海外ドラマ「メンタリスト」で英語学習 season7 第8話~第13話【ラスト】
第10話でショッキングな出来事が起こり、ジェーンはこの仕事を続けられないと本気で悩みます。
ジェーンだけではなく、チーム内全員の気持ちに暗い影を落としますが、それでも前を向こうとする。
そんな未来を感じさせるフィナーレです。
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第8話「白煙の向こう」
86 the wings.
「手羽先はキャンセルします」
会計を巡って、レストラン内のフーズボールで勝負するジェーンとリズボン。
結局ジェーンが負けてランチ代を払うことになり、さらに手羽先をテイクアウトで買っていくことにしました。
しかし呼び出しがかかったので、お持ち帰りはキャンセルです。
86は俗語で「キャンセルする、除く」という動詞になります。
この数字に -ing や -ed がつくことがあるというから驚きです(;・∀・)
This murder case ―― This is just a thin edge of the wedge.
「この殺人事件を取っ掛かりにするんだ」
ギャング一家の長男が殺人で公判中。
家族は殺し屋を雇い、証人を殺します。
狙撃場所を案内した不動産業者と証人を護衛していたFBI捜査官たちも巻き添えを食いました。
仲間を殺されたスパックマンは、これを皮切りに一家を壊滅させる腹積もりです。
thin edge of the wedgeで「取っ掛かり、端緒」です。
Ethan has kidney dialysis four times a day.
「イーサンは1日に4回、腎臓透析を受けている」
dialysisは「透析」です。
第9話「鉛色の弾丸」
Well, if he does, then Abbott’s toast.
「アボットが破滅しかねないわね」
第6話でのことを恨んでいるピーターソンは、アボットの過去を脅迫材料にしてきます。
ピーターソンの部下だった時に人を殺したアボット。
そのときの弾丸を証拠として有力議員に提出し、アボットの妻が昇進することを阻もうと画策していました。
それを知っているジェーンは、リズボンに状況を教えます。
toastには「破滅、命運尽きて」という意味があります。
I have you by the short and curlies.
「完全に抑え込んでやる」
ピーターソンの脅迫に対抗し、ジェーンたちは彼の不正の証拠を突きつけます。
それでもまだ怒鳴り散らして脅しをかけるピーターソンに、アボットは冷静に逮捕することを告げました。
short and curliesは「陰毛」のことでして… (;´Д`) <下ネタかよ~
have [get] someone by the short and curlies にすると「(人)を困った状況にする、首根っこを押さえる」になります。
第10話「黄金のままではいられない」
pager
「ポケベル、小型無線機」
I don’t want to tip my hand.
「下心を知られたくないです」
ヴェガと一緒にゲーム大会に行く約束をしたワイリー。
できれば食事にも誘いたい彼は、アボットに相談しました。
すると高級なレストランを勧められて戸惑います。
tip one’s handは「手の内を明かす、うっかり計画を漏らす」です。
You don’t believe in the afterlife at all, do you?
「来世ってあると思う?」
afterlifeは「来世、晩年」のことです。
We drive a wedge between them.
「仲間割れさせてやろう」
老夫婦を人質にして一軒家に立てこもった三人組の強盗団。
2人は兄弟だが、1人は他人。
ジェーンはテレビのニュースも利用して、互いの疑心暗鬼を高める心理戦に出ます。
drive a wedge betweenで「仲違いさせる、関係を悪化させる」になります。
第11話「赤土の秘密」
I could embellish it.
「話を盛ることもできたけど」
嘘はつきたくないので止めました、と続きます。
霊能者を名乗る青年ガブリエルに、ジェーンはインチキを暴く目的で近づきます。
数字の3がカギ、と言われて「それだけ?」と聞くと、こう返されました。
embellishは「飾り立てる、潤色する」です。
It’s not rocket surgery.
「別に難しいことじゃない」
閉店間際のプールバーで、相変わらずの鋭い観察眼を披露して女性店主から「すっごーい」と褒められたジェーンのセリフです。
ちょっと酔ってます。
rocket surgeryは、ロケット科学と脳手術を掛け合わせるような「想像しうる中で最も難しいこと」を表す名詞です。
行動するときは十分に注意が必要な物事を指します。
We can’t go on a wild-goose chase because of something Gabriel said.
「霊能者のお告げを真に受けて無駄足を踏むわけないでしょう」
ガブリエルのことを信じてしまったワイリー。
彼が「赤土に白い布」と言ったため、場所を特定してリズボンに捜査を願い出ます。
しかし当然そんな薄い根拠での捜査なんて出来るわけない、と言われてしまいました。
on a wild-goose chaseは「骨折り損、見込みのない計画」のことです。
I heard you had a spell.
「発作を起こしたんだってね」
spellは口語で「発作、発病」の意味があります。
第12話「茶色いカーペット」
Could be from IV line.
「点滴用の針を使ったのかもね」
被害者の腕に注射痕がありました。
鑑識官は穴の太さからこう分析します。
IV lineはintravenous lineの略で「点滴静脈内注射」のことです。
exterminator
「害虫駆除業者」
第13話「白い蘭」
We want to put these cases to bed, so that means break out the fine-toothed-combs.
「徹底的に調べ尽くして事件を終わらせるぞ」
前回ジェーンが爆破した連続殺人犯の家。
その残骸の前に集まった捜査官たちは、遺体や証拠を見つけようと士気を上げます。
put something to bedで「問題を解決する」になります。
break outが使われているのが意外ですが「壊して取り外す」の意味があるので、残骸になった家でもさらに取り壊して隅々まで調べる感じですね。
そして fine-tooth-combは「徹底的に調査する」です。
I think we’ll waste time bickering.
「ここで言い合っていても時間の無駄」
bickerは「ささいな口げんか、言い争い」のことです。
trousseau
「嫁入り道具」
心理戦の駆け引きや騙し討ちなどが面白いドラマでしたが、それだけではなくキャラクター造形が上手い作品でしたね。
特にジェーンの人物像は俊逸で、飄々とした態度で人を小馬鹿にしていながら憎むべき犯人には怜悧で残酷な面も覗かせる。
それが作品全体のコミカルさとシリアスさのいい塩梅になっていて、最後まで飽きずに楽しめました。
レギュラーがだいぶ減りましたが、もしかしたら何年後かに続編とか、キャスト集合とかあるかもしれない。
そんな期待が持てるラストでしたね。
いずれそんなニュースが入ってくるのを楽しみにしています。
それではこれで「メンタリスト」の英語メモは終わります。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
前回はこちら
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