映画「ゲッタウェイ」(1972年版) あらすじと感想【ネタバレあり】後頭部の気になる線…
監督サム・ペキンパーと主演スティーブ・マックイーンのクライム・アクションです。
脚本はウォルター・ヒル、音楽はクインシー・ジョーンズが担当。
ヒロインは、この共演がきっかけでマックイーンと結婚したアリ・マッグローですが、後に離婚しています。
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あらすじ
銀行強盗で服役しているドク・マッコイは、また仮釈放の申請を却下された。
面会に来た妻キャロルに、有力者ベニヨンに会って、釈放と引き換えにドクがベニヨンのために働く、という条件を持ちかけるように頼む。
言う通りにしたキャロルのおかげでドクはすぐに釈放され、数年ぶりの自由を噛みしめる。
そしてベニヨンから呼び出され、政府の金が預けられている小さな銀行を襲うように命令された。
この先、連絡を取り合うのはベニヨンの弟。
そして一緒に銀行強盗をするルディとジャクソンだ。
キャロルも含めた4人で計画を立て、強奪に成功するがジャクソンが警備員を殺してしまう。
ドク＆キャロル、ルディ＆ジャクソンに分かれて待ち合わせ場所に向かう途中、ルディはドジを踏んだジャクソンを殺害し車から落として走り去る。
そして待ち合わせ場所でルディはドクたちにも銃を向けた。
金を独り占めするつもりなのだ。
しかしドクのほうが一瞬早く撃ち抜いてルディを倒し、現金を持ってベニヨンの元に行く。
そこでドクは、前からはベニヨン、後ろからはキャロルに銃口を向けられて二人に裏切られたことを知る。
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感想
ハイスピードに超展開が続いて飽きさせません。
結局ドクを裏切れなかったキャロルはベニヨンに銃口を向け、ふたりでベニヨンを殺します。
そこからベニヨンの弟、生きていたルディ、そして警察に追われることになりました。
これだけでも大変なのに、50万ドル入りのバッグを駅で盗まれてしまいます。
コインロッカーの鍵をすり替えられる、古典的な置き引き。
このとき追いかけるドクの演出がかっこいい。
まだ発車前の列車の中で見つからず、一度ホームに下りるドク。
運搬カートがカメラ前にやってきてドクの姿を隠し、列車は動き出す、
カートが去った後、柱の後ろに隠れた列車のドアからドクの上着の裾が翻る。
姿をはっきり見せずにドクが再び列車に乗り込んだことが分かり、これまでに観たことがない演出に目を奪われました。
タイミングも難しいし、よく思いついたなコレ。すごい…
で、この列車に映画解説者の淀川長治さんが乗ってるんですけど… あれ本人でしょうか？ そっくりさん？
すごく似ていてその部分何度かリピート再生しちゃったけど、分からなかった (;^ω^)
正直この「VS置き引き犯」はストーリーのメインじゃないのに「それコマンドーでもあったヤツw」だの「 (バッグの中の現金見て) 置き引き犯がドン引き」だの「負けない水鉄砲小僧」だの笑いどころが結構あって見ごたえあります。
こんな端折ってもいいような些末な箇所ですら楽しめるのですから、メインは言わずもがなって感じです。
ルディなんて無理やり助けさせた獣医師に運転させて、その妻を愛人のように扱う極悪ぶりですが、この夫婦の黒猫 (仔猫) が懐いてて可愛い♡
ネコちゃんが殺されるようなシーンがあるんじゃ…とハラハラしましたが、普通に可愛さを振りまいているだけでホッとしましたw
こんな感じで見どころが多くある映画です。
ただ… 一番気になったのは…
マックイーンの後頭部にある不自然な線 (;・∀・)
被ってる、のか？
いや、別に被ってても剥けててもいいんだけど、今までマックイーンの髪のことなんて何も聞いたことがなかったので、ちょっと驚いちゃっいまして…
後ろ姿だけ別の人で撮れなかったのかな、と思ってしまうくらい地毛に馴染んでない (馴染ませようもないような形のヅラだったけど)
よくアクションシーンでスポーンと抜けなかったな、と感心もしました。
こんなところも注目です。 …注目しちゃいけない部分だったかも。
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