映画「暗くなるまで待って」あらすじと感想【ネタバレあり】ガソリンの扱いに疑問あり
オードリー・ヘップバーンの盲目の演技が評価されたサスペンス映画です。
当時の夫メル・ファーラーが製作に加わっています。
監督は007シリーズのテレンス・ヤング。
アラン・アーキン、リチャード・クレンナらが彼女に近づく悪党を演じます。
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あらすじ
麻薬入りの人形をモントリオールからニューヨークに持ち込んだ女性リサ。
到着ゲートで仲間が待ち構えているが、彼女は利益を独り占めするため、近くにいる男性サムに人形を預けて仲間の元にいく。
翌日、リサの昔の仲間で出所したばかりの詐欺師コンビ、マイクとカーリノは、リサからの呼び出しで、あるアパートの一室を訪れた。
しばらく待っていると、見ず知らずの男がやってきた。
名前をロートという。
そしてこの部屋は、実はサムの住まいである。
リサがサムに渡した人形を取り戻そうと散々探したが見つからないため、ふたりに捜索を強要してきた。
クローゼットにはリサの遺体があり、その始末も協力させる。
断ろうにも、この部屋に指紋をベタベタつけてしまったふたりは言いなりにならざるを得ない。
そのとき、サムの妻スージーが帰宅してきた。
息を殺して身を隠していると、彼女が盲目であることがわかった。
目が見えない彼女なら、身分を偽って入り込み、目の前で探索しても分からない。
また翌日、休暇で人が少なくなったアパート。
写真家のサムの仕事は、今日はスタジオから離れた場所での撮影だ。
うら寂しい部屋だが、上階に住む少女グローリアが身の回りの手伝いをしてくれる。
気を取り直したスージーだが、煙の気配を感じてパニックになる。
急いで電話をかけて助けを求めている最中、サムの友人を装ったマイクが部屋に飛び込んできて、灰皿から上がる火を消してくれた。
そしてスージーの信用を早々に得たマイクは、人形の在処を聞きだそうとする。
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感想
ラスト近辺、こわかった!
めっちゃ悲鳴出た!!
も~、やめて~ 心臓止まるかと思った (ノД`)・゜・。
この心臓を止めようとした犯人ロート役 アラン・アーキンの演技なかなかです。
丸眼鏡サングラスにミスター・スポックと同じ髪型。
この怪しい風貌から発せられる、不気味で陰湿な威圧感。
ケロッと人を殺すサイコパス味。
後半に行くにつれて、どんどん凄みを増していきます。
こんなんと一人で戦わないといけないの、やだ。
しかも目が見えない状況なんて、私がスージーだったら間違いなく5秒で死ぬ。
というか、あんなにガソリンまき散らしてたら、ロートも死なないか?
平気でマッチに火つけてたぞ。
火をつけてなくても密閉空間では気分も悪くなるだろうし。
気化したガソリンの怖さをロートも制作側も知らなかったらしい。
映画だから別にいい、とかじゃなくて、こういう危険物についてはちゃんとした知識を伝達しないと。
京アニ事件の青葉みたいなヤツが真似してしまう。
(自分に火がつくとは思わなかったとか。基礎学力を疎かにした危険人物なんて最悪)
それにしても、いい大人の男が揃いも揃って「人形ちょうだい」と言っている絵面は、ギャグですね(・∀・)
絶対中に何か入っていると疑うし、そうでなければアブない人だわ。
スージーが「知らない」と言い通すからって、目ェ血走らせて「人形はどこだーーー!?」と掴みかかるとは、もはや狂気。
お人形が欲しくてワガママいうオッサン。
この人ら、自分のこと客観的に観れてないだろ。
ツッコミどころが多々ありつつ、結構こわかったです。
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