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映画「エド・ウッド」あらすじと感想【ネタバレあり】怪奇映画が繋ぐ友情

2024/02/04
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

“史上最低の映画監督” と評価されたエド・ウッドの半生を、ティム・バートン監督がジョニー・デップ主演で制作した作品です。

晩年のベラ・ルゴシを演じたマーチン・ランドーがアカデミー助演男優賞を獲得しました。

 

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あらすじ

監督・脚本・主演も自らこなし、映画制作に情熱をかける青年エド・ウッド

意欲はあるのだが、上演にこぎつけた舞台の評価は散々なものだった。

主演女優として出ている恋人のドロレスもヘコんでしまう。

しかしポジティブなエドは諦めなかった。

ハリウッドのスタジオで使い走りのバイトをしながらチャンスを狙う。

バイト中に、性転換手術を受けて性別が変わった人の実話が映画化するという話を聞いた。

エドはすぐさま映像化の権利を買い取ったスクリーン・クラシック社の社長に掛け合って、自分に監督をやらせてくれ、と売り込んだ。

しかし原作者が買い叩いたとのことで、この企画自体がボツに。

ガッカリして道を歩いているとき、古道具屋の店内で、棺の寝心地を試している怪奇映画の大スター、ベラ・ルゴシに出会った。

彼の大ファンのエドは興奮し、ベラを家まで送る。

そこでエドは、品格のある怪奇映画が消え去ったことをボヤくベラが、生活に困窮し、体も悪くしていることを知る。

そしてエドはベラに出演交渉し、性転換をモチーフにした映画「グレンとグレンダ」の脚本を書き上げて再度スクリーン・クラシック社に持ち込んだ。

キワモノ映画を専門で扱っているところだが、社長もさすがに眉をひそめる。

それでも、低予算・製作日数4日という条件で出資してくれた。

ようやく映画が撮れることにエドは喜んだ。

主演を自分にしているので、趣味の女装も活かせる。

しかも目玉となるキャストは大スターのベラ・ルゴシだ。

成功を確信していたが、制作会社はこの作品をゴミと見て、地方の単館のみでの上映となった。

制作会社からはクビを言い渡されたが、エドは諦めず、次の映画のことを考えた。

プロレスラーのトー・ジョンソンを試合後にスカウトし、次作「原子の花嫁」の脚本を書き上げる。

しかし、出資してくれる新進女優ロレッタがヒロイン役を条件に出してきたため、ドロレスは弾かれて大喧嘩になってしまった。

「グレンとグレンダ」のときに初めてエドの女装癖を知って以来、彼に嫌悪感を持ったドロレスは、今回のことで完全に彼に見切りをつけて別れを告げた。

加えてロレッタの出資額だけでは予算が足りず、資金集めパーティーなども開くが1セントも集まらない。

素人の息子を主役にすることを条件に、精肉店の経営者から出資してもらってようやく完成した。

しかし結果はまたもや散々なもの。

落ち込むエドの元、ベラから「助けてくれ」という電話が入る。

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感想

何度失敗を重ねても諦めずに映画制作を続けていくエドの姿が、観ていて心地良いです。

実際には自身が “最高傑作” と思っていた「プラン9・フロム・アウタースペース」の不評でついに心が折れて失意と貧困の内にこの世を去ったそうですが…

人生は映画のようには上手くいかないものですね。

不遇ではありましたが、人から好かれる人だったと思います。

スタッフやキャストたちも彼についてきているし、後に妻となるキャシー (この映画では彼女との婚約で終わる) もずっと彼についていました。

何より晩年のベラ・ルゴシとの友情は、ベラを救ったことでしょう。

往年の怪奇映画は廃れ、もう出演オファーが無くなっていたベラは孤独と貧困、そして老衰により打ちひしがれていました。

そこで現れたのがエネルギッシュなエドです。

30歳とはいえ、年老いたベラからすると若くて希望に溢れ、しかもベラを心から尊敬して仕事を与えてくれる。

電話をして心の内を吐露して弱音を吐けるし、エドもまたそれを聞いて「自分がなんとかしよう」と奮起します。

この面倒見の良さが、人が離れて行かないエドの魅力なのでしょうね。

年をとってから新しい友人ができることは稀なことかもしれないのに、仕事を通じて親友にまでなったエドに、ベラは感謝して旅立ったと思います。

お互いにかけがえのない存在となるこの友情物語は、観ていて温かい気持ちにさせてくれました。

マーチン・ランドー演じるベラ・ルゴシ最後の映像、とても良かったです。



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