映画「サイド・エフェクト」あらすじと感想【ネタバレあり】鮮やかな逆転劇
スティーブン・ソダーバーグ監督のサイコ・サスペンスです。
主演はジュード・ロウとルーニー・マーラ。
キャサリン・ゼタ = ジョーンズとチャニング・テイタムが共演です。
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あらすじ
結婚前うつ病に罹っていたエミリー。
セレブな生活を送っていたのだが、夫マーティンがインサイダー取引で逮捕されて生活が一変した。
全てを失った彼女は、これまで通っていたセラピーにも通えなくなる。
しかし4年経ち、マーティンが無事に出所。
喜ぶエミリーだが、仕事帰りの地下駐車場で、不意に壁に向かって車を突進させる。
怪我を負ったエミリーは病院に運ばれ、自殺未遂だったことから精神科医のバンクスも診ることになった。
バンクスは「悲しいという感情がなくなる」という新薬を彼女に処方する。
薬を飲むようになったエミリーは、鏡に映る自分の顔が歪んで見えたり、夢遊病になるなど、副作用に悩まされた。
一方バンクスは以前エミリーを担当していた精神科医シーバートに会う。
エミリーには父性愛が足りないので男性医師が担当で良かった、とシーバートを言った。
しかしバンクスのセラピーを受けてもエミリーの症状は良くならず、新たに「アブリクサ」という新薬を勧めた。
会社の上司も飲んでいると聞き、エミリーはアブリクサを摂取する。
しかしある日、マーティンが帰宅するとエミリーは夢遊病状態に陥っていた。
そしてナイフをマーティンに突き刺して彼を殺害する。
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感想
後半にいくにつれて徐々に面白くなっていきます。
このマーティン殺害によりエミリーは逮捕されますが、裁判戦術により心神喪失の無罪。
精神病院に入院となります。
それによりバンクスは、危険な薬物を彼女に飲ませた、として社会的な信用を失い、病院を追われ患者もいなくなり、妻子にも愛想をつかされて絶体絶命の窮地に陥ることになりました。
自分の信用を取り戻すため、周囲から孤立しながらも調査に没頭します。
まだエミリーの担当ではあるので精神病院に通い、そこで彼女の演技を見抜きました。
謀殺だと気づきますが、すでに無罪が決定しているため弁護士も耳を貸してくれません。
しかしメゲない。
バンクス、頭いいんですよね。
シーバートがエミリーの共犯だと知って、ふたりの間に不信感が生まれるように巧みに誘導。
精神科医だけあって、心理を操るのが上手いです。
このあたりからかなり見どころのある映画になり、引き付けられました。
孤独な戦いをひとりでやってのけるヒロイズムへの感情移入も出来、詐病で逃げ切ろうとしたエミリーとシーバートが、ちゃんと報いを受けるラストもスッキリ。
華麗なる逆転劇を楽しめる作品でした。
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