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映画「花園の迷宮」あらすじと感想【ネタバレあり】リアルと演技は違うというけど…

2024/01/08
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

江戸川乱歩賞に輝いた山崎洋子さんのデビュー作を、だいぶ改変した映画化作品です。

「女囚さそり」シリーズの伊藤俊也監督がメガホンを取り、名カメラマンの木村大作さんが撮影監督を務めました。

主人公に据えられた娼館の女主人を島田陽子さんが演じます。

この映画がきっかけで内田裕也さんとの不倫が始まりました。

原作では主人公だった少女を工藤夕貴さん。

中尾彬さん、寺田農さん、伊武雅刀さんなど強面も揃います。

黒木瞳さんも登場です。

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あらすじ

昭和17年。

秋元多恵が取り仕切る横浜の娼館「福寿楼ホテル」に、17歳の冬実と18歳の美津という二人の少女が売られてきた。

さっそく下働きとして働き始める。

サロンでは、常連の海軍中尉・武宮が、馴染みの娼婦・百合とベッタリだった。

二人が個室に入っていくのを見届けた多恵は、なぜか怒り狂う夫の市太郎に私室へ連れて行かれ、暴力を振るわれる。

浮気を疑われ、相手の男の名前を言うように詰られながら暴行を受け続けた。

部屋の前まで市太郎に付き従っていた釜焚き係の荘介は、多恵の悲鳴に背を向けて仕事に戻る。

その日の仕事を終えた冬実と美津は、雷鳴に怯えながら布団にくるまっていたが、トイレに行きたくなって二人で廊下に出た。

用を足して戻ろうとすると、解放された多恵の後姿を見て幽霊と勘違い。

恐怖に駆られながら急ぎ足で部屋に戻った。

翌朝。

野菜くずを川に捨てる際、誤って自分まで落ちてしまった冬実は、水中で昨日会った職人の死体が漂っているのを見つけてパニックに陥った。

さらに、多恵もまた浴槽で市太郎が死んでいるのを発見。

疑われることを恐れた多恵は、金庫から札束を数枚トイレに流して強盗が入ったように見せかける。

そして地下では荘介も腹を刺されて重傷を負っていた。

その日、アメリカで娼館を運営していた市太郎の姉・キクが帰国し、警察に多恵が犯人だと訴える。

一方逮捕された多恵は、昨夜暴力を振るう市太郎に、隙を見て睡眠薬を飲ませたことを告白。

犯人であり、男の共犯者がいると思われて、複数の刑事に問い詰められて拷問を受ける。

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感想

こっ… この拷問シーンは見てられなかった…

思い出すのも怖い。痛い。

なので、この部分についてはパスで (;´Д`)

 

この作品は、原作も読んだし斉藤由貴さん主演のドラマも観ました。

かなり違うことに驚きです。

娼婦連続殺人だと思っていたので、いきなり男ふたりが被害者。

美津が娼婦になって殺されるってところは一緒ですが。

私のお気に入りキャラ「ニコ金さん」が出てこない! (なぜか何年経っても覚えているキャラ名)

娼館にしても、日本風の置屋を想像していたところを、洋館でモダンな建物だったので雰囲気が違います。

これは横浜と言う土地柄を表わしているから、まあいいか。

多恵もシアトルで、キクの元で娼婦をしていた元からゆきさんですしね。

西洋近代化になっているのも仕方ない、と。

上手く采配していたはずなのに、市太郎の意地悪で福寿楼の女主人はキクに変えられていました。

さすがに娼館経営者としてのキャリアが長いキクに、多恵は太刀打ちできません。

シアトル時代の多恵も今回の美津も、初見世で客に激しく抵抗して暴れるのを、キクさんの顔面ヒッププレスで抑えつけられています。

キク役の江波杏子さんのお尻で窒息させられる… 

どんな気持ちになっていいんだ、コレ (;・∀・)

こんなシーンや拷問シーンや暴行シーンや… 島田さんの身体の張り方が尋常じゃない。

実際、腕とかに結構アザが出来ていました。

声を張り上げて啖呵切ったりもしていましたが、普通に話すときは棒読み&無表情なのが残念です。

ラストの方では内田裕也さんとの二人芝居になるのですが、内田さんも

リアルで好き合っていた者同士なのに、なんで愛の言葉が棒読みになるのよ!?

「オレハ、オカミサンノタメナラ、ナンデモスル」と抑揚のない声で言われても白々しいとしか…

いかにも「脚本通りにセリフ読んでます」感。

リアルで愛があっても、演技に反映するわけじゃないんだなぁ、と意外な発見でした。

ファンの方、辛口になってしまってゴメンなさい。

 

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