映画「マーシャル・ロー」あらすじと感想【ネタバレあり】戒厳令が敷かれたら
テロ組織に襲撃され、戒厳令が敷かれるブルックリンを想定したエドワード・ズウィック監督作品です。
デンゼル・ワシントン主演。
ブルース・ウィリスが助演に回り、アネット・ベニング、トニー・シャルーブなどが顔を揃えました。
新品価格 |
あらすじ
サウジアラビアで爆弾テロ事件が起きた。
首謀者と見られるのは、イスラム原理主義者のシーク (教主)、 アハマド・ビン・ダラムである。
米陸軍将軍ウィリアム・デヴロー率いる部隊は砂漠で待ち伏せし、逃亡するダラムを拉致することに成功した。
一方、FBI捜査官アンソニー・ハバードの元に、ニューヨーク市警からの要請が届いた。
バスジャックである。
爆弾が仕掛けられていると聞き、相棒のフランク・ハダッドと共に現場に向かう。するとハバードたちが到着しないうちに爆弾は爆発。
しかしペンキ爆弾だったため死傷者はゼロだったが、これは本格的なテロ行為への予告だとハバードは考える。
犯人はハバードたちの到着寸前に姿を消していることから、FBIの対応時間を知っていることがハバードは気になった。
捜査の割り振りをしている最中、分析中のバスが保管してある倉庫にCIAの女性捜査官が入り込んで勝手に調べ始めている、と連絡が入る。
エリース・クラフトと名乗る彼女を倉庫から追い出し、部下に尾行させた。
そして、空港で二重底になった鞄を持ち歩いていた男カリームを泳がせるが、尾行に気づかれて逃げられてしまう。
しかしアジトを割り出したハバードたちは、カリームたちがCIAと繋がっていることに気づく。
アジトではカリーム達と一緒にエリースもハバードを待っていた。
中古価格 |
感想
湾岸戦争後・9.11前というタイミングで製作されていることに、アメリカVS 中東の長さを感じます。
この当時、大統領もクリントンでしたね。懐かしや。
さて、そんな中東情勢… まったく詳しくないです。申し訳ない…
が、そんなアンポンタンでも分かりやすいストーリー展開になっているので、純粋にサスペンス・アクションとして楽しめました。
ペンキ爆発のバスジャックはエリースたちCIAの仕業だったのですが、その後本当のテロが起きます。
バスやら小学校やら狙われまくり。
エリースとも協力関係になりますが、彼女お抱えの情報屋サミールがハバードには気に入りません。
協力したことでテロリストを一掃した、と喜ぶハバードたちでしたが、セレブが集まる劇場で大規模な爆発が発生。
テロはまだ終わっていませんでした。
そこでデヴロー将軍登場。
大統領命令として、ブルックリンを戒厳令下に置き、ハバードと対立します。
獅子身中の虫といいますか… 中東に向けられていた敵意が内ゲバに発展。
将軍の指揮の元、アメリカが自由の国ではなくなった状況に唖然としました。
戦車が町を練り歩き、兵士が市民に銃を向け…
とてもニューヨークに見えない!
民主主義国家にすらも見えない!
「そっかー、戒厳令が敷かれるとこういう光景になるのかー」と興味深かったです。
ベースボール・スタジアムが、移民を収容する檻に変貌するのも恐怖。
レバノン出身のフランクの息子まで入れられてしまい、ハバードも黙っていられません。
共存は理想ではあるけれど、悪意を持ってその国入り込んでいる外国人もいるわけで…
バランスの匙加減を間違えると問題が増えたり大きくなったりする移民問題の難しさを感じました。
日本でも移民は増えていると思うし、これからも増えるかもしれないけど…
まだ問題は山積しているし、今の段階ではあまりホイホイ受け入れないほうがいいんじゃないか、と改めて思いました。
新品価格 |
他ブルース・ウィリス出演作品
映画「ダイ・ハード」あらすじと感想【ネタバレあり】不死身で不運な男のクリスマス
映画「ラッキーナンバー7」あらすじと感想【ネタバレあり】怒涛の伏線回収が見事
映画「シックス・センス」あらすじと感想【ネタバレあり】ラストの衝撃を上回る俳優の衝撃
映画「永遠に美しく…」あらすじと感想【ネタバレあり】美しさは罪… いえ、ゾンビ
他アネット・ベニング出演作品
映画「真実の瞬間 」あらすじと感想【ネタバレあり】密告は偽りでもOK、の恐怖
映画「恋の掟」あらすじと感想【ネタバレあり】男はソレを我慢できない
他トニー・シャルーブ出演作品
映画「シェフとギャルソン、リストランテの夜」あらすじと感想【ネタバレあり】
中古価格 |