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「真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!」感想

2022/06/26
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

タイトル長い… ( ̄▽ ̄)

でもこのタイトルに惹かれて読み始めたので文句は言えない。

内容がもう分かるじゃないですか。

他の女に心変わりした男に思いっきり「ざまあww m9(^Д^)プギャーしてやる話ですよね?

え? 違った?

 

この作品も「鬼の花嫁」と同様に、コミカライズ版の広告を頻繁に目にするようになって読み始めたクチです。

こちらもコミック版の絵がすごく綺麗で見やすいのですが、まだあまり話が進んでいないのでノベル版が読めないかと思ったら、ありました読めました。

投稿サイト「小説家になろう」でかなりのPV数を打ち出していたんですね。

 

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あらすじ

7歳のときに王太子エドワードの婚約者に選ばれたマリアベル・バークレイ侯爵令嬢。

それから10年。

厳しい妃教育に耐え、「完璧な淑女」と呼ばれるまでになった彼女に、エドワードは「真実の愛を見つけたから」と婚約破棄を申し出る

彼が見つけた真実の愛の相手は酒場で働いていた平民の女性アネット

マリアベルとは正反対のタイプである。

エドワードは、アネットの教育係をマリアベルに頼んできたり、自分の側近であり乳兄弟のサイモンをマリアベルの次の婚約者にあてがおうとしたり、悉くマリアベルを傷つける。

傷心を癒すため王都から離れ、母が暮らす領地に戻ってきた。

半年が経ち、穀倉地帯のバークレイ領でもうすぐ収穫祭がやってくるという頃、大国ガレリア帝国の花祭りに父ジェームズから誘われる。

帝都ではなく、領地に近い小さな町の祭りと聞いて、マリアベルも心安く父と共に訪れた。

この旅行では、ジェームズは別の目的も持っていた。

ひとつはマリアベルの結婚相手にふさわしい帝国の貴族の紹介。

そしてもうひとつは、バークレイ家が生き残るための施策。

現在王宮で権勢を奮っているダンゼル公爵とは、共に主力生産品である麦の流通で争っている。

父は事業拡大のためにガレリア帝国にバークレイ産の麦を売り込むつもりだった。

宿屋で帝国側の担当者と顔を合わせることになっていたが、待っていたのはガレリア帝国皇太子のレナート・ガレッティだった。

まさか皇族自ら足を運んでくるとは思わなかったが、さらに驚いたことにレナート自身がマリアベルとの婚姻を望んでいた。

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感想

“なろう系” と思ってナメてました。すみません。

恋愛ばかりでチート炸裂のご都合主義的ストーリーかと思っていたのですが  (そういうのもまあ嫌いではないけど)  王宮に渦巻く権謀術数や各国で水面下に潜んでいる争いなど、ファンタジーでありながら、社会的なテーマも描写されていて面白かったです。

10年前に全世界で広がった疫病に “麦” が関わっていた伏線などもあり、架空の世界でも「基盤となる社会」をきちんと設定した上で執筆されていることに、著者である彩戸ゆめさんの真摯な姿勢が窺えます。

そういう部分の描写が面白かったこともあって最後まで一気に読んだので、作家としての力量が高いのでしょうね。

ただ単に「ざまあww m9(^Д^)プギャー」するだけのストーリーではなかったし、そもそも完璧な淑女たるマリアベル様がこんなこというはずがなかった

悪人ダンゼル公爵や、アホのエドワード、陰険サイモンなど、その「やらかし」の度合いによってそれぞれの因果応報を受けますが、マリアベルは静かに見つめるのみです。

一度どん底に落ち、そして運命の愛に巡り合った女性の強さがにじみ出ているような描写でした。

ただ、残念なことに主人公の相手役たるレナートの影が薄いと感じました。

完ぺきな人なんだろうけど… いや、そのせいか?

ヘタレのエドワードや終盤にいきなり独壇場がある国王、娘を想うジェームズなどのほうが断然存在感があるんですよ。

そしてレナートは屈強な体つきで、政治手腕にも長け、言葉遣いというか喋り方がジジむさ… 老成されていて、23歳というのが違和感ありました。

乙女ゲームとかでも、このスペックは36歳くらいに設定されないか?

レナートが喋るたび脳内には「むくつけきオッサン」の姿が現れるんだけど、そのたび「23歳23歳23歳…」と頭の中で唱えてオッサンの姿を追い払ってました。

表紙をろくに見ていなかったもので…

レナートのファンの方には申し訳ない <(_ _)>

 

こちらもよろしくお願いします

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