「マルタの鷹」あらすじと感想【ネタバレあり】

2021/10/10
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

1941年に公開されたジョン・ヒューストン監督作品です。

過去に2度映画化されているダシール・ハメットの原作ですが、このヒューストン監督作が最高傑作となっています。

主演はハンフリー・ボガード

ハードボイルドとは何ぞや? を見事に体現して見せています。

マルタの鷹(字幕版)

あらすじ

サンフランシスコで開業している探偵サム・スペードの元に、ワンダリーと名乗る女性が訪れた。

失踪した妹を探してほしいのだという。

彼女の話では、妹はこの町でサーズビーという危険極まりない男と駆け落ちし、手紙を1度よこしたきり音信不通になってしまった。

ワンダリーから手紙を出しても、郵便局に取りに来たのはサーズビーのほうだったので、彼女は今夜、宿泊しているホテルでサーズビーと会う約束を取り付けた。

そこで妹が一緒に来ると思われるので、用心棒として傍にいてほしいということだった。

その依頼は、サムの相棒アーチャーが請け負った。

そしてその夜、ワンダリーが泊まるホテルに向かったアーチャーは何者かの銃撃を受けて殺された

警察から連絡を受けたサムは現場に駆け付け、刑事たちにアーチャーが仕事でここに来ていたことを説明するが、サーズビーもまた別の場所で他殺体となって発見されており、サムが犯人として疑われてしまった。

すぐにワンダリーに電話をかけるが、彼女はホテルをチェックアウトしており、連絡がつかなかった。

事務所に戻ると秘書のエフィーが出勤してきており、アーチャーの妻アイヴァも来ていると知る。

実はサムはアイヴァと不倫をしていた。

そのためアイヴァからもアーチャー殺しを疑われた。

自分の疑いを晴らさなければ、と苛立つサムのところにワンダリーから電話がかかってきた。

殺人が起きたと知って怖くなった彼女は、別の場所に移動していた。

彼女はサムに住所を告げ、そこで再び会う約束をする。

外に出ると、自分を尾行している人間がいることに気づいた。

軽く尾行をまいてワンダリーの元に行った。

そこで彼女は、ワンダリーは偽名で、本名をブリジット・オショーネシーといい、妹を探しているという依頼もウソだったと白状する。

彼女はサーズビーと一緒に仕事をしていたのだが、彼の裏切りで窮地に追い込まれて居場所を知りたがっていたのだ。

どんな仕事だったのか。

なぜサーズビーを追っていたのか。

サムが質問しても、ブリジットは頑なに答えようとしなかった。

事務所に戻ると、カイロという男の訪問を受ける。

紛失物の捜索依頼だったが、エフィーが帰宅して二人きりになった途端、カイロはサムに銃を向けた。

しかしサムは隙をついて反撃。

殴って戦意喪失させたカイロから話を聞く。

彼は、サーズビーが持っていた “黒い鳥の彫像” を探している人物の依頼でサムの元にやってきていた。

ブリジットと接点を持ったサムがいま彫像を持っている、と思っていたのだ。

サムは一計を案じ、ブリジットとカイロをこの事務所で引き合わせることにする。

 

感想

実を言うと、登場人物たちが物凄い早口で、字幕も説明不足な感じなので、正直わからない部分が多くて参りました。

落ち着いてキチンと整理すれば理解できるのですが、みんなもう喋る喋る。

なのに肝心な情報がなかなか出てこない不毛な会話が続いて、情報の取捨選択も出来やしない。

サムがどんだけ問い詰めてもブリジットが何も言わないんですよ。

だんだん「サムは何について訊いているんだっけ…?」と分からなくなってしまいました。

サムは (これもなぜだか分からないけど) ブリジットに「君は信用できない」と初っ端から見抜いてるんだから、じゃあこの人に真実を吐かせるのは諦めて別の手段で追求すればいいじゃん、と脱力しながら考えてしまいました。

頭脳だけではなく、自ら行動するハードボイルド探偵なんだから、頑なに口を閉ざす依頼人なんかサッサと見切りつけて、自分で証拠集めとかに奔走しろよ、と。

実際ブリジットはウソつきだし、サムも彼女がウソをつくと警戒しているので、彼女の言葉には悉く「それはウソだ」とバッサリ。

こんな感じのやり取りが延々と続くので「もう何がなんだか…」と頭パッパラパッパッパーの私にはお手上げです。

話の核心がどこにあるのか見失ってしまいました。

こんな感じだったので、ストーリーの筋道が理解できたのは、観終わって場面場面を思い起こしてからです。

観ている最中は、ブリジットと彫像 “マルタの鷹” が繋がったのがどの部分だったのかもわからないまま観てました。

なんとか頭の中が整理出来てストーリーの全体像が掴めたら、ああよく出来た作品なんだな、と思いましたが、視聴中はあまり楽しめませんでした…

もっと私に理解力があれば面白く観られたよな~、とちょっと悔しいです。

 

今回「シネマトゥデイ」で観たのですが、最後に「愛する女性でも警察に突き出すハードボイルド」と解説されていて、サムがブリジットを愛していたとは全然思っていなかったのでビックリしました。

いやなんか淡々としていたし、(その妻とよろしくやってたけど) 相棒のことを殺した上になかなか口を割らない面倒くさい女、とでも思っていたのかと(;^ω^)

キスはしてたけど、それも何か、江頭2:50分さんが橋田壽賀子さんに「うるさかったから、その口を黙らせるにはこの口で塞ぐしかない」でブッチュー!といったのと似たもので、愛情からのものではないと解釈してました。

その口を割らせるにはこの口で開けさせるしかない、みたいな。

だから哀願されても一切の同情を見せずに警察に突き出したのも、当たり前に受け止めてました。

そういう方向で見ると、ブリジットよりエフィーのほうがサムといい関係っぽいな、と思います。

恋愛関係ではないけど信頼関係が漂っていて、こっちの方が好きです。

ブリジットからの電話をサムが受けているとき、彼の机に浅く腰掛けていたエフィーがサラサラとメモを取るシーンがありました。

電話を切ると同時にメモを切って渡す一連の動作に、ふたりが長年一緒に仕事をしてきて、良いパートナー関係だと分かります。

その直後にメモを燃やしてエフィーが「まあ!」という顔をしてしまうんですが(;´∀`)

互いが有能であることは認めている、頼りになる関係性っていいな、とこっちの方に憧れました。

 

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