映画「ルームメイト」 (1992年) あらすじと感想【ネタバレあり】
女性同士の友情と確執を描いたストーカー作品です。
主演はブリジット・フォンダ。
彼女を追い詰めるルームメイトを、ジェニファー・ジェーソン・リーが務めます。
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あらすじ
独立したばかりのソフトウェア・エンジニアのアリソンは、同棲中のサムが前妻と浮気をしていたと知って彼を追い出した。
上階に住むゲイの友人グラハムに話を聞いてもらっても寂しさは癒えず、仕事もクライアントに足元を見られて価格を買い叩かれて上手く行かない。
ひとりでいることが辛いアリソンは、ルームメイトを募集した。
そこでやってきたヘディという、地味目で人当たりの良さそうな女性を同居人に選んだ。
アリソンの事情を知ったヘディは、復縁してまた彼と同棲を始めることはないか聞いてきた。
彼の写真を握りつぶしたアリソンは、彼への未練を持ちながらも「そんなことは有り得ない」と返答。
それを聞いてヘディは安心した。
追い出されてまた引っ越しする羽目になることを懸念していたのだ。
しかしサムからの電話はひっきりなしにやってくる。
アリソンが何度拒絶してもサムは諦めなかった。
その情熱に絆されたアリソンは、サムとよりを戻した。
再び同棲するため、ふたりはヘディに出ていってもらおうと話し合う。
アリソンが自分を邪魔者扱いしていることを知ったヘディは、アリソンの心を自分に繋ぎ止めるために様々な暴挙に出た。
彼女の異常なまでの執着がアリソンを追い詰めていく。
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感想
アリソンが身勝手なので、恐怖に慄いていてもあまり同情がわきません。
別れて寂しいからって、ルームメイト探すの早すぎ。
そして復縁したからって、ねえ?
「すぐにじゃなくていいのよ」と言いながら本音は「はよ出てけ」なのが丸わかりで、すごい自己中心的。
自分たちのほうが出ていく、と言いながらやっぱこっちの方がいい、とサムが言えば、やっぱりヘディのほうを追い出すつもりだし。
グラハムもなんか… 無条件でアリソンの味方して「ヘディは異常者だ」だもんな~…
その異常な行動を取らせたのは誰なのよ、っと。
確かにヘディは異常な人ではあったけど、この事態、アリソンが引き起こしているから、正直サスペンスを見ているときに感じる「逃げて~」というハラハラ感が起きませんでした。
むしろ「しょうがないよね。自業自得」とか思って、ヘディのほうを応援しちゃいました。
まさかのセクハラおじが救世主になろうとしたときなんか「あ、ヤバい」とか思いましたもん。
それにしても、サム殺しをアリソンになすりつけてヘディが逃亡するのかと思ったのですが、ノコノコ部屋に戻ってきて拍子抜けしました。
荷物持ってあのまま逃げていたほうが、個人的にはスッキリしたかな。
アリソンが逮捕されて絶望に堕とされ、ヘディは次のルームメイト (ターゲット) のところへ、みたいなラストを想像してました。
違ってちょっとガッカリ。
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