映画「タイニー・ラブ」あらすじと感想【ネタバレあり】終わり方が雑でびっくり
ゲイリー・オールドマン主演の、小人症の人々を題材にしたラブストーリーです。
ケイト・ベッキンセイルがヒロインを演じ、その恋人役はマシュー・マコノヒー。
ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジや、パトリシア・アークエット、ドラマ「ツインピークス」で赤い部屋の小男を演じたマイケル・J・アンダーソンなども出演しています。
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あらすじ
芸術家のキャロルは、消防士候補生の指導官スティーブンと同棲中。
パーティーに出かけるというスティーブンを見送るが、何のパーティーなのか教えてくれない彼に疑問を持つ。
スティーブンが参加したのは、小人症の人たちが集う会だった。
キャロルには内緒にしているが、スティーブンの家族は、彼以外全員が小人症である。
両親のほか、叔父や従姉妹なども参加しているが、スティーブンの双子の兄ロルフと、同じく小人症の友人モーリスが見当たらない。
ふたりはパーティーを無視してツーリングに出かけているのだ。
その帰り道で、ヒッチハイカーのルーシーをモーリスが気に入り、ロルフたちは会場近くまでは来たがスティーブンに挨拶だけして三人でモーテルに泊まる。
しかしモーリスとルーシーのイチャつく声で眠れないロルフは、モーテルを抜け出し、元カノで同じ小人症のサリーの家に行く。
サリーは歓迎したが、彼女のヒモになっている男がやってきて、間男と疑われたロルフは殴られ、慌てて逃げ出した。
一方、パーティーから帰宅したスティーブンに、キャロルは妊娠したことを告げる。
喜んでくれると思っていたキャロルだったが、スティーブンの反応は違っていた。
その夜の話し合いは平行線で終わり、翌朝スティーブンが仕事に出かけて不在中、キャロルが家で制作をしているとロルフがやってくる。
そこで初めて、キャロルはスティーブンの家族が小人症だと知る。
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感想
家族が小人症だと言い出せなかったスティーブン。
なぜ言ってくれなかったのかと問い詰めるキャロル。
…なんか、どっちも気持ちは分かる気がします。
言ってしまったらフラれるかもしれない、と怖がるスティーブンの気持ちも、生まれてくる子供への影響を考えるキャロルの気持ちも。
相手のことがどんなに好きでも、結婚前提となるとそれだけというわけにはいかないですよね…
それでもすでに妊娠している以上キャロルは産む覚悟をつけ、もし子供が小人症だった場合に備えてロルフから病院を教えてもらったり相談役として叔父さんを紹介してもらったりと奮闘。
勇気づけられたスティーブンと無事結婚式を挙げますが、いざ本当に小人症で生まれてくると、なぜかスティーブンの方が子供を疎みます。
ええぇ… (゚д゚) 君の家系の方が濃く出たのに…
両親やロルフとの生活で慣れていそうなのに…
しかし、慣れているからこそ辛いのかもしれません。
小さな骨格に内臓や筋肉が圧迫されて体が痛いのだそうです。
幼い頃のロルフを見ているので、いま自分の赤ちゃんが泣き止まない理由は分かっているけどどうすることもできない、あの頃と同じ体験をしている気持ちになったのでしょうか。
必死に子供を育てようとするキャロルとは反対に、スティーブンは息子の養育に匙を投げ、医者に勧められてカウンセリングを受けることになります。
そして二人は別居しました。
家を出たキャロルはロルフを頼ります。
義父母じゃないんだ、とちょっと気になりましたが。
自分自身も小人症なためか、ロルフは穏やかに二人を受け入れ、赤ちゃんを上手にあやします。
これはスティーブンからロルフに乗り換えるパターンだな、と思いました。
じゃあスティーブンとは離婚ね、と思っていたら、別居継続のままキャロルがロルフに「キスしていいのよ」と言って、それに応えるロルフで終了しました。
・・・え? (。´・ω・)?
不倫? 火遊び? これから離婚?
何も解決しないまま投げっ放し。
なんでしょう、この雑な終わり方は。
豪華キャストなのに日本劇場未公開の理由がなんか分かりました。
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