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映画「プリンセス・ブライド・ストーリー」あらすじと感想【ネタバレあり】

2023/07/25
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

祖父が孫に読み聞かせる本の内容、という体で二重構造になっているロブ・ライナー監督のファンタジック・コメディです。

「明日に向かって撃て」などの脚本で有名なウィリアム・ゴールドマンが原作小説を書き、脚本もライナーと共同で書いています。

本を読む祖父をピーター・フォークが演じ、本の中の登場人物たちはケイリー・エルウェスロビン・ライトが中心のカップルになります。

ドラマ「クリミナル・マインド」「HOMELAND」のマンディ・パティンキン、プロレスラーのアンドレ・ザ・ジャイアントらが仲間になり、敵役にはクリス・サランドンクリストファー・ゲスト

他にもビリー・クリスタルなどが顔を見せています。

プリンセス・ブライド・ストーリー

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あらすじ

風邪を引いてベッドで退屈している少年

テレビゲームに興じていたところで祖父が見舞いにやってきた。

持ってきた本を読み聞かせるという。

冒険、活劇、陰謀、ロマンス… てんこ盛りの内容だというので、あまり気乗りはしないが祖父に付き合ってやることにした。

タイトルは「プリンセス・ブライド」

 

フローリン王国に住む勝気な娘バターカップは、無口な農夫の青年ウェスリーに命令するのが好きだった。

彼はいつも「仰せの通りに」と返事をして優しい眼差しを向ける。

いつしか二人は恋仲になるが、貧しいウェスリーは結婚の資金を稼ぐために旅立っていく。

しかし彼が乗った船は海賊ロバートに襲われ、ウェスリーは死んだものと思われた。

バターカップは「もう二度と恋なんかしない」と誓う。

5年後、バターカップはフンパーディンク王子の婚約者に選ばれた。

心に焦燥を抱えたまま馬を駆り森に入ったバターカップは、頭脳派でリーダーを気取るビジニ、スペインの剣士イニゴ、力持ちの巨漢フィジックという奇妙な三人組に誘拐される。

無理やり船に乗せられるが、大海原に出たところで彼らを追う帆船がいることに気づく。

近場の島で船を下り、バターカップを連れて逃げるが、黒ずくめで覆面をした男は執拗に4人を追いかける。

この男こそ海賊ロバートだった。

ロバートは、イニゴとの剣闘、フィジックとの格闘、ビジニとの頭脳戦を勝ち抜いてバターカップを連れていく。

ウェスリーを殺した憎い仇ロバートをバターカップは許せず、隙をついて斜面に突き落とすと、ロバートは「仰せの通りに」と言いながら転がり落ちていった。

その言葉でロバート = ウェスリーと気づいたバターカップは自分も斜面にダイブして転がっていく。

その頃、フンパーディンクもまたバターカップの行方を追って彼らに迫って来ていた。

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感想

この映画すごく好きで、今回も久しぶりに観て相変わらず楽しめました♪

ロブ・ライナー作品だと「スタンド・バイ・ミー」や「恋人たちの予感」「ミザリー」とかが有名すぎて、それらと同時期のこの作品はあまり目立たない感じですが、それでも意外なところで元ネタとして使われていることに驚きます。

特に父の仇である6本指の男への復讐を胸に抱いているイニゴのセリフ “My name is Inigo Montoya. You killed my father. Prepare to die.”は「ビッグバン・セオリー」でフェンシングを習う回でも使われていましたね (;´∀`)

海外ドラマ「ビッグバン・セオリー」で英語学習 season9 第1話~第6話

イニゴが主役か!? と思えるほど見せ場が多いキャラクターです。

なにしろ肝心のウェスリーが、終盤クニャクニャのヘロヘロで使い物にならなくなるからのぉ~。

華麗な剣さばきを見せるイニゴに衆目が集まるのは仕方ない…

でもこの頃のエルウェス、すごいイケメンで眼福です♡

そしてところどころで入る現実世界でのおじいちゃんと孫のやり取りが可愛い。

ラブシーンになると恥ずかしがってストップをかけたり、不安そうな孫を気遣って先にネタバレしたり、物語世界との緩急をつけているので観ていて飽きることがありません。

いかにもスタジオのセットです、というチープな背景も、登場人物たちがバターカップ以外全員オマヌケなギャグ描写があるところも楽しめてお気に入りです。

バターカップ役のロビンは、自分だけコミカルなシーンがないのがイヤで監督にお願いしたそうですが「バターカップは唯一まともな人だからダメ」と断られた、と来日時のインタビューで言っていました。

意見が通っていたら、また違った魅力になっていたかもしれないですね。

まったり楽しめる映画なので、また数年後にでも観返すと思います。

あまりランキングってつけないんですけど、この映画は私の中でベスト10に入る作品です。



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