映画「シャンプー台のむこうに」あらすじと感想【ネタバレあり】真の主人公は最後に分かる
アラン・リックマン主演のヒューマン・コメディです。
息子役をジョシュ・ハートネット、元妻役をナターシャ・リチャードソンが演じます。
その他ライバル役にビル・ナイも出てきました。
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あらすじ
国際ヘアドレッサー選手権が、ヨークシャーにある都市キースリーで開催されることになった。
市長はこのイベントを盛り上げようと奮起する。
ここには “カットの鉄人” の異名をとるフィルが理髪店を営んでいる。
しかし彼は選手権に出場するつもりはない。
息子のブライアンは内心出場したいと思っているが、父の意向に従うしかなかった。
そこへ元妻のシェリーがやってきて出場を打診してくる。
このイベントはチーム戦である。
シェリーは、彼女の現在のパートナー・サンディをモデルに、三人で各部門を割り振ろうと提案するが、フィルは断固として拒否した。
10年前、まさにこのコンテストの前日に、当時もモデルだったサンディとシェリーが駆け落ちしたために出場できなかったのだ。
その恨みは消えていない。
だがシェリーは末期がんに侵されており、最後の出場チャンスで会心の髪型を作ろうとしていた。
そんな彼女の事情を知らないフィルは頑なに出場を拒むが、ライバルのレイモンドが店にやってきて挑発してくる。
そしてブライアンは、レイモンドの娘クリスティアナと仲良くなり、彼女もカラーリング担当で出場すると聞いて自分も出ることにした。
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感想
思っていた以上に面白かったです。
シェリーが末期がんのため、もっと「お涙頂戴」的なものかと思いましたが、お笑い要素多めで楽しめました。
クリスティアナのカラーリング練習に付き合うブライアンは、翌日が葬儀のご遺体で練習させます。
棺で眠るお爺さんの髪を真っ赤に染めてツンツン頭に…
それなのにオートロックに気づかず外に出てしまって、翌朝ご遺族が窓から覗いて
「親父がシド・ヴィシャスにーーー！！」
爆笑しました (≧▽≦)
クリスティアナの髪染めネタはこの後も引っ張ります。
基本この子、不器用なんで。
そしてコンテスト開始。
日にちを分けて4部門で競い合いますが、日が経つにつれて自ら司会をする市長の服もどんどん派手になっていきます。
この競技中のカメラワークやカット割り、音楽も相まってスピード感があってとても見ごたえがあります。
面白い髪型がたくさん見れるし、トータルコーディネートなので最後の完成形を観るのも楽しみ。
最初の課題でブライアンは失敗しますが、この少し前にシェリーが癌であることを打ち明けて結束した家族は、レイモンドの不正を阻害するために彼らが宿泊している農家に覗きに行きます。
この農場主が、ハリポタのフィルチさんことデヴィッド・ブラッドリーで、彼らを羊泥棒と勘違いして発砲する姿が、めっちゃフィルチさん。
てか、フィルチさんに怒鳴られるスネイプ先生… エモい。
不正を図るレイモンドのチームとの攻防の他、スーパーモデルのハイディ・クルム演じるモデルと結託しているファンキッシュなチームとの上位争い。
そんなコンテストの様相と、シェリーやサンディとの和解を、軽く明るめのテイストで見せている良作でした。
最後はクリスティアナも含めた5人で会場から去ったところで締め…
と思いきや、なんと市長の一人カラオケがエンドロールでずっと流れて終了です。
真の主人公は市長だったのかww
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