映画「推定無罪」あらすじと感想【ネタバレあり】この犯人は教えちゃダメ
アラン・J・パクラ監督、ハリソン・フォード主演の法廷サスペンスです。
共演には「ランボー」のブライアン・デネヒー、「アダムス・ファミリー」のラウル・ジュリア、「ダイ・ハード」のボニー・ベデリア、「コカコーラ・キッド」のグレタ・スカッキなど。
ジョゼフ・マゼロも少しだけ出ています。
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あらすじ
地方検事選挙が行われている中、候補者レイモンド・ホーガンの首席検事補であるラスティ・サビッチの同僚キャロリン・ポルヒーマスが殺害された。
首を絞められ、殴打され、縛られ、レイプされた痕跡もある。
すでにホーガンの対抗馬ニコ・デラ・ガーディアが、部下のトミー・モルトにこの事件を探らせているという。
そこでホーガンは、ラスティにこの事件の調査を命じた。
ラスティは、気心の知れたリップランザー刑事に協力を頼む。
実はラスティは、バーバラという妻がいながらキャロリンと不倫し、彼女から別れを告げられてからも執着して無言電話をかけたりしていたのだ。
この不都合な事実を、リップランザーなら黙っていてくれる、と考えてのことだった。
キャロリンの個室に入りパソコンを調べると、収賄事件関係を調べていることが判明。
彼女は性犯罪や児童虐待事件の担当なので、不思議に思ってファイル棚を見ると、その関係書類 (Bファイル) が無くなっていた。
そこにリップランザーが来て、キャロリンの殺害状況を教えてくれる。
自室で殺された彼女は、犯人にビールを振舞っており、そのグラスに指紋がついていた。
その指紋がラスティと一致。
彼は容疑者として逮捕され、法廷で裁かれることになった。
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感想
この映画が公開されていた頃、映画情報雑誌を毎月購入していました。
そこの「お便りコーナー」の中にあった投稿を思い出します。
当時の映画館は、前の時間帯の上映が終わったら、次の時間帯の人たちが入れ替わりですぐ入れる仕様でした。
投稿者さんがこの映画を観るために館内に入ろうとしたところ、観終わった前の時間帯の人がすれ違いざまに「いや～、犯人〇〇だったなんて、意外だったよな～」とネタバレしてしまったんだそうです。
いや、これは… ダメでしょう (;´Д｀)
本当にこの犯人は意外すぎたし、最後にビックリしたいもの。
これと似たような話では、古本屋でミステリー小説を買ったら、最初の登場人物紹介ページで、ボールペンで「犯人はこいつ」と丸で囲ってあった、というのもあります。
気の毒というか、こういう人の楽しみを奪って喜ぶクラッシャー、いるんですよね。
私も【ネタバレあり】にしているから人のこと言えないんだけど、さすがに犯人を教える気はなかなか…
一部書いてしまった記事もあるけど、今回は書きません。
被害者のキャロリンは、上昇志向が強く、のし上がるためには枕をすることも厭わない女性でした。
ラスティの後はホーガンとも関係を持ちます。
そして意外な人物とも。
この人まで容疑者になったことで「ふぁっ！？」と声出ました。
裁判中でも、ラスティ、リップランザーを連れて精力的に調査してます。
まあ、主人公ですからね。
法廷のシーンだと、弁護士のサンディーにおまかせのため脇役並みに地味な活躍になってしまいますから。
チョコチョコ見せ場を作っておかないと、ハリソン・フォードの無駄遣いになってしまう、という裏方の事情が察せます。
次々と容疑者候補が現れて、ラスティに有利な方向にスルスル行くから、途中でサンディーとかリップランザーが殺されるかと思いました。
無事で何より。
で、私もこれ、以前に一度観ていて犯人分かっているので、何も知らないまっさらな状態よりも楽しめなかったのは残念です。
できれば記憶を消してからもう一度観たかったな～ (無理)
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