映画「ラストスタンド」あらすじと感想【ネタバレあり】とりあえず及第点
カリフォルニア州知事を勇退したアーノルド・シュワルツェネッガーの、復帰第一作になったアクション映画です。
フォレスト・ウィテカーがFBI捜査官役、エドゥアルド・ノリエガが脱獄囚を演じました。
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あらすじ
ネバダ州との州境にある田舎町・アリゾナ州ソマートンの保安官オーウェンズは、職務に厳しい男である。
他の保安官フィギーとベイリーが、変わり者の武器マニア・ディンカムと一緒に遊びながら射撃に興じていることも注意する。
留置所に入っている、女性保安官トーランスの元カレ・マルチネスのことも、一向に釈放するつもりはない。
馴染みのダイナーに行くと、店の前にトラックを止めている見覚えのない男たちがおり、気になったオーウェンズは車両番号から何者なのか調べるようにベイリーに伝える。
ダイナーを出た男たちは、牧場主を殺害してその場所を占拠した。
ネバダ州ラスベガスでは、死刑囚である麻薬王コルテスの移送のため、物々しい雰囲気が担当者たちの間で漂っていた。
現場責任者であるFBI捜査官バニスターは、部下たちに発破をかけて緊張感を高めている。
しかしコルテスを乗せた移送車は、彼の仲間によって空中に吊り上げられ、中にいた刑務官たちはコルテスひとりに全員殺される。
移送車はビルの屋上で下され、バニスターたちが急いで追うも、コルテスたちは別のワイヤーを使って他のビルに移動。
着替えて、用意してあったコルベットZRに乗り込んだ。
デモンストレーション用に改造してあり、馬力もスピードも桁違いの車である。
止めようとしたバニスターの部下が1名射殺され、バディを組んでいた女性捜査官リチャーズが人質としてコルベットに同乗させられる。
明け方、ダイナーの看板娘クリスティから、いつも牛乳を時間通りに配達する牧場主が来ないから心配だ、という電話をオーウェンズは受ける。
牧場主の遺体が家で発見され、保安官全員で捜査に当たると、ベイリーとトーランスが複数の不審な足跡を見つけ、二人だけでその足跡を追う。
そのときオーウェンズの元にバニスターから連絡があり、コルテスがこの町を通る可能性を示唆された。
そして昨日のトラックの男たちがコルテスの部下であることも知る。
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感想
う――――――ん “(-“”-)”
及第点とでも言いましょうかね…
やはり全盛期を過ぎているというか、あまりドキドキワクワクしなかったんですよ。
悪役となかなか邂逅しなくて、最初のアクションシーンまでが長いし、タルい。
それも先に部下二人だけで銃撃戦を繰り広げて、シュワちゃんなのに来るのが遅いんです。
銃撃戦にほとんど参加せず、車で二人を回収 (でもベイリー死亡)
マルチネスとディンカムを仲間に加え、5人だけでコルテス一味を迎え撃ちます。
が、この戦闘シーンでもシュワは乗り遅れ、その間フィギーやトーランスの見せ場になってしまいました。
後半はさすがにシュワの見せ場になりましたが。
牧場乗っ取り犯たちを全員倒した後にやってきたコルテスと、今度はカーチェイスになります。
……あれだけ激しい撃ち合いの近くに止まっていた、まったく無傷の真っ赤な車。不思議ﾀﾞﾅｰ
カースタントマンたちの華麗なるテクニックはすごいですが、シュワちゃんは車の人ではなく、肉体の人です。
誰かに運転させて銃撃をするほうが似合っています。
なのに運転して追いかけて車ぶつけるだけでは、シュワの特性を活かしきれていない感。
ラストはさすがに一対一の肉弾戦になりますが、コルテスと体格差があるので、もうちょっと縦も横も大柄な人を呼べなかったものかと残念でした。
もっともコルテスがナイフ振り回して足をザクザク斬ってくるので、見ていて痛かったですが。
そしてバニスターたちFBIが無能。
ドジばっかり踏んでいて、全部終わってからノコノコ登場していて、なんともトホホな扱いでした。
銃で悪人ひとり倒したおばあちゃんのほうが有能というギャップ。
でもアメリカだと、独居老人が自衛のために銃を持っているのって、案外普通のことなのかも、とも思います。
オーソドックスなので及第点とは言いましたが、マイナス点が非常に目につきました。
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