映画「優しく愛して」あらすじと感想【ネタバレあり】友達は選んだほうがいい
ダニエル・オートゥイユとエマニュエル・ベアールの初共演作のラブ・コメディです。
「Mr. レディ、Mr. マダム」のエドゥアール・モリナロが監督しました。
「ダ・ヴィンチ・コード」で死体を演じたジャン = ピエール・マリエールも出演しています。
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あらすじ
悪友たちとの夜遊び・女遊びが激しい弁護士マルク。
ある日、愛人を家に連れ込んでいたところを帰宅した妻ジャンヌに見られて、家を追い出されてしまう。
数日後、ほとぼりが冷めたと思って家に戻ると、見知らぬ男性アントワーヌが食卓に座っていた。
ジャンヌは、マルクとは離婚してアントワーヌと暮らす、と宣言する。
マルクは祖母たちの家に行くが、ジャンヌを気に入っている彼女たちに離婚を切り出されたことを言えなかった。
それでも仕事にはちゃんと行く。
現在抱えている案件に関して、所長からアフリカ行きを打診されるが断った。
さらに所長は、女性と会う約束をしているが忙しくて会えなくなった、という伝言をマルクに頼んでくる。
所長の言葉を伝えるために空港にやってきたマルクは、その女性サマンタの美しさに惹かれて食事に誘った。
そして彼女がコールガールだと知り、このまま彼女を買うことにする。
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感想
体を売る女性を、愛しているけれど蔑んでいて、あるとき嫉妬から本音が出て大喧嘩をしてしまう。
だけど彼女を真剣に愛していて苦悩する。
これって、物語としてはわりとよくあるパターンなんですよね。
この映画もセオリー通りでした。
ただ変わっているのは、マルク、ジャンヌ、アントワーヌ、サマンタの4人で生活し始めるのです。
一風変わったシェアハウスですが、これが意外と上手くいきます。
ラブコメ的には四角関係になるのかな~、と思いましたが、サマンタはジャンヌにも受け入れられたし、アントワーヌが仲立ちになっているのか、マルクとジャンヌのわだかまりも薄まりました。
互いのカップルを尊重するような感じです。
このまま上手くいくかと思いきや、ここでセオリー発動。
もうサマンタはコールガールを辞めていましたが、元顧客の懇願を断り切れずに会いに行ったことで、マルクは彼女を責めました。
サマンタは怒って出ていきます。
これには、最近付き合いが悪くなったマルクを面白く思わない悪友たちの干渉もありました。
ノコノコと男性に会いに行くサマンタも悪いけど… マルク、友達選びなよ、とも思います。
マルク自身がこういう友達と気が合う性格だからしょうがないか。
アントワーヌには孫が生まれて、それを機に元奥さんとよりを戻しそうな雰囲気でしたが、彼は娘の出産を見届けてシェアハウスに戻りました。
しかしマルクとジャンヌがよりを戻したのを見て出ていきます。
これは居たたまれない。出ていくの分かります (;´Д`)
こうして元さやに戻ったかに思いましたが、もう一ひねり。
今度はジャンヌが出ていきました。
マルク、ぼっちで因果応報。
だけど一人になったことでアフリカ行きを決意します。
バラバラになった4人。
でもまた繋がる4人。
結局またもや4人で暮らすハッピーエンド。
ちょっと薄味というか、特に心に残るような演出は見られないストーリーでした。
ベアールは可愛いです♡
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