映画「リオの男」あらすじと感想【ネタバレあり】ベルモンドの体力一番勝負
ジャン = ポール・ベルモンド主演のコミカルなアクション・アドベンチャーです。
監督は「まぼろしの市街戦」のフィリップ・ド・ブロカ。
ヒロインをフランソワーズ・ドルレアックが演じます。
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あらすじ
パリの博物館から、一体の土偶が盗まれた。
それは考古学教授のカタランが寄贈したものである。
かつてブラジルで、カタランと、実業家のディ・カストロ、同じく教授で今は亡きヴィレルモーサが共同で発掘し、三体あったものをそれぞれ一体ずつ受け取っていた。
盗難の知らせをうけたカタランと、ヴィレルモーサの娘アニエスが博物館に駆けつける。
そしてカタランは、窃盗団に誘拐されてしまった。
アニエスが自宅で刑事から事情聴取を受けているとき、恋人のアドリアンがやってくる。
空軍所属の軍人だが、一週間の休暇が取れて彼女に会いにきたのだ。
しかし会えたのも束の間、今度はアニエスが誘拐され、アドリアンは必死で彼女を乗せた車を追いかける。
彼らの行き先はリオデジャネイロだった。
ヴィレルモーサの別荘がそこにあり、土偶の在処はアニエスにしか分からないため連れ去られたのだ。
アドリアンは他人のパスポートと航空券を手に入れて同じ飛行機に入り込む。
アニエスに声をかけたが、彼女は彼を無視するのだった。
リオに着いてアニエスを追いかけようとするが、逆に空港警備員に追いかけられるアドリアン。
彼を警戒する犯人一味の一人がアドリアンを付け狙う。
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感想
アドリアンの持久力、すごいです。
走る！ 泳ぐ！ 自転車こぐ！
トライアスロン制覇―♪
悪党どもと追いつ追われつ、で休む暇がありません。
何しろ一週間後の休暇明けにはパリの駅に到着していないと、脱走兵として逮捕されてしまいますからね。必死です。
地元の靴磨きの少年ウィンストン卿の力を借りてアニエスのことは早めに助けることができますが、次は土偶を巡ってのアクションになります。
お嬢さま育ちのアニエスちゃん、わがまま放題でアドリアンを辟易させますが、まあそんなところも可愛いのでしょう (;´∀｀)
別荘の庭に埋められている土偶を、アドリアンひとりに掘り出させます。
そこを狙った悪党たちから襲撃されて土偶は向こうの手に。
そして三体目の土偶を持つディ・カストロの元に向かいます。
途中でカタランとも遭遇して一緒に行動しますが… やはりコイツが黒幕でしたー。
三体の土偶から出たメモを頼りに洞窟に入り「さあ～、お宝ザックザクだあ。ムッシッシ」とか喜んでいると洞窟が崩壊して亡くなる、というベタなオチ。
ありがちなストーリーを多彩なアクションで持たせる、ベルモンドありきの作品です。
スピルバーグお気に入りの一本で、インディ・ジョーンズの原形になっているそうですから、その観点から注目してみるのも一興かもしれません。
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