映画「アムステルダム」あらすじと感想【ネタバレあり】オールスターキャストなんだけど…
クリスチャン・ベールを主演に、マーゴット・ロビーやロバート・デ・ニーロほか、オールスターキャストで描くコメディ・サスペンスです。
「世界にひとつのプレイブック」のデビッド・O・ラッセルが監督しました。
新品価格 |
あらすじ
1933年。ニューヨーク。
自らも復員兵で医者のバートは、同じ復員兵たちの治療に尽力している。
元戦友で弁護士のハロルドとは、一度アムステルダムで別れて後に再会。
現在も交流が続いていた。
1918年に、共に助け合うことを誓った二人は、互いを庇いあって負傷し、野戦病院に運び込まれた。
そこで知り合った看護師ヴァレリーと意気投合し、三人は退院後にアムステルダムで共同生活を送った。
とても楽しい日々だったが、すでに結婚していたバートは、二人の反対を押し切ってニューヨークに戻ったのだった
あれから15年。
ハロルドから、戦時中に彼らの上官だったミーキンズ将軍の訃報を聞き、将軍の娘リズがバートに検死を依頼しているという。
シブシブながら引き受けたバートは、初対面の女性医師イルマと一緒にご遺体を解剖。
将軍は毒殺された可能性が高かったことが分かる。
そのことを、ハロルドと一緒にリズに伝えに行くが、路上で話しているときにリズは赤ら顔の男に突き飛ばされて轢死されてしまう。
男は周囲の人たちを扇動して、バートたちをリズ殺害犯に仕立ててしまった。
警察に追われ、バートの妻ベアトリスの実家に逃げ帰り、義父の威光で刑事たちを追い払ってもらった。
リズが亡くなる間際に出した名前「ローズ氏」を手掛かりに、将軍とリズを殺した犯人を捜すことにする。
ベアトリスはローズではなく、ヴォーズ氏ではないかと指摘。
彼女から社交界の名士トム・ヴォーズだと聞いて、バートたちは彼の屋敷に行く。
するとそこにはヴァレリーがおり、三人は思いがけない再会に驚愕する。
アムステルダム ブルーレイ DVDセット [Blu-ray] 新品価格 |
感想
タッチが軽すぎるというか…
面白そうだな、と思って観始めましたが、途中から「これいつ面白くなるんだろう?」と思い、結局最後まで面白くなかった、というのが本音です。
ヴァレリーとの再会を果たした後、彼らはディレンベック将軍という人物に会うことにしました。
デ・ニーロが演じる役にふさわしく重厚な人物です。
存在感は重く、ラスト近くの演説では聴衆を魅了するような迫力を、力強いメッセージと共に印象付け、監督が伝えたかったテーマはこれだろうな、と思ったのですが、それでもあまり感銘を受けませんでした。
なんかやっぱり作品全体が軽すぎるというか、うーん、とにかくハマらない。
「五人委員会」というファシズム信奉者たちの陰謀、というのが裏にあったことですが、それすらも分かりにくい。
つい最近「百条委員会」なんて言葉を聞いたから「5? 数字ちっちゃ」とか思ってしまいました。
ギャグのつもりなのか分からないけれど、バートの義眼がやたらコロコロ落ちるのも、MI6&CIAのエージェントコンビの鳥類談義も、ヴァレリーの前衛的すぎるアートも、くどいし面白くないし…
キャストが豪華、くらいしか良いところはないかな~。
この監督の作品は、以前「世界にひとつのプレイブック」も観たのですが、こちらもイマイチだったので、私には合わないようです。
辛口になってしまって、好きな人いたらゴメンなさい。
アムステルダム 4K UHD [4K ULTRA HD ブルーレイ] [Blu-ray] 新品価格 |
他クリスチャン・ベール出演作品
映画「ヘンリー五世」 (1989年版) あらすじと感想【ネタバレあり】
他マーゴット・ロビー出演作品
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」あらすじと感想【ネタバレあり】
映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」あらすじと感想【ネタバレあり】
他ロバート・デ・ニーロ出演作品
映画「タクシードライバー」あらすじと感想【ネタバレあり】鬱屈した男のモヒカンはショボい
映画「バックドラフト」あらすじと感想【ネタバレあり】火事は怖すぎ火の用心
映画「アンタッチャブル」あらすじと感想【ネタバレあり】サスペンスの演出が俊逸
映画「真実の瞬間 」あらすじと感想【ネタバレあり】密告は偽りでもOK、の恐怖
映画「ゴッドファーザー Part.2」あらすじと感想【ネタバレあり】誰も彼もが企んでいる
他クリス・ロック出演作品
映画「ビバリーヒルズ・コップ2」あらすじと感想【ネタバレあり】
映画「ドクター・ドリトル」 (1998年版) あらすじと感想【ネタバレあり】
他エド・ベグリー・ジュニア出演作品
映画「また、あなたとブッククラブで」あらすじと感想【ネタバレあり】80年代映画オタクの脳汁全開