用してもらえない。
しかも車は盗難車だった。
翌日、母親や警察官と一緒にタウンゼント邸に行くと、タウンゼント夫人を名乗る女がロジャーになれなれしい態度をとり、ロジャーが自ら酒を飲んだのだと証言。
夫はスピーチのため国連に行っている、とのことだった。
無理やり飲酒させられた書斎には、こぼしたシミも酒類をしまっていた棚の中も替えられてしまっている。
納得いかないロジャーは、プラザホテルに宿泊しているカプランに接触しようと試みた。
嫌がる母を連れて彼の部屋に行くと、ホテルの従業員たちは誰も彼の姿を見ていないのだと聞かされる。
本人も不在の中、電話が鳴った。
ロジャーが受話器を取ると、相手は昨日ロジャーを拉致して殺そうとした人間で、この電話に出たことでやはりカプランだ、と断定されてしまう。
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感想
主演がケーリー・グラントだからでしょうか。
コミカルな味付けが添えられています。
酩酊状態で運転しているときなんて顔芸祭り。
うつらうつら~ ・・・くわっ! (目を見開く)
うつらうつら~ ・・・くわっ!
この繰り返しで笑いを取りに来ています。
あと、ちょっとパワハラ気質。
歩きながら無理やりメモ取らされる秘書さん可哀想 (´・ω・`)
タクシーに乗り込もうとしていた人を押しのけて横入りすることも多数。
だからね… あまり同情できません
同情心が湧かないから悲壮感がない、というのは良いことなのかもしれない。
作品に暗さがありませんから。
この映画の見どころはもう有名ですよね。
ただっ広い平原を複葉機で追いかけられるシーン。
それとラシュモア山での追跡劇。
いずれもアクションシーンがキモになっています。
まあ~、他の作品では見たことないですものね。
すごく昔ですが、テレビをつけたらたまたまこの映画をやっていて、ちょうど複葉機のシーンでした。
まったくストーリーの前後もわからない状態なのに「わ。なになに?」と見入ってしまって、そこから結局ラストまで観た思い出があります。
ワケわかんないまんま。
でも、それでも面白かったんですよ。
わからない人間すらも引っ張っていく力強さ。
すごい牽引力です。
それにしてもラシュモア山の彫刻… デカい (当たり前だ)
人間が米粒サイズになってしまうほどの顔のデカさよ。
改めて注目しちゃいました。
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