海外ドラマに出てきた英語表現を紹介したり、映画や本のレビューを書いている雑記ブログです。

「趣味の問題」あらすじと感想【ネタバレあり】巧みな洗脳おことわり

2022/09/30
 
この記事を書いている人 - WRITER -
駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

生涯で3作しか映画を撮らなかったベルナール・ラップ監督の2作目です。

フランスコニャック国際ミステリー映画祭でグランプリを獲得しました。

「スペシャリスト」のベルナール・ジロドーと「溺れゆく女」のジャン = ピエール・ロリが主演。

ジャン=ピエール・レオーシャルル・ベルリングも出演しています。

趣味の問題 [レンタル落ち]

中古価格
¥356から
(2022/9/21 13:05時点)

あらすじ

高級レストランでウェイターのアルバイトを始めたニコラ

取引相手とビジネス・ランチに訪れた化粧品会社社長フレデリックは、ぎこちない給仕をするニコラに味見をするように言ってくる。

言われたとおりにしたニコラが、材料にチーズが使われていることを告げるとフレデリックは皿を下げさせた。

チーズと魚・甲殻類が食べられないのだ。

そして「他の仕事に興味があるなら連絡を」とニコラに名刺を渡す。

彼女のベアトリスにも相談し、転職を決めたニコラは翌日さっそくフレデリックの元へ。

日本好きらしく、甲冑や刀が飾られている部屋を眺めているとフレデリックが入ってきた。

仕事内容は、彼の “味見係” だという。

家には専属シェフがいるため、外食のときに同行しフレデリックが苦手なものが入っていないか確認する仕事だ。

健康診断を受け、禁煙にも同意したニコラは、フレデリックの好みに合う高級スーツに身を包み常にフレデリックの横にいる。

以前から働いている秘書たちはその後ろを歩くのだった。

フレデリックは、ニコラが自分と背格好が似ていることが好ましかった。

味覚も同じになってもらうため「研修」という名目の断食合宿を強行。

甲殻類が好物だったニコラだが、断食後のドカ食いで気持ち悪くなり苦手になった。

代わりにフレデリックの好物でニコラが苦手な、臓物系の料理が好みになる。

フレデリックはニコラに、自分と同じスーツを着せ、お揃いの腕時計をプレゼントする。

給与も破格で、下にも置かない待遇にニコラの態度も徐々に尊大なものになってきた。

友人たちをバカにする発言をしてベアトリスたちは離れていく。

趣味の問題 2000年映画パンフレット シネマ・スクエア東急 ベルナール・ラップ監督 ベルナール・ジロドー ピエール・ロリ

中古価格
¥326から
(2022/9/21 13:06時点)

感想

フレデリックとニコラとの出会いから始まる関係を「過去」として、ところどころで「現在」の人たちの証言が入る構成になっています。

なので最初のほうで、どうやらニコラがフレデリックを殺したんだな、と気づきます。

その殺人に至るまでの経緯の話なのですが、スピーディーでかなり面白かったです。

フレデリックの巧みな洗脳により、ニコラはどんどんフレデリックそっくりになっていきます。

影武者? クローン? それともただのナルシスト?

フレデリックの真意が分からないまま、ニコラは味覚だけではなくセンスも同じようになりました。

そして “味見” とは料理だけではなく、人を殴った感覚はどうか?と聞かれ、パーティーで声をかけた女性との情事も「味見はここまでだ」と途中で交替させられます。

さすがに「はあー!?」と怒るニコラにフレデリックは「普通のことだよ。変態なことじゃない」とのたまう。

じゅうぶんヘンタイです!!

さらには一緒にスキーへ行き、フレデリックは転倒し骨折。

「許さないぞ」という呪いの言葉をニコラにぶつけます。

“味見係” とは主人より先に体験するものであり、ニコラがフレデリックより先に骨折してその痛みを知るべきなのだ、という言い分にニコラは愕然としました。

これは共有というより強要… (;゚д゚)

怒りのフレデリックはニコラをクビに。

すでにフレデリックに依存するようになっていたニコラは自分の足を折りました。

もうホント、甘やかして突き放して… フレデリックの洗脳が上手いんですよ。

怖いのなんのって。

せっかく折ったのに「今さら折ってもね」と見捨てられて、ようやくニコラはベアトリスや友人たちの元に戻りました。

このまま穏やかな日々を送れていればよかったのですが、治った頃になるとやっぱり連絡してくるフレデリック。

そしてまだ洗脳が完全に解けていないニコラは、あっさり彼に会うのです。

ここで悲劇が起こります。

フレデリックが本当は死にたかったことを悟ったニコラは、彼の日本コレクションの刃物で殺害。

………それ、フレデリックは「日本刀だ」って言ってたけど、全然違うよ…

日本刀は長身で細身でスラッとしてカッコいいんだ…

そんなずんぐりむっくりな刃じゃないやい。

重要なアイテムだから、そこちょっと気になりました。

相手と自分を同化する、って「ルームメイト」が近いけれど、向こうは自分が相手に似せようとしたのに対し、こちらは相手を自分に似させようとしています。

難易度が高い ( ̄▽ ̄)

でもそれをやってのけちゃうフレデリック。

「すごい」と感心するけど、やっぱ洗脳は怖いわ~。

近づくな近づくな シッシッ

 

他ジャン=ピエール・レオー出演作品

「映画に愛をこめて アメリカの夜」あらすじと感想【ネタバレあり】

「ラストタンゴ・イン・パリ」あらすじと感想【ネタバレあり】

こちらもよろしくお願いします

「ルームメイト」 (1992年) あらすじと感想【ネタバレあり】

 

【映画チラシ】趣味の問題 ベルナール・ラップ ベルナール・ジロドー

中古価格
¥280から
(2022/9/21 13:05時点)

この記事を書いている人 - WRITER -
駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© セルフィッシュもーど , 2022 All Rights Reserved.