「スタンド・バイ・ミー」あらすじと感想【ネタバレあり】

 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

1986年公開。

23歳で夭逝したリバー・フェニックスが初めて注目された映画です。

いま改めて見ても、俳優としての演技の才能に溢れていて、弟ホアキンの活躍を見ても、もっと生きて作品を遺してほしかったと思います。

他にも不良グループのリーダー役に、ドラマ「24」のジャック・バウアー捜査官ことキーファー・サザーランドが出ています。

悪役だけど、まだあどけなさがあって若い…(当たり前だ)

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あらすじ

1959年夏。

オレゴン州の小さな町キャッスルロックに住む12歳のゴーディは、本が好きな大人しい少年だった。

いつも一緒に遊ぶ友人たちと、大木の上に作られたツリーハウスに集まって本を読んだりカードゲームに興じたりして、小学生最後の夏休みを満喫する。

友達は一風変わった少年ばかり。

父親が精神病院に入っているテディは、自分の耳を焼いた父をノルマンディー上陸作戦で戦った英雄として尊敬しており、すぐに度胸試しをしたがる危険な少年だ。

不良グループに入っている兄がいる太め体型のバーンは臆病で、テディとは逆にすぐ怖気づく。

そしてゴーディの親友のクリスは、ガキ大将タイプ。

バーンと同じく不良の兄がいて、家庭環境の悪さから “将来はロクな人間にならない” と周囲から思われており、自分でもそう思っていた。

給食費を盗んだとして停学処分を喰らったばかりだった。

いつものようにツリーハウスにいると、遅れてやってきたバーンが「死体を探しに行かないか」と三人に持ちかけた。

キャッスルロックでは先日、ブルーベリーを摘みに行った少年が行方不明となっており、どうやら汽車にはねられて亡くなったのだと噂されていた。

しかし警察はまだ遺体を見つけられないでいる。

バーンは、兄が不良仲間に、線路沿いのハーロウ・ロードに遺体があるらしい、という話をしているのを聞いて、興味を持ったのだ。

遺体を見つけたら、有名になって新聞にも載るだろう。

しかもハーロウ・ロードはキャッスルロックから少し離れているから、徒歩で行くとなると夜は森でキャンプになる。

ちょっとした冒険だ。

少年たちは興奮してその話に乗った。

 

翌日の昼にすぐ決行。

ゴーディはクリスと待ち合わせ、他の二人と合流する道の途中で、不良グループのリーダー・エースに絡まれる。

この春に亡くなった兄がゴーディにくれた帽子を奪い取られてしまった。

クリスが立ち向かってくれたが逆に押さえつけられ、悔しいがゴーディたちは帽子を取り戻すことを諦めた。

テディたちとも合流し、4人は線路づたいに死体探しのプチ冒険に出発する。

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感想

ゴーディの兄は有望なクォーターバックで、両親は将来を期待していました。

その兄が亡くなり、両親はまだ立ち直れていません。

ゴーディが呼び掛けても反応せず、返事や会話も必要最小限のみ。

兄のことを、体育会系の父はゴーディ以上に可愛がっていました。

優しかった兄をゴーディも慕っていて、その死を悲しみますが、兄がいなくなって父母から、期待外れの自分が残ったことを残念がられているように思えることのほうが、よりつらい気持ちにさせています。

テディもまた、自分に酷いことをした父を慕っており、立派に戦ったことを誇りに思っていました。

ゴーディもテディも、父に認めてもらいたいという渇望が根底にあるのではないかと考えます。

子どもの目から見ると、父は大きくて頼もしくて偉大な存在なのかもしれません。

そういう人に自分を認めてもらいたい、という気持ちはわかる気がします。

学校の人気者と仲良くなりたい。

有名人と仲良くなりたい。

お金持ちやすごい実績を持つ人と仲良くなりたい。

大人になってからも出るこれらの願望は、父に認められたい、という願望の延長なのかと思います。

自分にとって何かしらメリットがあり、すごい人から認められる自分に自信が持てる

子どもの頃に父親に認められたがっていた人は、父から離れても、誰か偉大な人に認められたい、と思って努力し、成功者になる確率が高いのかもしれませんね。

 

