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映画「エディット・ピアフ~愛の讃歌」あらすじと感想【ネタバレあり】絶望を乗り越える歌の力

2024/07/12
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

マリオン・コティヤールがアカデミー賞およびセザール賞で主演女優賞を獲得した伝記映画です。

共演者も、パスカル・グレゴリー、エマニュエル・セニエ、ジェラール・ドパルデュー、シルヴィー・テステュなど、実力派が揃っています。

監督は「クリムゾン・リバー2」のオリヴィエ・ダアン

日本人の永田鉄男さんが撮影監督を務めました。

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あらすじ

幼くして母親に捨てられたエディット・ジョバンナ・ガションは、父方の祖母が経営している売春宿で育てられる。

子供好きのティティーヌという娼婦が特にエディットを可愛がり、娼館での生活は居心地が良かった。

途中で角膜炎により失明する憂き目に合うが、数年後に回復し視力は戻る。

ティティーヌが教えてくれた聖テレーズという神が祈りを聞き入れてくれたのだとエディットは思った。

しかしある日、旅芸人一座に所属しているに引き取られ、ティティーヌと引き離されてしまう。

芸人たちの芸は面白いけれど、じっくり見物していると叱られてしまうのでエディットは委縮し、雑用を黙々とこなす日々を送る。

そんな時、父が座長と口論になり、勢いで一座を辞めてしまう

路上で軟体芸を披露する父の横で、おひねりをもらうための帽子を持っているだけのエディット。

観客の一人がエディットは何か芸をしないのかと聞くと、父は何かするように命令して小突いてきた。

そこでエディットはアカペラでフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を歌う

天性の歌声に惜しみない拍手が送られ、父の芸以上にお金を稼いだ。

5年後、20歳になったエディットは、同い年の少女モモーヌと一緒にストリートシンガーになっていた。

売り上げはあまり良くないが、エディットはいずれ成功することを信じている。

街角で歌っていると、ナイトクラブ経営者のルイ・ルプレがエディットをシンガーとしてスカウトしてきた。

すぐにデビューが決まり、伴奏者やラジオ局オーナーを紹介され、「ラ・モーム・ピアフ」という芸名がつけられて順調にキャリアを積んでいく。

だがルプレが何者かに殺害され、エディットにも容疑がかかる。

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感想

ちょいちょい時間が行ったり来たりする構成のため、初見では取っつきづらさを感じるかもしれません。

それでもマリオンの演技力やピアフ自身の歌唱力が、どちらも「凄まじい」と表現したくなるほど圧倒的な迫力を持っているので、食い入るように見入ってしまう映画です。

下町で生まれ育ったピアフがルプレに見いだされたことから成功し、生活が一変。

上流階級の人たちが行くような場所にも出入りするようになるけれど、下町育ちのためどうしても粗野な振る舞いが目立ちます。

そしてルプレの死によりまたどん底の生活になり、ルプレの店の常連だったレイモンの厳しいボイトレで復活。

この前半生だけでもかなり激動な人生です。

それでも晩年ですら穏やかな人生とはならず、リウマチの痛みを抑えるためにモルヒネを日に10本も打っていたことで、どんどん体調が悪くなっていくのです。

ピアフは47歳の若さで亡くなっていますが、実際の写真や映像でもかなり年嵩に見えます。

この映画でも数字を逆転させた74歳… いやそれ以上の老婆に見えるメイクと演技をしています。

リウマチの怖さがすごく出てる!

そんなボロボロの身体に鞭打ってでも歌おうとする気迫。

自分には歌しかない

実際にセリフでそう言っているし、その言葉の通りの信念が演技や演出で表されています。

最愛の人マルセル・セルダンを亡くしたピアフ。

「早く会えるように飛行機に乗って帰ってきて」という、恋人同士のちょっとした可愛いワガママによって彼が死んだことは、ピアフの胸に罪悪感を植え付けたかもしれません。

絶望し、慟哭した先にステージがありました。

歌うことで彼女はこの絶望を乗り越えています

歌詞にも字幕がついていてですね、ピアフの歌声で泣けてしまいましたわ…

魂が震える良い映画です。

2度目の鑑賞でしたが、前に観たときより感動しました。

苦手な “時間シャッフル” に慣れたせいかも。

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