映画「オーロラの彼方へ」あらすじと感想【ネタバレあり】息子の無茶ぶりに応えなきゃ

ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト」のジム・カヴィーゼルと、デニス・クエイドがダブル主演しているファンタジー・サスペンスです。
監督を「真実の行方」のグレゴリー・ホブリットが務めました。
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あらすじ
1969年10月。
太陽フレアの影響で、80年ぶりでニューヨークにオーロラがかかった。
消防士のフランク・サリバンは、看護師の妻ジュリアと、6歳の息子ジョンと円満な家庭を築いている。
趣味は野球とアマチュア無線 (ハム) 。
そんな彼は、倉庫での火災で殉職してしまう。
1999年10月。
刑事になり、フランクの友人サッチの部下として働く36歳のジョンは、結婚生活に失敗していた。
妻のサムが出て行った日、子供の頃からの友人ゴードが、自分の息子を連れて遊びに来る。
するとその子が古い道具箱を見つけ出し、開けてみると父フランクが愛用していた無線機があった。
ゴードの提案で、フランクがハムをしていた部屋に移動して作動させる。
しかしゴードたちは帰り、ジョンがひとりで無線機の前にいると、ハムがつながった。
中年の男性の声で、話してみると同じクイーンズ地区に住んでいるという。
話しが弾むけれど、ところどころで何かがおかしい。
30年前のメジャーリーグの試合結果を知らないし、相手もジョンの言うことに、狐につままれたような反応だ。
そして相手がフランク・サリバンと名乗ったとき、冗談だと思った。
ジョンも名乗ると、フランクは家族に近づこうとしている危険人物とみなして怒り出した。
だが翌日、ジョンが言ったとおりの場所で火事が起こり、彼の助言のおかげで命拾いしたフランクは、30年の時を経て成長した息子と繋がっていることを信じる。
そして生き延びたことを喜び合う。
だがジュリアが連続殺人事件の被害者になる未来に変わってしまった。
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感想
昔テレビ放映で観て、もう一度観たかった映画です。
こう言っちゃなんだけど、キャストもスタッフも邦題も地味でしたし、宣伝も特になかったから、期待もせず何気なく観てみたら、面白すぎてどんどん引き込まれたんですよね。
それからずっと心の中に残っていました。
今回再見して、やっぱり面白かったです。
父フランクが生き延びたことで未来が変わり、彼は肺癌で死んだ、というふうに周囲の記憶も改ざんされます。
フランクが火事で死ぬ運命を回避できたのは良かったですが、その代わり母ジュリアが当時を賑わせた、看護師ばかりを狙う「ナイチンゲール殺人事件」の犠牲者となり、死亡してしまいます。
フランクが死亡した場合は、ジュリアは警察からの報告を受けて勤務から外れていたから逃れられました。
しかし生存したことで病院内の勤務を続けて、犯人に目を付けられてしまったためです。
なんとも皮肉。
最初の1999年では生きていたのに。
そしてジョンは、このナイチンゲール殺人事件の捜査を担当していました。
被害者は3人だったのに、未来が変わったらジュリア含む9人に跳ね上がっています。
ジョンは母を救うためハムを使って30年前のフランクに相談。
犠牲者たちを救うようにお願いします。
無茶や~~ (;´Д`)
フランクもその無茶ぶりに一応反論しますが、愛する妻を救うため頑張ります。
しかし犯人にボコられ、罠にかかって自分が容疑を掛けられました。
うんうん、気の毒だけど、そうなるよね~。
30年後のジョンとの協力で、連続殺人犯は刑事のジャック・シェパードと判明。
シェパードは真相を知るフランクを殺そうとし、さらには30年後のジョンも殺そうとします。
ここがちょっと分かりにくいんですよね…
シェパードは、一体どちらの世界で死んだのか。
1969年でしっかりトドメを刺したから、1999年では体が消滅したのかな?
このあたりがタイムパラドックスの難しさだけど面白さでもあるんですよね。
サスペンスを盛り上げて、ハラハラする展開が続きました。
大団円の爽やかなラストも完璧です。
地味であまり話題にならない作品なんだけど、名作ですわ。
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