「レベッカ」あらすじと感想【ネタバレあり】

2020/05/15
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

1940年に公開されたヒッチコック監督最初のハリウッド作品です。

劇中に名前が一度も出てこない主人公を、ジョーン・フォンテインが演じ、その夫をローレンス・オリヴィエが演じました。

毎度おなじみ監督の出番は終盤にあります。

脇役の後ろを通り過ぎる役… わからんわっ!!

レベッカ(字幕版)


 

あらすじ

ヴァン・ホッパー夫人に付添人として雇われている主人公は、彼女に付いてモンテカルロにやってきていた。

荒々しい波が打ち付ける崖の上で、今にも身を投げそうな男性を目撃して主人公は声を掛ける。

彼は同じホテルに滞在している大富豪マキシム・ド・ウィンターという社交界の名士だった。

ヴァン・ホッパー夫人も彼と親しくなりたがっているが、運悪く滞在中に体調を崩してしまった。

夫人の世話は看護師が見るため、主人公は持て余した時間をテニスで埋めようとする。

しかし主人公に好意を持ったマキシムは、毎日彼女をドライブに連れ出し、二人は親交を深めていった。

順調に交際を重ねていたが、別れは突然やってきた。

娘が婚約したため、ヴァン・ホッパー夫人は急いでニューヨークに帰るというのだ。

主人公はマキシムにお別れを言うために彼の部屋を訪れる。

事情を聞いたマキシムは、その場で主人公にプロポーズして、二人はすぐに結婚した。

新婚旅行を終え、二人でイギリスにあるマキシムの大邸宅マンダレーにやってきた。

大勢の使用人が揃う中、一切を取り仕切るダンバース夫人は主人公に冷たい視線を向けていた。

ダンバース夫人はマキシムの前妻レベッカに忠誠を尽くしており、彼女の死後も慕っていた。

だから後妻として入ってきた主人公が気に食わない。

夫人は事あるごとにレベッカこそがこの屋敷の女主人であることを匂わせ、繊細な神経の主人公は、今は亡きレベッカの影に追い詰められていく。

 

感想

幽霊ではないのにレベッカの存在はそこかしこに現れます。

それというのもダンバース夫人が憑りつかれてでもいるかのように、ずっとレベッカの存在感を主人公に突きつけているからなんですよね。

彼女の元女主人に対する敬慕は何なのでしょう…

特に優しくしてくれた女性ではなかったようですし、下半身もだらしないし、マキシムなんかは「最低の性悪女」とまで言い切りましたからね。

ただすごく美しい女性だったそうで、ダンバース夫人はそこに惹かれたのかな、と。

驕慢な美女、というのがすごく好きだったのかもしれません。

そして主人公はそんなレベッカと真逆でオドオドしたタイプ

レベッカで偉そうな女は懲りているマキシムは心惹かれましたが、Sなお姉さま系が大好きなダンバース夫人(勝手に決めてる)は「ざけんなコノヤロ」と主人公にムカムカきたんでしょうね。

そんなダンバース夫人の陰湿で悪意のこもった雰囲気。

所作が美しいから余計に怖いんですよね。

そこに加えて怒りの沸点が低いマキシムの不機嫌&大声。

主人公じゃなくても委縮してしまいます。

マンダレー、居心地わっるぅ(;´Д`)はよ出て行きたい…

 

で、終始こんな感じかな、と思いましたが、終盤にレベッカの死体が見つかったということで「なぜレベッカは死んだのか」に焦点が移ります。

だけどこれについては、ガンで余命いくばくもないことを知っていたから自殺、と結論付けていましたが、果たして本当にそうなのか。

主人公たちが“望んでいるからこれでいいや”と着地させた感じで、本当に真相がそうだったのかは言及されていません。

んー…何というか。

現実でもあると思うんですが人間って、本当に真実を知りたいわけではなく、自分に都合のいい結末になってほしい、という願望があるのかもしれないな、と思いました。

後悔している過去の出来事。

自分の罪悪感を軽くするために「相手だってきっとこう思っていたはずだ」みたいに、真実がどうか分からないけれど言い訳の材料を探して、落ち込みから脱却しようとする…

そういうのって、誰にでもあるんじゃないかな、とふと考えました。

 

それにしても、ある意味無個性の主人公の目を通して見ると、濃い~キャラが揃ってますねぇ(;^ω^)

ダンバース夫人が群を抜いてますが、マキシムもその姉夫婦もレベッカの従兄(兼愛人)もヴァン・ホッパー夫人も「俺が俺が、アタシがアタシが」と前に出る出る。

そんな中でも一度も登場していないレベッカの個性もまた際立っています。

主人公はあくまで“二番手”と位置付ける演出。うまいなぁ。

ジョーン・フォンテインに華がないわけではないのに、壁の花に押しやられている感。

ちょっと可哀そうになります。…って、あ、これが演出上の狙いか。

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