海外ドラマに出てきた英語表現を紹介したり、映画や本のレビューを書いている雑記ブログです。

チャップリン「殺人狂時代」あらすじと感想【ネタバレあり】

 
この記事を書いている人 - WRITER -
駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

長年親しまれた「放浪者チャーリー」のスタイルを捨てて挑んだチャップリン作品です。

原案はオーソン・ウェルズですが、ストーリーに肉付けし、脚本を練り上げたのはチャップリンになります。

殺人狂時代 Monsieur Verdoux [Blu-ray]

新品価格
¥3,465から
(2022/8/9 12:31時点)

あらすじ

30年間、真面目に銀行勤めをしてきて、経済恐慌で解雇された男アンリ・ヴェルデュ

自分が “青髭” になった話を、墓の中から語りかける。

 

北フランスのワイン商家に、彼らの家族セルマが銀行預金をすべて下ろした、という手紙が届く。

彼女は出会ってから2週間しか経っていない男といきなり結婚し、それから家族は会っていなかった。

その夫がアンリだ。

彼はすでにセルマを殺害し、その遺体を庭の焼却炉で燃やして彼女の家を売りに出す。

そして内覧にやってきたグロネー夫人を次のターゲットに定めた。

アンリは、金持ちで独身の中年女性と結婚しては殺害し、その財産を奪って自分の本当の妻子を養っているのだ。

グロネー夫人は条件にピッタリあてはまる。

しかし強引に迫りすぎてグロネー夫人は仲介業者ともども逃げ帰ってしまった。

仕方なくアンリは、現在婚姻関係継続中のリディアの元に行く。

その夜のうちにリディアを殺害。

翌朝はまた別のターゲット・アナベラのところに行った。

彼女の前では「ボヌール船長」という名前で、身分を偽っている。

殺害のチャンスを虎視眈々と狙うが、豪快なアナベラの悪運は強烈で、結局何もできずスゴスゴと退散した。

友人から、遺体から検出されない毒がある話を聞いたアンリは、さっそく調合し、ワインの中に仕込んでみる。

そして雨宿り中に知り合った若い女性を家に呼び、彼女に食事と毒入りワインを振舞った。

早く毒の成果を見てみたいのに、彼女はなかなか手を付けない。

彼女の身の上話に耳を傾けるうちにアンリは気が変わり、毒入りワインを下げて彼女を無事に帰らせた。

しかしまた新たなターゲットが必要である。

アンリはグロネー夫人の電話番号と住所を調べ上げ、彼女の家に近い花屋に、定期的に花を贈るように頼んだ。

その手続きをしている最中、アンリを怪しいと睨んでいるモロー刑事が窓越しから彼を凝視していた。

殺人狂時代 コレクターズ・エディション [DVD]

中古価格
¥1,760から
(2022/8/9 12:33時点)

感想

他のチャップリン作品に比べて喜劇色が少ない、なんて聞きましたが、そんなことないと思いました。

ドジっ子なところはチャーリーと変わらない。

お金を数えるのがベテラン事務員なみに早かったり、歩き方もチャーリーのように不格好です。

花屋から借りた電話でグロネー夫人を口説くセリフは完全に「ロミ男」だし。

聞いてしまった花屋さん、複雑そうな顔してたけど、よく笑わずにいられたな~。

私なら「オエエエ」とか思いながら口元がムズムズしちゃいそう。

そしてアナベラが強烈なキャラ!

彼女に振り回されるアンリのドタバタぶりは、かなり愉快です。

特にボートの上で殺そうとするたび「何してんのよ」と凄まれて「エヘッ エヘッ」と愛想笑いする姿は、元祖ぶりっ子。

てゆうか、アナベラがこの映画のヒロインと聞いて、お茶吹きました。

本当の奥さんでもなく、雨宿りで知り合った若い女性でもなく、アナベラ!?

これまで私が持っていたヒロインの定義が根底から覆されましたw

ラストが処刑場に連行されていく姿なので、たしかにコメディっぽくはないのかもしれません。

でもやっぱり悲愴感がない感じがチャップリン作品ですね。

最後のほうで大切なメッセージを残すところなんかも「独裁者」と通じるものがあります。

 

他チャップリン作品

「モダン・タイムス」あらすじと感想【ネタバレあり】巨匠同士は影響し合う

「独裁者」あらすじと感想【ネタバレあり】喜劇王 命がけの抗議

「街の灯」あらすじと感想【ネタバレあり】手のぬくもりが覚えている

「黄金狂時代」あらすじと感想【ネタバレあり】映画史に残る名シーンがザックザク

 

ラヴ・チャップリン ! コレクターズ・エディション BOX 2 [DVD]

新品価格
¥33,698から
(2022/8/9 12:34時点)

この記事を書いている人 - WRITER -
駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© セルフィッシュもーど , 2022 All Rights Reserved.