「プリティ・ベビー」あらすじと感想【ネタバレあり】

2021/11/08
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

ルイ・マル監督が初めてアメリカで撮った1978年の作品です。

撮影当時12歳だったブルック・シールズが少女娼婦を演じ、その美少女ぶりが話題になりました。

シールズの母親役をスーザン・サランドン、娼館に出入りする写真家をキース・キャラダインが演じています。

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あらすじ

1917年・ニューオリンズ。

マダム・ネルの娼館で生まれ育ったヴァイオレットは12歳。

母親のハティは娼婦で、父親は分からない。

まだ乳飲み子の弟がいるが、夜は仕事、昼は睡眠という母に替わってヴァイオレットが面倒を見ている。

他の娼婦が産んだ子供たちと一緒の部屋で生活しているが、一番年上のヴァイオレットは雑用も頻繁に命じられていた。

客と娼婦が集う1階のサロンにも出入りし、娼婦たちの仕草や言動を真似するマセた面も持っている。

ある日、まだ開店していない時間帯にひとりの写真家が館を訪れた。

ベロックと名乗る地元出身のこの写真家は、娼婦たちをモデルに使わせてほしい、とマダムに頼む。

そして彼が目をつけたのはハティだった。

裏庭でハティを撮影している最中、初めて見るカメラや写真、そしてベロック自身にもヴァイオレットは興味津々だった。

子供らしい好奇心でいろいろ話しかけたり写真関係のものをいじったりして邪険にされる。

除け者にされたヴァイオレットはいじけるが、ベロックはその後も娼館のサロンに通いつめ、娼婦たちと顔なじみになった。

気さくなベロックは“パパ”と呼ばれ、ヴァイオレットも打ち解けてきた。

だけど相変わらずベロックの興味はハティに向いていて、それがヴァイオレットには面白くなかった。

 

ヴァイオレットが娼婦としてデビューする日がやってきた。

着飾った彼女はサロン中の注目の的である。

その中にはベロックもいる。

しかし彼女を400ドルで競り落としたのは、恰幅の良い中年男性だった。

初めての客との同衾にヴァイオレットは悲鳴を上げる。

マダムはじめ今日まだ客がつかない娼婦たちは、サロンでヴァイオレットのことを憂いて押し黙っていた。

それから間もなくして、ハティが結婚のため娼館を出るが、ヴァイオレットは居残ることにした。

ハティがいなくなってもベロックはやってきて、他の娼婦たちをカメラに収める。

なかなか自分に興味を持ってくれない彼に、ヴァイオレットはちょっかいをかけ続けた。

まったく相手にされない不満から、下働きの少年たちをからかって鬱憤を晴らそうとすると、マダムに見つかって折檻を受ける。

ヴァイオレットは反発し、荷物をまとめてベロックの家に転がり込んだ。

 

感想

ストーリーがあると言えばあるんだけれど、山場も盛り上がりもありません

ただ一人の少女の短い期間を淡々と追いかけます。

ほんの数か月間の話のようですが、ラストに出てくる弟の成長具合からすると2~3年くらいは経っている… のかな?

ちょっと曖昧でよくわかりません(;´∀`)

 

娼婦の世界しか知らなかった少女が大人の男性に恋をして結婚し、ラストは良家の子女になる。

一見、成長物語かシンデレラ・ストーリーに思えますが、ヴァイオレットちゃん、激動の人生イベントを駆け抜けたにも関わらず、人としても女性としてもまったく成長してないです。

わがままで甘ったれで癇癪持ちで反抗的でマセガキのまんま(・∀・)

しかも彼女をラストに救い上げたのは母の再婚相手であって王子様ではないのでシンデレラでもないです。

ベロックは、12歳からしたらオッサン大人の男性なんだけど、すぐ怒って怒鳴って暴力ふるうし、まともな教育も受けさせず甘やかすだけで、責任感がある人でもないんですよね。

ヴァイオレットは娼館にいたときと変わらずだらしない態度のままだし、学校にも通っていない。

結局この男とは一緒にしても成長が見込めない

娼婦を辞めてもその気質を変えることができない人間で終わる、というのがよく分かります。

でもまあ相手がこんな頼りない男だったからこそ、最後にハティが迎えに来た時、喜んで「ママー!」と抱きつけたんでしょうね。

精神的に子供のままじゃなかったら、母に駆けよらなかったと思います。

こうしてベロックとは別れてハティたちと一緒に暮らすことをヴァイオレットは選びます。

僅かながら抵抗するベロックですが、ハティにはやり込められるし、新パパの度量の広さの前では小者

コレ見てヴァイオレットも幻滅したんじゃないかなぁ(;^ω^)

所詮はベロックも精神的に大人になり切れていない大きな子供だったのかもしれません。

 

これからヴァイオレットは、お金持ちの新パパのおかげで学校にも通えるし、服も上品で可愛いものを着せてもらえます。

最後にパパが向けたカメラを見るヴァイオレットの表情は、なんだかベロックを憐れんでいるように見えました。

子供なこともあって、たぶんヴァイオレットはベロックのことをすぐに忘れるんだろうなと思います。

学校で友達もできるだろうし、ショッピングの楽しさも知るだろうし、学ぶことの面白さに目覚めたりもするかもしれません。

新しい世界を知り、どんどん吸収して、ベロックのことは記憶の彼方に行ってしまうでしょう。

女性に夢を持っている方にはちょっと申し訳ないですが、子供でしかも女の子なら一途にひとりの男性を思い続ける、というのはまず無いです。

人から言われて「え? あったっけ?そんなこと。 え~覚えてな~い」となるのは、ウソついてるわけでもなく、本当に忘れています(・∀・)アヒャ

残酷に思えるかもしれませんが、子供だからと見くびっていると、逆に自分の幼児性を見抜かれてしまいますよ、というテーマを持った作品なのだと感じました。

 

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