「パラダイン夫人の恋」あらすじと感想【ネタバレあり】

2020/03/21
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

「風と共に去りぬ」のデヴィッド・O・セルズニックが製作、“サスペンスの神様”アルフレッド・ヒッチコックが監督を務めた1947年の法廷サスペンスです。

「ローマの休日」のグレゴリー・ペックが主人公の若手弁護士、「第三の男」「夏の嵐」のアリダ・ヴァリがパラダイン夫人を演じています。

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あらすじ

ロンドンの大邸宅にて、未亡人のマッダレーナ・パラダイン夫人の元に刑事たちがやってきた。

夫を毒殺した容疑での逮捕だった。

すぐに連行され、拘置所に入れられる。

執事を通じて彼女は顧問弁護士のシモン・フレイカー卿に来てもらった。

フレイカー卿は、目をかけている若手弁護士アントニー・キーンを、彼女に紹介する。

キーンがパラダイン夫人の弁護人になった。

世間も注目している事件とあって、キーンは俄然はりきっている。

結婚11年目の妻ゲイも、彼の腕を信頼してエールを送ってくれた。

とても仲のいい夫婦なのだ。

 

夫人は無罪を主張するが、謎めいたところが多い。

被害者である彼女の夫・パラダイン大佐は、戦争での負傷により盲目となっていた。

夫人はそんな彼に結婚以来、献身的に尽くしていたという。

キーンは夫人に、結婚前はどんな生活をしていたのか質問する。

渋る夫人に、陪審員への印象は判決を左右するので包み隠さず話すように説得するキーン。

彼女は重い口を開いて語る。

男性に翻弄され貧乏生活を味わったことにキーンは同情する。

加えてパラダイン夫人は美しく、とても魅力的だった。

キーンはたちまち恋に落ち、なんとしてでも彼女を無罪にすると決意した。

 

フレイカー卿と一緒にパラダイン大佐の写真を見ていると、どの写真にも彼の傍らに若い男が寄り添っている。

大佐に忠誠を誓い、身の回りの世話をずっとしてきていたアンドレ・ラトゥールという人物だった。

キーンはラトゥールに会おうと、ロンドンから離れたパラダイン家の別荘に赴く。

別荘を管理している老婦人の案内で居間や夫人の寝室を見て回るが、手がかりはない。

ラトゥールに庭を案内してほしい、と頼むが、彼は雲隠れしてしまった。

しかしその夜、キーンが宿泊しているホテルにラトゥールがやってきた。

互いに話があるはず、と腹の探り合いになるが、ラトゥールが夫人を犯人と決めつけて「あの女は悪魔だ」とまで言ったことがキーンの怒りを買った。

キーンはラトゥールを追い返す。

ラトゥールこそ犯人、もしくはパラダイン大佐の自殺をほう助したのではないか?と疑問を持ち、ロンドンに帰ってから夫人にそのことを伝えると、彼女は激昂した。

ラトゥールを疑うのなら弁護人を下りてもらう、と夫人に言われ、仕方なくキーンはこの案を引っ込めた。

そして裁判が始まり、ラトゥールが検察側の証人として証言台に立つ。

 

感想

キーンの無能ぶりが凄いです。

とにかく論理や理屈ではなく、感情論

パラダイン夫人が無実である根拠は、こんなに美しくて可哀想な女性が殺人なんてするはずない、ですからね…

よく弁護士やってられるな~(´Д`)

 

そしてパラダイン夫人を盲目的に愛してしまう理由も分からない

たしかにアリダ・ヴァリの顔だから美人だし背筋が伸びた姿勢も美しいです。

でも表情に乏しくて能面だし(笑顔なし)、過去話もそんなに同情するようなものじゃない。

奥さんのゲイのほうが断然可愛い、ということもあって、夫人を愛してしまったという説得力が観客には伝わらないんですよね。

 

ゲイは結婚11年目なのに、濡れ髪の旦那の頭全体にタオルを掛けて、ヘッドロックかましながら頭ワシャワシャしてくる陽気なタイプ。

ラストでは裁判に失敗して激しく落ちこんで家出した夫を迎えに来て、この先も支えていくことを約束する良妻ぶり。

世の不倫男性たちに「奥さんを大事にすることが一番ですよ」と訴えかけるために作られた映画かのようです(;^ω^)

 

ちなみに結婚記念日が近いので、キーン夫妻は旅行を計画しています。

当初の予定はスイスでしたが、キーンがいきなり「イタリアがいいよ」と言い出します。

なんで急に… って、あっ!(・∀・)

グレゴリー・ペックはローマに思い出があるもんね~ニヤニヤ

この映画の後だけど

 「ローマの休日」あらすじと感想【ネタバレあり】

 

出だしは面白そう、と惹き込まれたのですが、どうもイマイチでした。

法廷劇ってもっとこう、新しい証拠が出てきたり追求により証言者のボロが出たり、そうしたところから真実が炙り出されるプロセスが面白いんですが、この作品にはそういう部分がなかったのが残念です。

恋愛感情に突き動かされて怒鳴り散らす無能弁護士がやたら判事に怒られて、愛する男性を犯人に仕立て上げられたことに怒った被告が、自らの犯行だとゲロって終わり。

なんか… 拍子抜けな感じでした。

 

でも妙に印象に残った部分。

別荘にある夫人の寝室に足を踏み入れると、大きなベッドのヘッドボード部分に、パラダイン夫人自身のデカい肖像画が埋め込まれていました。

夫人、あんなクールな佇まいのくせにナルシストかwww

パラダイン夫人の恋(字幕版)

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