映画「特捜部Q 知りすぎたマルコ」あらすじと感想【ネタバレあり】
特捜部Qシリーズの映画化5作目です。
主要キャストが一新されました。
カール役は「遊星からの物体X ファーストコンタクト」のウルリッヒ・トムセンが演じます。
アサド役はザキ・ユーセフ、ローセ役はソフィー・トルプにそれぞれ変更です。
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あらすじ
チェコからの列車に乗っていたロマ人の少年マルコは、他人のパスポートを使ってデンマークに入ろうとして逮捕された。
そのパスポートは、4年前から行方不明になっている外務省職員スタークのものである。
スタークは小児性愛者で、当時13歳の少女をレイプした疑いがある人物だった。
今ならスタークの居場所が分かるかもしれない。
その捜査が、休職を早めに切り上げたカールに回ってきた。
レイプ事件の担当だった元同僚刑事に会いに行くカール。
話しを聞くと、スタークの失踪2週間後に課長から捜査打ち切りを命じられてそれっきりだったという。
次にアサドと共にマルコに会うが、マルコは一切喋らない。
レイプ被害者のシャンヌからは、警察に乗り込んできた父親はすでに亡くなっていると聞く。
そしてスタークの家に行き、無実を訴える妻の話をアサドに任せ、自室に行ってしまった娘のところへカールは行く。
壁に何枚も貼ってある彼女の絵を、カールは写真に収めた。
強引なカールの捜査にクレームが入り、課長から厳重注意を受ける。
捜査に行き詰まりを感じているとき、マルコが少年院から脱走した。
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感想
カールが… おじいちゃんでビックリ (゚д゚)
こんな、かなり落ち着いた年齢の人が、無茶して無軌道で偏屈な刑事を演じるのは違和感がありました。
前作までのカールから数年経った姿だと考えれば老けているのも致し方なし、とも思うのですが、そのわりに内面的な成長が見られないというのは… うーん…
ほんと、なんでキャスト一新したんだろう?
このシリーズを続けるつもりなら、むしろ若返らせるくらいのほうが良かったのになぁ。
おじいちゃんだから走れないし、銃を構えた立ち姿もなんかキマらないし、いろいろ弊害が出ちゃってます。
とはいえ、ストーリーのほうは面白かったです。
前4作に比べると猟奇的なものは少なく、目撃者の少年が追われるサスペンス作品に仕上がっています。
終盤で、少年院の女性事務員モーナがボコボコにされるショッキングなシーンがありますが。
外務省の汚職に気づいたために殺されたスターク。
その現場を目撃したマルコが命を狙われます。
マルコの口を封じるため、父親は殺害実行犯のゾーラに囲われていました。
しかし国境付近で逮捕されたことで警察と接触したマルコが喋ったと思われて、ゾーラの仲間に追われることになります。
カールとアサドはマルコを助けようとするのですが… おじいちゃん背後とられてることに気づかず ( ̄▽ ̄)
ベテランのはずなのに、なんて迂闊なのでしょう。
アサドもなんか影が薄いし。
この頼りないバディのため最後までピンチのマルコ。
そしてゾーラが実行犯なら、当然黒幕もいるわけで。
その辺りの決着は、尺の関係なのかちょっと駆け足気味でした。
面白かったですが、どうしても前作までと比べてしまって違和感に馴染めないまま観終わった、という感じです。
この先のシリーズも続けば、いずれ無くなってくるかもしれませんが…
でもやっぱりおじいちゃんにアクションは、観ているほうもちょっとキビしいかも。
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