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映画「宮廷料理人ヴァテール」あらすじと感想【ネタバレあり】完璧主義者の不眠不休は危険

2024/05/23
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

セヴィニエ夫人という人が1671年に遺した書記を元に、3日間の饗宴とその裏側を描いた伝記映画です。

主演はジェラール・ドパルデュー

ヒロインをユマ・サーマンが演じます。

他にもティム・ロスジュリアン・サンズなどが重要な役どころを演じました。

 

宮廷料理人ヴァテール(字幕版)

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あらすじ

1671年4月。

コンデ大公の居城シャンテイイに、太陽王ルイ14世が3日間滞在することになった。

その祝宴の料理・演出の総てを、シャンテイイの料理長フランソワ・ヴァテールが任される。

事前に視察にやってきた王の名代ローザンヌ侯爵に、3日間の演出プランを伝えた。

1日目は「太陽の栄光と大自然の恵み」

花を飾り立て、フルーツをふんだんに使う。

2日目は「水の饗宴」

大量の花火で闇夜を照らす演出だ。

3日目は「氷の饗宴」

魚料理を氷に盛り付ける。

不安を口にするコンデ公だが、自身に満ちているヴァテールを信頼した。

そして1日目の正午。

ルイ14世が王妃王弟殿下、そして上級貴族たちと共に到着。

それと同時に、金を貸していた人たちがヴァテールの元に押し寄せ、もう信用貸しはしない、と怒りを露わにする。

しかしヴァテールは、この饗宴が成功すれば国から金が出る、と言って最高の食材を持ってくるように要求した。

晩餐までに全てを完璧に仕上げなければならない。

しかし王を始め享楽的な貴族たちは、ヴァテールの苦労など知らぬ顔で飾りを壊したり、猿を中庭に放ったり、厨房で働く少年をお稚児趣味から自分の小姓にしようとしたり、自由奔放に過ごしてヴァテールを悩ませる。

表立って文句も言えず不満を抱えながら奔走するヴァテールに、王妃付きの女官アンヌ・ド・モンテージエだけが優しい。

ヴァテールはアンヌに心惹かれるが、ローザンヌ侯爵も彼女を狙っている上、王が彼女を召し抱えようとしていた。

 

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感想

絢爛豪華な晩餐会。

遊び戯れる貴族たち。

それに振り回される料理人。

まったく知識なく観たので、ドタバタコメディかと思いました。

しかしどんどん深刻な方向に流れていき、2日目にして死人が出ます

国王をもてなす饗宴は必ず成功させなければいけない。

神経をすり減らすヴァテールは、次々やってくるトラブルへの対処でいっぱいいっぱいでした。

自分より高位の人から何か言われても自分の意思を優先させてハッキリと物申す彼は、王弟や侯爵に煙たがられて仕事に支障をきたすことも。

完璧主義であるがゆえに追い詰められていきます。

アンヌとの交流で癒されはしても、彼女は王のお手付きであり、王が夜這いにやってくればヴァテールとのベッドから出て自室に戻らなければなりません。

王は2日間のもてなしを大いに気に入り、ヴァテールをベルサイユに招くことにしたにも関わらず、自分自身では出来に満足していない彼は浮かない顔を浮かべるばかり。

2日目の演出で、花火に驚いて暴れる馬を抑えようとした馬係の青年が亡くなったことに、ヴァテールは責任を感じていました。

そして迎えた3日目の朝。

魚尽くしの晩餐を企画していたのに、届いた魚がごくわずかでしかなかったことに絶望したヴァテールは、自室に戻り叫びながら自らを剣で貫いて絶命しました。

その直後に、港から多くの魚が届きます。

大失敗だったと思い込み自死したヴァテールでしたが、結果3日目も大成功に終わった皮肉。

完璧主義でありながら早まった行動をとったヴァテール。

この3日間に全精力を注いでいた彼は、おそらく不眠不休だったのでしょう。

それが判断を誤らせたのかもしれません。

加えて、失敗すればおそらくタダでは済まないであろう時代のこと。

絶望するには早かったとは思いますが、正常で冷静な精神ではいられなかった状況だったのだろうと考えます。

華やかな世界の裏側には、不幸になっている人が少なからずいることを、改めて突きつけられました。

 

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