映画「ゴースト / ニューヨークの幻」あらすじと感想【ネタバレあり】
「プリティ・ウーマン」と同時期で競り合うようにギガヒットを飛ばしたロマンティック・ストーリーです。
主演のパトリック・スウェイジとデミ・ムーアの知名度を上げるきっかけになりました。
インチキ霊媒師役のウーピー・ゴールドバーグがアカデミー賞助演女優賞を獲得しています。
新品価格 |
あらすじ
陶芸家のモリー・ジェンセンと同棲を始めた銀行員のサム・ウィート。
引っ越しには同僚であり友人のカールが手伝いに来てくれた。
アトリエとしても使える広いアパートでの新生活は順調だった。
しかし、仕事では懸念することがある。
大金が動きすぎているのだ。
サムは顧客コードを替えて数字を洗い直す。
手伝うというカールの申し出を断り残業した後、サムはモリーと一緒に舞台を観に行った。
その帰り道、暴漢に襲われてサムは命を落とした。
サムは自分の身体がモリーに抱えられている姿を信じられない気持ちで見下ろす。
サムの葬儀が行われ、消沈したモリーをカールが慰めるのを、サムは見ていることしかできなかった。
どんなに話しかけてもサムの声はモリーに届かない。
飼い猫のフロイドが気配に気づいて逃げるだけである。
モリーがカールに誘われて散歩に出かけるのを見送ると、アパートにサムを殺した暴漢が侵入してきた。
追い返そうにも拳は空振りし、物を投げつけることもできない。
何か探し物をしている暴漢に成す術なく徒労していると、モリーが帰宅してしまった。
サムはフロイドを利用して暴漢を追い払い、そして後を尾ける。
その際、地下鉄を根城にしている幽霊から「縄張りから出ていけ!」と怒鳴られて物を投げられた。
幸いすぐに暴漢は地下鉄を下り、自宅アパートに帰宅。
郵便受けから暴漢はウィリー・ロペスという名前だと分かる。
どうするか考えていると、この近くに霊媒師が店を構えて営業しているのが目についた。
オダ・メイ・ブラウンという女性が霊視をする、という触れ込みだが、サムから見るとあからさまなインチキだった。
鼻で笑って「インチキだ」と声に出すと、オダ・メイは怪訝な顔をしてサムの姿を探し始めた。
自分の声が初めて生きている人間に届いた。
サムは興奮してオダ・メイに必死に話しかけ、モリーに危険が迫っていることを彼女に伝えてほしい、と頼み込む。
ゴースト/ニューヨークの幻 デジタル・リマスター版 [Blu-ray] 新品価格 |
感想
いろんなジャンルが上手く融合されていて、久しぶりに観ましたが最後まで飽きずに楽しめました。
オダ・メイの存在がすごく効いていると思います。
コメディリリーフの彼女のおかげで緩急がついています。
普通の霊媒師にしていたら、モリーと幽霊のサムの会話は退屈なシーンになったと思うのですが、しょっちゅうサムと漫才みたいなやりとりをしながらモリーに話すから面白くてしょうがないw
傍目にはひとりでヤイヤイ喋っている風に見えるから、引き気味にオダ・メイを見る常識人モリーの戸惑いとの対比よ…
銀行のシーンに至ってはオダ・メイの面白さが爆発しています。
ウーピー上手いわ~ (≧▽≦)
ロマンティックなシーンが注目される映画ですが、そういうのが苦手な層でも楽しめる作りになっています。
ちなみに私、あの有名なろくろを回しながらのラブシーンは、泥で汚れるのが気になるタチなので入り込めませんでした (;^ω^)
泥だらけの手が重なり合っても「感触が悪そう」とか思っちゃって。
シリアスになりすぎずコメディにもなりすぎず…
このバランスの良さが大ヒットの起因になっていると思いました。
後半のサスペンスのスピード感や、サムの存在を確信してこぼすモリーの涙など、見どころも多くあります。
でも一番印象に残るのは、やっぱオダ・メイですね、うん。
こんなに面白いキャラクター、スピンオフが作られてもいいんじゃないかと思うくらいでした。
ゴースト/ニューヨークの幻 スペシャル・コレクターズ・エディション [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray] 新品価格 |
他デミ・ムーア出演作品
「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」あらすじと感想【ネタバレあり】
映画「スカーレット・レター」あらすじと感想【ネタバレあり】この不倫愛、貫きます
他パトリック・スウェイジ出演作品
映画「3人のエンジェル」あらすじと感想【ネタバレあり】筋肉エンジェル田舎町に降臨
映画「ダーティ・ダンシング」あらすじと感想【ネタバレあり】ダンシング・ベイビー
ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD] 新品価格 |