映画「エアポート ‘75」あらすじと感想【ネタバレあり】パニック映画 睡魔との戦い
1970年公開の映画「大空港」の続編という位置づけの作品です。
前作から続投しているのはジョージ・ケネディのみ。
チャールトン・ヘストンの名前が一番上にクレジットされていますが、実質の主人公はカレン・ブラックです。
グロリア・スワンソンが本人役で登場し、「エクソシスト」のリンダ・ブレア、ドラマ「白バイ野郎ジョン&パンチ」のエリック・エストラーダらも出ています。
あらすじ
ワシントンのダレス国際空港で、CAのナンシーは就業前に恋人のアランと会う。
パイロットのアランはこれから地上待機、ナンシーはロス行きのコロンビア航空409便に乗り込むのだった。
チーフパーサーの彼女は、新人のベティを連れて機長たちに挨拶に行く。
コクピットに待機していた機長、副機長、機関士の三人は、リラックスした様子でスタンバイしていた。
特に女性慣れしている機関士にベティは夢中になる。
搭乗時間になり、続々と乗客が乗ってきた。
その中には女優のグロリア・スワンソンや、コロンビア航空副社長パトローニの妻ヘレンと息子ジョセフなどがいる。
そして直前に腎臓移植のドナーが見つかったことで、レシピエントの少女ジャニスも搭乗。
無事に離陸し、機体が安定した後、エコノミークラスの乗客で修道女のシスター・ルースがジャニスの傍にやってくる。
手術を受ける彼女を励ます歌声に、機内中が聞き惚れた。
順調な航空を続けていたが、この先に濃霧が発生しているため、ソルトレークシティーに着陸を変更するように管制塔から指示が入る。
ソルトレークに針路変更してしばらくすると、個人が操縦する小型飛行機が迫っていることに機長は気づく。
しかし操縦士が心臓発作で急死しているため避けることも出来ず、正面衝突してしまった。
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感想
最初のうちはテンポも悪くなく、シスター・ルースの歌も「いい歌だな~」なんて思ってたのですが…
事故ってからグダグダ。
パニック映画のはずなのに寝落ち寸前になりました。
衝突事故により機長は重傷。
副機長は機外に吹き飛ばされ、機関士は即死。
ド素人のナンシーが操縦桿を握ることになります。
地上のアランが無線で彼女を救けますが、このやり取りが単調で… 眠い!
基本的に、ナンシーの奮闘と飛んでいる飛行機のシーンが多く、乗客のシーンはあまり多くありません。
そのシーンにしても騒ぎ過ぎでリアリティがない。
思いっきりスタッフの「はいっ、エキストラの皆さん、騒いでください」という指示が来て喚いているのがハッキリ分かる演技です。
窓が破れたコクピットにしても、ちょっと強い風が吹いている程度。
航空技術の知識がない私でも「そんなわけないだろう」とツッコミたくなる軽度の被害。
風圧で飛ばされたのは副機長だけ。
全員飛ばされてもおかしくないし、ナンシーがコクピットに入ることも出来ないと思うんだけど…
そうすると話にならないから、そこは仕方ないと。
わかりました。オッケーです。
と、不都合な部分に目をつぶりながら観ましたが、どうしても睡魔が… 睡魔が…
申し訳ないですが、退屈で単調でした。
ついでに言うと、シスター・ルースがエコノミークラスに戻らず、ちゃっかりファーストクラスに居座ってるのが地味に気になりました。
そもそもジャニスの傍に来る必要もないのにやってきて、事故が起きても自分の座席に戻らない。
神に仕える身でありながら堂々とズルをする生臭坊主なシスター… ありがたみがない。
映画としてはアレですが、英語は聞き取りやすいし、飛行機内が舞台なので旅行英会話にも役立つとは思います。
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