「地上より永遠に」あらすじと感想【ネタバレあり】

2021/11/21
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

1953年に公開されたフレッド・ジンネマン監督の代表作です。

モンゴメリー・クリフト演じる上等兵を中心に、米軍兵の気質や生活を浮き彫りにしていきます。

バート・ランカスター、デボラ・カーなどのベテラン勢に加えて歌手のフランク・シナトラも出演。

アカデミー助演男優賞を受賞しました。

ヒロイン役のドナ・リードも同助演女優賞を獲得しています。

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あらすじ

1941年。

ハワイ・オアフ島にあるスコフィールド基地に、別部隊からプルーイット上等兵が転属してきた。

この部隊の上官のホームズ大尉が、ボクシングで実績のあるプルーイットを引き込んだのだ。

折しもプルーイットは前の部隊では上官から嫌われてラッパ手の地位を取り上げられ、階級も伍長から上等兵に落とされていた。

大人しく言うことを聞いてボクシング部に入るだろう、とホームズは思っていたが、意外にもプルーイットは二度とボクシングはやらない、ときっぱりと拒絶する。

立腹したホームズは他のボクシング部員たちに命じてプルーイットに厳しく当たらせる。

目をつけられたプルーイットは連日のシゴキにも黙々と耐える。

理不尽なイジメに黙っていられなくなった同じ上等兵のマジオだけはプルーイットの味方でいてくれた。

マジオが気晴らしに連れてきてくれたナイトクラブで、プルーイットはロリーンというホステスに一目惚れする。

焦り過ぎて最初は上手くいかなかったけれど、二度目の来訪でプルーイットの熱意に絆されたロリーンは彼を特別室に招待して語り合う。

 

一方、プルーイットが過度の可愛がりを受けていることを気にかけているウォーレン曹長は、ホームズの妻カレンに思いを寄せていた。

女遊びが激しく、妊娠中に陣痛が始まったカレンが医者を呼ぶように頼んだのに女と遊び呆けて死産に追いやったホームズのことをカレンは憎んでいた。

そんな背景もあってウォーレンの思いはカレンに受け入れられた。

人目を忍びながら逢瀬を重ねていく。

ふたりの間に、ホームズと離婚して一緒になる、というヴィジョンが浮かんでくるが、そのためにはウォーレンが将校となって本土に移るのが一番だというのがカレンのアイディアだった。

しかしホームズのような上官になりたくない、というプライドがあるウォーレンは将校になることを躊躇する

 

酒癖が悪いマジオは、ナイトクラブでピアノを弾いていた巨漢の男とケンカして以来、街中や他の酒場でもこの男と遭遇しては一触即発の関係になっていた。

ある日、外出許可が下りてプルーイットとホテルで飲む約束をしていたのだが、のんびりと支度をしていたために警備の仕事を言い渡されてしまった。

抗議しても聞き入れてもらえず、腹を立てたマジオはその仕事を放棄して遊びに出かけてしまう

そのため営倉入りになるが、その営倉の管理責任者は天敵の巨漢男だった。

 

感想

ウォーレンとカレンの波打ち際のラブシーンがものすごく有名ですが、「秒」で終わります(・∀・)ハヤッ

むしろ見どころはこの後で、カレンがなぜ人妻でありながら多くの男たちと付き合ってきたのか、をウォーレンに伝えるシーンのほうだと思いました。

内容はあらすじに書いたとおり、ホームズのせいで子どもを失ったことが原因というものですが、このときのデボラ・カーの演技がすごくいいです。

不倫してもしょうがないよね、という説得力がありました。

昔は今みたいに離婚も簡単ではなかったでしょうしね。

 

この映画のクライマックスは日本軍による真珠湾攻撃の場面です。

日曜日の朝食時で、みんな油断していました。

というか、平和ボケしていました。

日本軍の複葉機が飛ぶ音も爆撃の音も「訓練中だろ。日曜の朝からよくやるね~」と呑気に構えていたらちゅどーん!

ここでようやく本当の戦闘だと気づいて大慌て。

アホだ、この人ら…

不謹慎かもしれないですが、笑ってしまいました。

軍人のくせして危機感なさすぎっしょ!

 

営倉で巨漢にさんざん暴行を受け続けたマジオは、脱走に成功するのですがトラックの荷台から落ちたために亡くなりました。

プルーイットは敵討ちをしましたが、殺人犯として身を隠さなければならず、基地に戻らずロリーンの家に匿われます。

だけど日本軍の攻撃に居ても立ってもいられず基地に戻ろうとしたところで、味方に銃撃されて殺されました。

…犬死にです。

結局、彼が意地を張っていたのは何だったんだろう。

そんな虚しさが残る最期でした。

どんなに一生懸命生きても、あっけない死ですべてが無になる。

戦争がテーマになっている作品は、大抵このオチになっている気がします。

 

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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

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