映画「ベイビー・トーク」あらすじと感想【ネタバレあり】良くも悪くも80年代

ジョン・トラボルタが不遇の時期に出演したロマンティック・コメディです。
ちょうど赤ちゃん映画がブームになっていた頃の1本になります。
主演はカースティ・アレイ。
「バージニア・ウルフなんか怖くない」のジョージ・シーガルや「月の輝く夜に」のオリンピア・デュカキス、「ゴッドファーザー」シリーズのエイブ・ヴィゴダらが脇を固めます。
そして肝心の赤ちゃんの声を、ブルース・ウィリスが担当しました。
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あらすじ
ニューヨークで公認会計士として働く独身キャリアウーマンのモリーだが、取引先社長の既婚者アルバートと不倫の関係にある。
彼は、妻とは別れると言っているが、一向に離婚する気配がなかった。
そして、ある日妊娠が発覚。
アルバートも両親も産むことを歓迎してくれ、モリーも出産の準備を着々と進めていった。
臨月を迎えた頃、アルバートが妻とは別の女性と浮気している現場を見てしまう。
言い訳しようとする彼を拒絶してその場から逃げ出したモリーだったが、ショックで産気づいてしまい、慌ててタクシーを拾った。
運転手のジェームズは、切羽詰まって破水まで起こしたモリーの危機に、急いで病院まで運転する。
そのままモリーに付き添い、息子マイキーの誕生に立ち会った。
これまでモリーのお腹の中でヌクヌクしていたマイキーは、突然の見知らぬ世界に不満がいっぱいである。
その日からモリーの慌ただしい毎日が始まった。
育休中とはいえ、自宅で顧客と打ち合わせたり、初めての育児、しかもワンオペでヒステリックになりがちになっている。
そんな時、病院で失くしたモリーのバッグを自宅に届けに来たジェームズが子守を申し出てきた。
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感想
てっきり、生まれたての赤ちゃんが流ちょうにベラベラしゃべって、両親がビックリする、みたいな話だと思っていました。
しかし赤ちゃんは心の中で思っているだけで、そんなふうにはなりません。
ベイビー・トークではなくベイビー・シンクじゃないかな、コレ。
赤ちゃん同士ではテレパシーで会話していますけどね。
良くも悪くも80年代の作品です。
肩パットがっちり入ったスーツに、盛り上がったヘアスタイル。
ポップな空気感があって楽しそうな雰囲気です。
でも色々とやりすぎな点があって、この時代の映画らしい。
破水した妊婦を乗せているのに派手なカースタントをするし、気が強いヒロインがやたらと喧嘩腰だし。
既視感が拭えないためか、突出した部分がないのが残念なところです。
だけどマイキーの可愛らしさや、頼りになるジェームズのキャラは良いと思いました。
そしてラストは、両想いなのに煮え切らないモリーとジェームズに、ついにマイキーが最初の言葉を発するのですが、それが「パパ」。
二人の結婚の後押しになる粋な演出です。
こういうベタなハッピーエンドはロマコメらしくて良いですよね。
このあたりも80年代らしさではありますが。
本当に時代を反映している作品だと思います。
わりと楽しめました。
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