「死刑台のエレベーター」あらすじと感想【ネタバレあり】

 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

ルイ・マル監督が弱冠25歳の若さで監督した傑作です。

主演はモーリス・ロネジャンヌ・モロー

無軌道な若者を「禁じられた遊び」のジョルジュ・プージュリーが演じ、刑事役にはリノ・ヴァンチュラが配されています。

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あらすじ

大手商社「カララ商会」で働くジュリアン・タヴェルニエは、社長夫人のフロランスと不倫の関係にある。

ふたりは自分たちの愛を貫くために社長を殺すことにした。

実行するのはジュリアンのみで、フロランスとはカフェで落ち合う約束だ。

決行は土曜日。

事務員をわざと一人残業させて、ジュリアンは自分の部屋のバルコニーから社長室のバルコニーまでロープをかけて登っていく

そして部屋に入り込み、社長自身の銃で彼を撃ち殺して自殺に見せかけた

 

建物の管理を担当している社員モーリスが、事務員に退社を促した。

彼女はジュリアンの部屋に電話をかける。

着信音を聞いたジュリアンは急いで部屋に戻って受話器を取り上げる。

モーリスがもう建物を閉めて帰宅したがっているのを察し、ジュリアンも帰り支度をして事務員たちと三人でオフィスを出た。

ロビーまで降り、モーリスは最終点検に向かい、事務員とは外で別れた。

 

オフィス前の花屋では若い女性店員ヴェロニクが、彼氏のルイと店先でおしゃべりしている。

その花屋の前に駐車していた自分の車に乗り込むジュリアンを、ヴェロニクは羨望の眼差しで見つめ、ルイは敵意をこめた視線を送る。

コートや鞄を車内に置いて、幌を開けてオープンカーにすると、侵入時に使ったロープがぶら下がったままになっているのを見てジュリアンは急いで会社に戻った。

急いでエレベーターに乗り込み一息つくが、突然停止してしまう。

点検を終えたモーリスが、最後にエレベーターの電源を落としていったのだ。

そして放置されたジュリアンの車にはルイが勝手に乗り込み、ヴェロニクを連れてドライブに出かけてしまう。

カフェのテラスでジュリアンを待っているフロランスは、目の前を通った彼の車にヴェロニクが乗っているのを見てショックを受ける。

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感想

上手い脚本ですね~。

ほんのひとつの綻びですべてが台無しになる

いい教訓になっていると思います。

素人の私でも「おい、ロープ。ロープ忘れてる。ロープ取れってば。ちょっと。ねえ。ロープロープ」と、ジュリアンが気づくまで、ずーっと気になってました。

殺す前に片付けろ、と思うくらい致命的ミス。

うっかりしちゃった テヘ☆ レベルではない。

そんなたった一本のロープのせいで、一晩中エレベーターで過ごす孤独。

閉じ込められて、なんとか脱出するためにいろいろ足掻く姿がなんとも哀しい。

しかも自分の与り知らぬところで、ルイとヴェロニクが車に乗ってやりたい放題

鞄を漁られて、小型カメラと拳銃を見つけられてしまいます。

カッチョいいメルセデスに煽られて、負けずと追いかければ、その車の持ち主に気に入られて一緒のモーテルにお泊り。

ジュリアンの名義で。

メルセデスの持ち主は気さくなドイツ人夫婦で、ルイの嘘を見破って彼に殺されてしまいます。

この殺人の容疑は全部ジュリアンに

自業自得とはいえ、不運。

いや、ロープさえ忘れてなければ…

あ、いや、その前に社長殺害なんてしなければ…

猛スピードで転落していることに本人が気づいていないというのが、なんとも皮肉です。

そして彼がヴェロニクと逃げたと思ってしまったフロランス。

結局閉店までカフェで粘りましたがジュリアンは現れず、一晩中彼を捜して街を彷徨います。

車に轢かれそうになっても全然動じていないところがすごい(;・∀・)

ジャンヌ・モローの演技、いいですねぇ。

取り乱したりしていないけれど、ジュリアンのことが心配で、そして不安な様子が佇まいだけで見て取れます。

 

もう3~4回くらい観ているので「ラストどうなるの?」みたいなハラハラ感はなかったですが、何度見ても小道具の使い方の上手さに感心します。

発砲音を鉛筆削りの音でごまかしたりとか、よく思いつくな~。

小型カメラが最後の切り札となって、一連の出来事の集約になる点も面白かったです。

ドイツ人の奥さん、ナイス。

ルイの犯行を暴くと同時に、ジュリアンとフロランスの犯行も暴かれました。

現像液の中で映し出されたふたりの笑顔が黒くつぶされていくラスト。

未来を暗示しています。

ストーリーの惹き込み方だけではなく、演出力にも惚れ惚れする作品です。

 

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