映画「ザ・クライアント 依頼人」あらすじと感想【ネタバレあり】
トミー・リー・ジョーンズとスーザン・サランドンが共演するサスペンス作品です。
マフィアに狙われる少年を、夭逝した俳優ブラッド・レンフロが演じています。
原作はベストセラー作家のジョン・グリシャム、監督は6月に亡くなったジョエル・シュマッカーです。
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あらすじ
トレイラーハウスで暮らす11歳のマーク・スウェイは、夏休みのある日くすねた母のタバコを持って近くの森の中に行く。
弟のリッキーもついてきて二人で隠れて喫煙していると、高級車が森に入ってきて駐車した。
二人はタバコを消し、その車の様子を見ると、運転していた男が排気筒をホースにつなげて自殺を図ろうとする。
リッキーが引き留めるのを聞かず、マークはホースを外して男を助けようとした。
しかしミラー越しに見つかってしまい、マークは殴られて車の中に押し込められる。
男はジェローム・クリフォードという、マフィアお抱えの弁護士だという。
組織の殺し屋バリー・マルダーノが殺害した議員の死体遺棄場所を知ってしまったため、自分も殺されると悲観して自殺しようとしているのだ。
無理やり道連れにされそうになり、マークは隙をついて車から逃げ出した。
マークを助けようと車に近づいていたリッキーを抱え、マークは森の中を走る。
銃を持って追いかけるクリフォードだったが、斜面の死角に隠れたマークたちを見つけられず、ついに銃を口に咥えて引き金を引いた。
その銃声を聞いたリッキーはショックを受けて心神喪失状態になる。
入院となり、母とマークも病院に付き添った。
そしてマークは警察官に、クリフォードから何か聞いていないかとしつこく詰問される。
議員の死体はFBIも血眼で探しているものなのだ。
大人を信用していないマークは、死体を見つけただけで生前のクリフォードとは会っていない、と嘘をついた。
しかし警察官のほうもマークを信用しておらず、彼の指紋がついたジュース缶を証拠品袋に入れて持ち帰ってしまった。
歯噛みするマークだが、病院で偶然弁護士事務所のチラシを手に入れる。
それを元にマークは弁護士レジー・ラブの事務所に行くが、女性弁護士だったことにガッカリする。
そして支払える金額はわずか1ドル。
だがレジーはその1ドルで彼の弁護人を引き受けた。
病院に戻ったマークは、エレベーターに乗ったところで組織の殺し屋にナイフを突きつけられ、警察や弁護人に何か喋ったらマークも家族も殺す、と脅される。
そのため誰にも何も言えなくなってしまったマークに、州知事を狙っている野心家の連邦検事ロイ・フォルトリッグら司法側の人間が尋問しようと呼び出した。
圧力をかけて死体がある場所を聞き出そうとする。
返答に窮したマークは手洗いに行く口実で退室し、代わりにレジーがやってきた。
マークから情報を聞きだそうとするフォルトリッグたち。
マークの命を付け狙うマフィア。
そしてマークを守るレジーの、三つ巴の戦いが進行する。
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感想
マークが人の言うこと聞かなくてなぁ~~~ (―皿―゛)
冒頭でリッキーが止めるのも聞かずに車に近づいたことがとんでもない事態を引き起こしたのに。
泣いて反省したかと思いきや、その後もレジーの言うこと聞かずに死体を確認しに行くと強引に行動するし。
手を焼かせてばっかりいて、もう~顔は可愛いけど態度が可愛くない。
そしてまたもやピンチに陥る。 当たり前だ。
と、まあマークが振り回してくれるからストーリーはサクサク進みます。
腹立つけど映画的には話を動かしてくれるいいキャラです。
サスペンスはダラダラするよりスピーディーに進むほうが盛り上がります。
だけど一旦休止として流れを止めるのも必要なわけで、そこにはレジーがマークの質問に真摯に答えて過去を包み隠さず話すシーンを持ってきました。
レジーがマークを子供として扱うのではなく、対等な相手として接しています。
このシーン、ヒューマンドラマとしてすごくいいな、と感じました。
ここで信頼関係を築いたから、最後の別れのシーンは胸を打ちます。
ちょっと泣いてしまった…
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