少年たちの周りにいる大人たちは、結構しょうもない人が揃っています。

ゴーディの父母やテディの父も、息子のことより自分たち自身のことばかり考えて子供を傷つけます。

食料品店の店主はゴーディに兄の話を振って、兄を礼賛する無神経ぶり。

クズ鉄工場の持ち主は、精神病院に入院しているテディの父を執拗にバカにしてテディを挑発。

そんな人たちばかりの中、ゴーディたちの担任の女教師・ブラウン先生が一番ひどい人物でした。

(作品中に出てきていません)

クリスは給食費を盗んだことを後悔し、ブラウン先生に返したのですが、その給食費を先生は自分のものにして新しいスカートを買っていたのです。

当然給食費は出てこず、犯人のクリスは停学処分になりました。

まさか先生がそんなことをするなんて…

生まれの悪さのせいで改心してもムダなのだと思い、クリスは号泣します。

「誰も自分を知らない世界に行きたい」と願いつつ、12歳にして人生を諦めるのです。

少年たちは大人の汚さを知ります。

清廉潔白な存在ではないことを理解し、そういうものだと受け入れ、そして精神的な成長をしていきます。

子どもの頃は、大人とは人生経験が豊富でいろいろ知っていて、人格者ばかりだと思い込んでいました。

しかし次第に、非常識だったり思い込みが激しく頑固だったり短気だったり、と欠点部分が目につくようになり「こういう人からは離れたい」と思うようになってきます。

年を取っているから人格者になるわけではない、と知って落胆すると同時に、人の振り見て我が振り直せ、と自分に銘じて自分も本当の大人になるのかもしれません。

 

最初は子供らしい好奇心で死体を探しに行きますが、実際に見つけると “死” というものを厳粛に受け止める気持ちが湧き上がり、そこでまた一歩、精神的に大人になります。

無言のまま一晩中歩いて帰り、冒険を終えた彼らは別々の道に進みます。

ゴーディとクリスは進学組に、テディとバーンは就職組。

ゴーディは次第に就職組の二人とは距離が出来、学校で会えば挨拶する程度の仲に。

クリスは弁護士になりましたが、暴漢に刺殺されます。

その新聞記事を読んだとき、ゴーディは彼と10年近く会っていませんでした。

それでも彼以上の親友はおらず、12歳の時の友人たちはゴーディの中で、もう二度と得られない、かけがいのない人たちだったと思いを馳せます。

人生の中では多くの友人たちがいました。

だけどその多くはもうすでに距離が出来、今は消息も分からない人がほとんどです。

楽しかった人たち。語り合えた人たち。

その時々でいろんな友人たちと巡り合ってきましたが、どの人たちも、その時の私のかけがいのない人たちでした。

でもどういう形であれ、その関係に終わりは来ます。

あの人もこの人も頑張っているかな、とときどき懐かしく思い出し、感謝を胸に、幸せを願いながら、それぞれの自分たちの道に進んでいくのが人生なのだと感じます。

 

原作はホラー作家のスティーブン・キングですが、少年時代の思い出を元にした私小説的な作品でホラー色はありません。

この原作に監督のロブ・ライナー自身の思春期の思い出も乗せられ、少年たちが精神的に大人へと成長する2日間の物語は、多くの人たちの心に残る名作に昇華されました。

ベン・E・キングが歌った主題歌もヒットします。

MVにはゴーディ役のウィル・ウィートンとリバーが出演していて、ああぁ尊い…美しすぎて尊いわリバー(*´Д`)ハアハア

って、こんな名作映画のまとめだというのに、もっとまともに〆られんのか私はorz

 

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