「アパートの鍵貸します」あらすじと感想【ネタバレあり】

 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

1960年に公開されたビリー・ワイルダー監督のロマンティック・コメディです。

主演はジャック・レモン

ワイルダーのコメディと相性のいい俳優ですよね(#^^#)

「お熱いのがお好き」大好きです♡

うだつが上がらないおバカさん、という役がすごく上手いですが、実はハーバード大学卒と聞いたときはビックリしました。

エリートなのに鼻にかけていなくて、もう人として好き♡

ヒロインはシャーリー・マクレーン

目・鼻・口…どのパーツも形がいいのに何故かファニーフェイスに見える彼女。

でも可愛いです。

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あらすじ

大都会ニューヨーク。

従業員数だけで地方都市の人口を上回る規模の大手保険会社に勤務するバドは、出世のために裏道を使っていた。

バドの住まいはセントラルパーク近くで雰囲気の良いアパートである。

その居心地の良い自分の部屋を、愛人持ちの上司たち4人に日替わりで貸し出しているのだ。

だからバドは毎日残業する。

時間を超過されて外で待ちぼうけをさせられたり、夜中に強引に貸し出すように命令されて一晩外で過ごして風邪を引いたり…

ラクではないが、出世の口利きをしてもらえるので文句も引っ込める。

おかげで隣の医者夫婦からは毎日とっかえひっかえ女性を連れ込むロクデナシと見られていた。

そんな上司たちの乱れた恋愛を横目に、バド自身は身持ちの堅そうなエレベーターガール・フランに恋していた。

フランも礼儀正しいバドに好感を持っていて、ふたりは気さくに会話ができる関係だった。

ある日、バドはついに人事考課の決定権を持つシェルドレイク部長に呼ばれる。

間違いなく昇進の話だと思い意気揚々と部長室に行くと、実はシェルドレイクもバドのアパートを使いたがっていたのだ。

ガッカリするが、ここでも昇進をエサにされ、断ることができなかった。

風邪を引いているので自室で休みたかったが、半ば強引にシアターのチケットと部屋の鍵を交換させられて、今夜はシェルドレイクに部屋を貸すことにする。

だけどロビーでフランに逢えて、バドは彼女をシアターに誘った。

先約がある、と断られるが、その後の用事はもうない。

先の用事を済ませたら20時半にシアター前で待ち合わせて一緒に観劇する約束をした。

ウキウキしながらシアターに向かうバド。

そしてフランは先約であるシェルドレイクとの待ち合わせ場所に現れた。

シェルドレイクの浮気相手は身持ちの堅そうなフランだったのだ。

 

ネタバレ&感想

本当に脚本が良く出来ていて、あちこちに散りばめられた伏線がどんどん回収されていきます。

お手本といっていいくらい完璧で、無駄な部分が一切ありません

ミラー部分が割れているコンパクト。

ハンガーに掛けられたフランの服。

バドが常備している睡眠薬。

シャンパンのコルクを抜く音。

こうした小物や何気ない演出で、登場人物たちが真相を知ったり誤解をしたり、そうして物語がどんどん進んでいく手腕。

三谷幸喜さんも相当影響を受けたと聞きます。分かります。

このシチュエーション・コメディにおいて、主人公のバドの性格はとても適任です。

出世欲はあるけれど、お人好しで頼まれると断れない

頼まれなくても人からの非難は自分が一身に受けて、本当に非がある人たちが咎を受けないように気を配ります。

そのせいで自分は誤解されて散々な目に遭うのですが、それでも助けてしまうんですよね。

なんでそんなにいい人なんだキミは…(ノД`)・゜・。

殴られても「いいんだ」と笑っていられるなんて、観ていて切ないじゃないか。バカァ(≧皿≦)

バドがいい人すぎるからシェルドレイクの悪役ぶりが光ります。

いるいるいる。こういう身勝手な男、現実にいる!

じ~ご~く~に~堕~ち~ろ~!! と心から思えるくらい俳優さんの演技、光ってます(;´∀`)

演じているのはワイルダー作品「深夜の告白」で主人公を演じたフレッド・マクマーレイです。

不倫相手となるフランも、報われない恋愛に疲れ果て、それでもどうしてもシェルドレイクへの気持ちを消せない辛さが、観ている側にひしひしと伝わります。

不倫はダメだ、奥さんに申し訳ない、という気持ちが見えないので、あまり好感を持てない女性ではありますが(-“-)

でもままならない恋愛に苦しむサマは誰でも経験するものだと思うし、気持ちが分かります。

人物の造形も本当に上手い脚本と演出なんですよね。

ストーリーには直接関係なかったけれど、有名な「ラケットでパスタを水切りする」なんていう演出もユニークです。なかなか思いつかない(;^ω^)

この映画の構想に、監督は10年かけたそうだけど、実際の脚本はどのくらい練って練って練りまくったんだろう、と思いました。

冒頭からラストまで、飽きることなく観られる作品です。

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