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映画「すてきな片想い」あらすじと感想【ネタバレあり】ハチャメチャすぎてしんどい

2023/12/13
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

ジョン・ヒューズ監督によるモリー・リングウォルド三部作といわれている内の最初の1本です。

80年代の高校生たちの瑞々しさとめちゃくちゃさをミックスさせ、家族との絆も描くヒューズ監督らしい作品になっています。

モリー演じる主人公に猛アプローチを仕掛けるアンソニー・マイケル・ホールとは次作「ブレックファスト・クラブ」でも共演。

何気にジョーン&ジョンのキューザック姉弟も顔を揃えています。

 

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あらすじ

サマンサことサムの16歳の誕生日当日。

身体に変化がないことにガッカリだけど、少しだけ大人になったことが誇らしい。

それなのに、家族全員、明日の姉ジニーの結婚式のことばかり考えていてサムの誕生日を忘れているのだ。

プリプリと不機嫌になりながら登校しても授業に身が入らない。

斜め後ろの席には上級生でサムの片想い相手ジェイクが座っている。

ついチラチラと彼を見てしまう。

そして手元には友達から回ってきたアンケート用紙。

「寝てもいいと思える相手は誰?」という質問にジェイクの名前を記入して、後ろに座る友達に回す。

しかし友達は居眠り中で気づかず、サムも後ろ手で渡していたので、用紙は床に落ちてしまった。

気づいたジェイクがこっそり拾い上げ、中を見てしまう

授業が終わった後、友達がアンケートを受け取っていないことを知ってサムは慌てた。

ジェイク本人に知られたらどうしよう。

彼には、容姿端麗で学園クイーンの彼女キャロラインがいるのだ。

落ち込みながら騒がしいスクールバスに乗って帰宅するサム。

その頃ジェイクは、学内のジムで友人にサムのことが気になりだしていることを話していた。

人が少なくなったバスの中で、サムに片想いをしているテッドが近づいてきた。

オラオラ系の強引なアプローチに辟易したサムは、かなりキツい態度でテッドを拒絶してバスを下りた。

そして家に着くと、明日の結婚式参加のために祖父母が4人勢ぞろい。

サムの部屋も彼らの宿泊場所として提供され、仕方なく生意気な弟マイクの部屋に行くことになった。

そこでサムはなぜか一方の祖父母が連れてきた中国人留学生ロンと鉢合わせして悲鳴を上げる。

夕方になっても、誰からも「誕生日おめでとう」とは言われない。

今夜は、両親は姉の結婚相手家族との食事会があり、サム自身も学校のダンスパーティーに参加する。

そこで少しでもジェイクに近づきたいけれど、ロンに一緒に連れて行くように言われ、さらにパーティーではテッドの独りよがりなアプローチに嫌気がさして会場を出た。

廊下でひとり涙を流すサムの横を、キャロラインが笑いながら通り過ぎていく。

 

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感想

( ^ω^)・・・

こんな変な話だったんだ…

「ブレックファスト・クラブ」は好きで何回も観ていたんですが、この作品は実は初めて観たんですよね。

アメリカの高校生たちの、自由な空気がある爽やかな作品なのかな? なんて勝手に思っていたんですが、たしかに自由ではある。

でも全然爽やかじゃない。

酒飲んで大暴れしてヒャッハー!

こんなん長々と見せられるなんて…

パーティーの二次会会場にさせられたジェイクの家、悲惨です。

しかもどういうわけかジニーまでへべれけで、翌日の結婚式ではあり得ないほど醜態を晒しまくります。

???

そんな呑むようなことあったっけ?

参列したゲストたち同様、こちらの眉をひそめてしまうジニーの行動の数々… 謎の脚本&演出です。

なんだろ… 酔っ払った醜態がギャグ描写として面白い、と思っていたんでしょうかね。

見事にスベッてます。

そしてキャロラインの扱いもなんだかなぁ (;´・ω・)

前後不覚に酔いつぶれた彼女を、他の男に送らせるジェイクの酷薄さが浮き彫りに。

送るテッドにしても脱DTのチャンスとしか見てない。

髪は切られるし、いくら主人公のライバル役だからって、ちょっと酷いなと思いました。

そして、大して人となりも知らないのにサムを迎えに来るジェイク。

ご都合主義を通り越して夢小説の実写版みたいな映画でした。

80年代の「すべてが軽いノリ」で突っ走っている作品で、その軽やかさがいい部分でもありますが、軽すぎてしまったのは失敗でしたね。

サムの心情描写はそこそこ丁寧だったんだけど、残念。



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