映画「シュレック 2」あらすじと感想【ネタバレあり】人間になってみたけど、やっぱり怪物がいい
ドリームワークスが手掛けた、アンチ・フェアリーテイルなファンタジー・アニメーションの第2弾です。
1を語らず、いきなり2のことを書いているのは、推しキャラの「長靴をはいた猫」ことプスの登場が2からだから。
そんなわけで、中途半端ですがよろしくお願いします。
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あらすじ
ドラゴンが見張る塔に幽閉されている “遠い遠い国” の姫フィオナを助け、彼女と結ばれるため、困難な道のりを乗り越えてはるばる塔にやってきたチャーミング王子。
しかしフィオナの姿はそこにはなく、彼女はとっくに助け出されてハネムーンに行っている、と聞いてショックを受ける。
一方、怪物の姿のままのフィオナと結ばれた緑の怪物シュレック。
ハネムーンも済ませて、ずっと住んでいる沼地で新婚生活をスタートする。
前回の冒険で仲良くなったロバのドンキーや、ピノキオ、クッキーマン、三匹の子豚と狼ら、おとぎ話の中の友達も遊びに来たりして楽しく過ごしていた。
そんなある日、フィオナの両親である “遠い遠い国” の国王夫妻から、成婚祝賀パーティーを開くから帰ってくるように伝令が届く。
自分の醜さから気後れするシュレックをフィオナは励まし、ドンキーも交えて3人で “遠い遠い国” に向かった。
到着すると、姫の帰還を待ちわびていた国王夫妻をはじめ国民たちもお城に集まってくる。
しかし馬車から降り立ったシュレックと、呪われた姿のままのフィオナを見て、待っていた全員が愕然となった。
国王夫妻とのディナーも、醜い怪物のシュレックが気に入らない国王はあからさまに嫌悪感を見せつける。
シュレックも怒り出し、国王と大ゲンカになってしまった。
そんなふたりの態度に腹を立てたフィオナは、席を立って自室に閉じこもる。
落ち込むフィオナの元に、地元のセレブで強力な魔法使い・フェアリーゴッドマザーが現われた。
フィオナに「願いを叶えてあげる」と言うと、ゴッドマザーは美しいドレス・可愛い家具・愛らしいマルチーズなど、お姫様アイテムを次々と出していく。
戸惑いながらもフィオナはキッパリと申し出を断った。
そこへシュレックが部屋に行くと、ゴッドマザーは顔をしかめて帰ることにするが、フィオナに営業用カードを渡す。
叶えたい願いがあるときは、涙を一滴このカードに落とすように、と伝えて去っていった。
だがゴッドマザーは、空飛ぶ馬車に乗って別室にいる国王のところに向かう。
国王を馬車に乗せて、契約を違えたことを責め立てた。
契約とは、ゴッドマザーの息子・チャーミング王子とフィオナを結婚させることだった。
シュレックを排除するようにキツく言い渡された国王は、お忍びでバー “毒りんご” に出向き、プロの暗殺者に依頼する。
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感想
この暗殺者が、すぐ仲間になるプスです。
めちゃくちゃ小さい。でも気が強い。
猫好きが猫のどんなところを愛でるかを良く分かっているキャラクターです。
くっ… あざとい。そんなところも可愛い！
最初のうちはドンキーに疎ましがられるのですが、ラストではデュエットするくらい仲良くなります。
アニメ作品らしく、展開がすごく早いです。
プスが仲間になったその足でゴッドマザーの魔法薬工場に行ってひと瓶盗み、人間 (シュレック) と白馬 (ドンキー) に早変わり。
フィオナも人間に戻っているけど、悲鳴を上げて大慌て。
シュレックに成りすましているチャーミング王子の胡散臭さが、なかなかの気持ち悪さ (￣▽￣)
ゴッドマザーの策略で、せっかく人間になったのに「警察24時」に報道されて地下の穴に閉じ込められて、なんとも不遇なシュレックです。
仲間たちが助けにきますが、ピノキオがなかなかのギャグメーカー。
女性もののパンツ履いてることがバレます。
ゴッドマザーとの戦いでも、攻撃を受けて人間の男の子になれたことを喜んだのに、すぐに第二波をくらって元に戻ってションボリしたり…
もしかしたら仲間たちで一番のアホかもしれない (≧▽≦)
冒頭でも書いたとおり、この作品はアンチ・フェアリーテイルというかアンチ・ディズニーです。
美しいお姫様が素敵な王子様と結ばれてめでたしめでたし、ではありません。
結局シュレックもフィオナも怪物に戻ってめでたしめでたし、という前作同様、おとぎ話の常識や概念を覆した結末になります。
美しい、かわいい、綺麗…
そんな形容詞がつくものが幸せの象徴、というディズニーの世界観とは反対に、「汚い、醜い、臭い」でも幸せにはなれるものなんだ、と。
そんな別ベクトルでの夢物語をブチ挙げたのは称賛に価します。
ただ両極端すぎるので、やっぱり「ほどほど、適度」が一番でしょうね (;´∀｀)
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