映画「プリティ・プリンセス2 / ロイヤル・ウェディング」あらすじと感想【ネタバレあり】
前作から3年後に公開された続編です。
主要人物に大きな変更はありませんが、今回は舞台をジェノビア王国に移しています。
アン・ハサウェイの相手役もクリス・パインに変更。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでドワーフのギムリを演じたジョン・リス = デイヴィスが悪役を演じます。
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あらすじ
ジェノビア王国の王女だと知ってから5年の月日が経ち、大学を卒業したミアはジェノビアに移り住むことになった。
現王妃である祖母クラリスの傍でその仕事ぶりを学ぶため。
そして国民に時期女王であると知らせるためである。
到着してすぐにミアの21歳の誕生日パーティーが開かれた。
そこでニコラスという好みのイケメンとダンスが出来てミアはご満悦だった。
しかし数日後、開催された議会でミアの王位継承が問題として挙がる。
ジェノビアの法律では、王家の女性は未婚のままでは女王にはなれないのだ。
この問題を挙げたメイブリー子爵の狙いは、自身の甥デヴロー卿を国王にすることである。
強弁に法律通りに進めようとする子爵と真っ向から反論するクラリス。
議員たちは折衷案として、30日以内にミアが結婚したら時期女王になる、と決定した。
盗み聞きをしていたミアもこの案に憤慨するが、クラリスと共にすぐに花婿候補を見繕う。
白羽の矢が立ったのは、ミアと年齢も近く釣り書きも申し分ないアンドリューだった。
そして、ミアの地位を脅かすデヴロー卿とはニコラスのことだと知って、彼に対して怒りをぶつける。
しかしアンドリューとの交際を順調に進めながらも、ミアとニコラスは互いを意識していた。
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感想
ミアの恋愛脳がひどくて、ちょっとハマれませんでした。
確かにアンドリューが当て馬でニコラスが本命なわけですが…
彼が現れるたび納戸で二人きりになったり、パートナーから離れて二人で話したり
クラリスが「もっと時期女王の自覚を持つように」と忠告してんのに、ニコラスが窓の外に来てくれたー♡ でわざわざ窓から出ていくの何なん?
普通に玄関から出て応対していいと思うんだけど、ドラマチック盛り上げのためなんでしょうか。
お転婆なミアが可愛い、と思わせるつもりのあざとい演出に萎える。
このあざとさはパレードシーンにも表れています。
いじめられている女の子を見てパレードを止めるミア。
その子以外にもティアラをつけさせて、みんな一緒に徒歩でパレード。
“優しいミア” の演出ですが…
この人、前作からしょっちゅう大事なイベントに大遅刻 (それも最初はブッチしようとしていた) したり、こうやって途中で遮ったり、進行を妨害する行為をしているから、「優しい」より「またかよ~」と呆れてしまいました。
このパレードにしろ、パーティーにしろ、何百人といるスタッフたちは、分刻みのスケジュールで全て滞りなく済むように気を張っているだろうに、そういうことに思い至らず勝手な行動をとるワガママ女に見えてしまうんですよね。
所詮映画だからそこまで考えなくていい、とは思いますが、う~ん、ダメだ気になる (-“-)
本人も祖母も「女王になりたい!なれる!」と言い張ってますが、自分勝手すぎて向いてないと思いました。
最後は誰も選ばず、独身で女王になる、と宣言。
映画だからまあ、いいですけど、ミアに精神的な成長も感じられず、わりとモヤモヤする作品でした。
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前作はこちら
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