映画「E.T.」あらすじと感想【ネタバレあり】空前絶後の大ヒット作

1982年に大ヒットしたスピルバーグ監督作品です。
主人公の少年をヘンリー・トーマスが演じました。
妹役のドリュー・バリモアが注目され、主人公の兄の友人の中には、後に「アウトサイダー」「ヒッチャー」などで主演を張るC・トーマス・ハウエルがいます。
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あらすじ
カリフォルニアにある山の中に宇宙船が着陸した。
数体のエイリアンが外に出て周囲を観察していたが、異変を察知した警察や政府関連機関の人間たちが近づいてくるのを感じて、宇宙船は慌ただしく飛び立っていく。
しかし一体だけ乗り遅れてしまい、草むらに身を隠す。
ふもとの家に住む少年エリオットは、兄マイケルとその友人たちが興じるゲームの仲間に入りたいがミソッカスにされてしまう。
命令されて宅配ピザの受け取りのため外に出ると、納屋の中に誰かがいる気配を感じた。
急いで母を呼び、マイケルたちも駆けつけるが誰もいない。
エリオットは呆れられてしまうが、深夜にもう一度外に出た。
そこで乗り遅れたエイリアンを見てしまい悲鳴を上げる。
翌日家族に話しても誰も信じてくれず、思わず「パパなら信じてくれるのに」と言ってしまった。
父親は家族を捨てて、愛人と共にメキシコに住んでいるのだ。
母親は傷つき、マイケルには怒られてしまった。
しかしエイリアンの存在を証明したいエリオットは、その夜エイリアンを待ち伏せする。
姿を現したエイリアンはエリオットに友好的で、エリオットは彼を自分の部屋に誘導した。
言葉は通じないけれど、一生懸命に意思疎通を図ろうとするエリオットは、エイリアンのことをE.T.と呼ぶ。
翌朝は仮病を使って学校を休みE.T.とのコミュニケーションに時間を使う。
そして夕方、帰宅したマイケルにE.T.を紹介。
驚愕するマイケル、そして部屋に入ってきた妹ガーティも悲鳴を上げる。
E.T.の存在を知っているのはこの三人だけである。
母には内緒だ。
だんだん言葉を覚えてきたE.T.は、故郷に連絡を取りたがるようになる。
その頃、E.T.を捕獲しようとする政府機関のエージェントたちは、エリオットの家に目を付けた。
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感想
空前絶後のォーーー!!大ヒット作ゥーーー!!
と、サンシャイン池崎さん風にシャウトしたくなるくらい、公開当時の評判はすごかったですね。
連日満員御礼で立ち見も続出、と聞いていたので映画館に行く気にはなれず (人混みキライ) ブームが去ってから自宅で鑑賞しました。
今回は二度目です。
フワッと自転車が浮くシーン、本当に美しい。
でもカエルが大量に出てくる学校のシーンは全く美しくない。オエ。
解剖されるカエルが可哀想、という気持ちも分からないでもないけど、教室内に大量のカエルを放つ暴挙にエリオットのヤバさを感じました。
カエルが苦手な同級生のことも、カエルが踏みつぶされる危険性も考えず、パニック状態を生み出して満足するって、変人すぎて周囲が困惑する子供です。
エリオットを純真で優しい子に見せたかったんだろうけど、善意の暴走としか思えず、むしろエリオットが嫌いになりました。
お笑いにもなりきれてないし、ここ、正直いらないシーンだと思います。
生理的にカエル、ダメなんだよ~~~ (泣
造形的にE.T.も生理的にダメそうな見た目なのですが、けなげで無垢な表情や一生懸命な動きがあるおかげでキモカワイイ。
自転車のカゴに入る小さいサイズも、ペット感があってグッドです。
ハロウィンで白いシーツを被って歩く姿も愛らしく、ヨーダより小さい。
…あれ、本物のヨーダのアニマトロニクスをルーカスから借りたんでしょうか?
たしかスピルバーグは、ルーカスからの申し出で「スターウォーズ」の収益歩合を「未知との遭遇」との交換で持っているんですよね。
それが今でもスピルバーグの懐を潤しているという… まさに
(再びサンシャイン池崎風)
映画を愛し!映画に愛された男!
ス! ピ! ボゴン! ル! ・・・バーーーーグ!!
↑ ちょっとずつのけぞってから、思いっきり起き上がってください
コレ言いたかっただけです。すみません。
あと、スピルバーグはキャッシュカードの暗証番号は絶対に教えてくれないと思います (当たり前だ)
さて、映画に愛された男スピルバーグが、映画を愛する少年だった頃のイマジナリーフレンドがE.T.の原形だそうです。
だからE.T.は地球人に敵対心を持っていないし、宇宙戦争なんてことにもならない。
あくまでハートウォーミングな作風になっているのですが、それでもヴィランは登場します。
映画的にそういうのが出てこないと面白くなりませんからね。
E.T.を捕獲しようとする政府機関から逃げるエリオットたち。
モトクロッサーとして、なかなかの腕前を披露します。
敵の包囲網を掻い潜って二度目の空中移動。
一度目ほどのインパクトはないけれど、追われているという緊迫感が加味されているので、やはりワクワクします。
そしてラストはお別れ。
異星人同士である以上、やはり一緒にはいられない。
どんなに大切な友達でも、いつか別れのときは必ずやってくる。
そんなほろ苦さを残すラストに、当時は号泣した方も大勢いたそうです。
私自身は今や汚れた大人になっているので泣きはしませんでしたが、それでも面白かったししんみりした余韻は残りました。
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