映画「ラ・ブーム2」あらすじと感想【ネタバレあり】ちょっぴり大人になりました
前作「ラ・ブーム」から2年後。
スタッフ・キャスト共に大きな変更なく作られた続編です。
前回、1を観たらすぐ2を観ることを勧めていたのに、だいぶ間を空けてしまいました。
人に言っといて自分はこの体たらく。すいません。
あらすじ
ドイツにホームステイ中だったヴィックに、ひいおばあちゃんのプペットから連絡が入る。
演奏ツアーでドイツに寄るから一緒にパリに帰ろう、ということだった。
留学期間はあと6日残っているのだが、ちょうどいい機会なので戻ることにした。
プペットと一緒にパリ行きの列車に乗り込んで、食堂車から自席でとる食事をトレイに乗せていく。
そのとき、一緒に列に並んでいた男性のトレイに飲み物をこぼしてしまい、ヴィックは慌てて謝った。
しかし男性は笑って許し、席に戻っていく。
食事をしながらプペットに、もう一年も恋愛していない不安や悩みを打ち明けるヴィック。
パスポートを拝見しに回る車掌の呼びかけには機械的に応じ、意識は完全にプペットとの会話の方に向いていた。
斜め向かいには食堂車で会った男性が友人たちと笑い合っている。
パリに着くと、母がまだ乳児の弟ルカを連れて迎えに来ていた。
そこで母は、プペットの長年の不倫相手ジャン=ルイの妻が亡くなったと知らせる。
会ったことのない女性なのに、プペットは喪失感を持つのだった。
家に辿り着いたが、人気アニメーターになった母は、ルカをヴィックに預けてそのまま仕事に向かった。
ヴィックはすぐに友達のペネロプに連絡を取り遊びに行く。
彼氏が出来て、すでに深い関係になっていると聞かされてヴィックは驚いた。
その夜はペネロプの家に一泊し、カバンを探るとパスポートが取り違えられていたことに気づく。
ヴィックの元にあったのは、食堂車で出会った男性のものだった。
名前はフィリップ。
パスポートに記載されている住所を頼りに、ペネロプと一緒に彼の元へ行く。
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感想
少し大人になったせいでしょうか。
2は1よりも恋愛が難しくなっています。
フィリップとは最初は順調なんですが、互いに嫉妬し合ったりケンカになったりで、前作より重い雰囲気が漂います。
出会いから再会、そして付き合い、紆余曲折あって最後は丸く収まる、というストーリーの流れは自然でうまいです。
でも残念ながら、前作にあった「ヘッドフォンを後ろからかける」みたいな印象的なシーンがありません。
甘さが足りん! (机バンバン)
両親のほうのストーリーも、前回のような共感できるものではなかったです。
歯科医だったパパは研究者の道に進むことにし、アニメーターのママは地位が上がっていきます。
職場の場所の問題から、家族全員で引っ越すか別居するか話し合うことになるのです。
引っ越しはまあママもヴィックも望んでいないのですぐ却下されましたが、別居は寂しい、ということで何故か出張中のママを連れ去ってアフリカ旅行に出かける唐突ぶりにビックリ。
なんじゃこの展開。
置いてきぼり食らった気分です(;・∀・)
…まあ、丸く収まったならいいんですけどね。
前作ほどの鮮烈さはないですが、駄作ではないです。
いろいろ言っちゃったけど。
相変わらずソフィー・マルソーは可愛いし、思春期女子の心の機微やありがちな行動をうまくストーリーに盛り込んでいます。
こういった瑞々しさが前作も合わせたこの作品の魅力ですね。
前作はこちら
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