映画「エグゼクティブ・デシジョン」あらすじと感想【ネタバレあり】セガールがいない
数多くの映画で編集技師を務めたスチュアート・ベアードの初監督作品です。
ヒットメーカーのジョエル・シルバーが製作を手掛けています。
主演はカート・ラッセル。
スティーブン・セガールが珍しく助演に回り、ハル・ベリーがヒロインを、デヴィッド・スーシェが悪役を演じました。
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あらすじ
トラヴィス中佐率いるテロ対策特殊部隊が、神経ガス爆弾DZ-5の奪還を狙ってチェチェンマフィアのアジトに侵入。
しかし計画は失敗に終わり、DZ-5はテロリストの手に渡って部下もひとり失ってしまう。
3ヶ月後、テロ組織の指導者ヤファが米政府に拘束された。
その10日後にアテネ発ワシントン行きのジャンボでハイジャック事件が起こる。
ハッサンをリーダーとするハイジャックグループは、ヤファの解放を求めた。
国防総省で緊急会議が開かれ、情報部顧問のグラントも参加。
ハッサンの真の目的は、機内に積んだDZ-5をワシントン上空で爆破することだと指摘した。
テロを阻止するため、トラヴィスは部隊にいるラット、キャピー、ルーイ、ベイカーの精鋭4名と技術者のケイヒル、そして先の作戦を非難したグラントを伴ってジャンボに乗り移ることを提案。
彼らが乗った輸送機をジャンボの最下部にあるハッチに当たるようドッキングして移り込むことにする。
一方、ハッサンたちに制圧されているジャンボの中では、キャビンアテンダントのジーンが乗客を守ろうと立ち回り、乗客に紛れた航空保安官も銃の準備をする。
そして狙われている次期大統領候補マヴロン上院議員が、秘書の甘言に乗ってハッサンとの交渉を試みる。
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感想
セガールの途中退場にびっくりしましたね~…
それも飛行機に乗る前。
リーダーがいなくなって途方にくれます。
しかもキャピーは乗り込む際に大怪我を負っていきなり寝たきり。
「セガールなら… セガールなら何とかしてくれるのに」と絶望的ピンチについセガールの復活を願ってしまいますが、それはない。
精鋭とはいえリーダー不在でたった三人。
そして非戦闘員のグラントとケイヒル。
何度もテロリストたちに存在がバレそうになる緊迫感。
その上、通信機を失くしたために米軍に撃墜される可能性まで出てきてハラハラの連続です。
しかも爆弾の起爆装置を持っている人間は乗客内にいる、というオマケつき。
こんなピンチの連続に、セガールを退場させたために高まる緊張。
上手い演出だわ~。
最初からセガールがいないんだったら、ここまで絶望感が湧かないんですよね。
一度セガールという頼りになるリーダーを出しておいたからこそ、彼らの奮闘にドキドキする。
終始「どうなるんだろう」とハラハラしっぱなしでした。
キャストも「あ、この人はアレに出てた」といろんな作品で脇役として活躍している人が多いし、見ごたえあって面白かったです。
他カート・ラッセル出演作品
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