英検準一級合格への道のり【二次試験・面接を制覇】話せるようになる秘訣
筆記の一次試験に合格すると、そのすぐ後に二次試験の面接に進みます。
合格通知が来てから対策を練っては遅いので、一次試験を受ける前からやっておいたほうがいいです。
今回は二次試験でどんな対策をしたのか書いていきたいと思います。
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最初は撃沈
実は私は準一級には三回不合格になっていて、そのうちの一回は二次試験で落ちました。
明らかに対策不足で、四コマの説明もしどろもどろ。
質問されても全部訊き返して、どんどん減点されていくのが自分で分かりました。
「ああ…ダメだ」と落ち込みながら部屋を出ようとしたら、面接官から“Have a nice day.”と声を掛けられて、最後の挨拶までし忘れていたことに気づいて、本気でヘコみました。
その日はもう「ワイはダメ人間や~」と布団被って長い夜を過ごしたことを覚えています。
試行錯誤の末に
留学経験も海外生活経験もないことから、スピーキングの絶対量が足りないことが敗因だ。
そう思って、試験終了後すぐに英会話スクールに通うことにしました。
それもマンツーマンレッスンでお願いし、とにかく話す量を増やすことを考えたんですね。
しかしやっぱり聞き取れずに何度も訊き返すし、言いたいことも全然英語に変換できないし、ギクシャクしたまま結局功を奏さず…
合格者の方の二次試験対策などもネットで漁りまくりました。
そして「いきなり話そうとするから話せないんじゃないか」と、遅まきながらふと気づいたのです。
話せるようになるために、書く!
とあるブログで、二次試験の解答をノートに書いている、という方がいらっしゃいました。
だいぶ前なので、今そのブログがあるか分かりませんが、それを見たときに、言いたいことをまず紙に書いて、自分なりに英作文をするのがコツだと教えられました。
というのも、自分が言いたいことを話す、というのは口に出す前に頭の中で英作文をすることなんですよね。
だから英作文の練習を重ねていくことはスピーキングには重要だったのです。
そして自分の作った英文をまず紙に書くのは、可視化することで間違えた部分を確認することができるし、手直ししたり辞書や参考書を調べて文章の精度を上げるためなんですよね。
すぐにこのやり方に切り替えました。
過去問から二次試験問題の4コマ漫画部分をコピーしてノートに貼り付け、そして質問される文を、5行くらい空けて書き写していきます。
本番とは逆ですが、質疑応答の解答を先に英作文し、余った行に4コマの説明文を書いていきました。
詰まったらもちろん辞書を引いたり、「模範解答」を参考に分かりやすい表現に切り替えたり…
そして出来上がった英文を音読してみます。
上手く言えなかったところはもっと自分がしゃべりやすい言葉に変えたりして、どんどん改良していきました。
試験本番
かなりの数の過去問をこなし、英作文に慣れてきたせいか、二次試験本番でははじめからリラックスして臨むことができました。
なんというか「あれだけやったんだから大丈夫」と自分に言い聞かせて、順番待ちしてましたね。
そしていよいよ自分の番がきたので、まず挨拶から、と大きな声で“May I come in?”と言って入り、入室と同時に“Hello. Nice to meet you.”と言って席に近づきました。
配点項目の「atitude」(積極的に英語を話そうとする姿勢)での満点をまず狙ってのことです。
軽い雑談も英会話スクールに通っていたおかげでスムーズにいけました。
スクールも全然役に立たなかったわけではないんです (;^ω^)
そして紙を渡されて、黙読の後に説明。
もうだいぶ前なのでほとんど覚えていないのですが、「都会のセールスマンが、田舎の人たちと協力して田んぼの脇に屋台を出店する」というストーリーだったと思います。
黙読しながら「田んぼって英語でなんて言うか分からない…。ええいもう “field” でいいや」と考えたことを覚えています。
分からないからといって口をつぐんでしまうのが一番良くないのです。
似たような言葉で代替するのも面接でのコツです。
そのおかげで自分でも信じられないほどスムーズに英文を話すことができました。
二次試験は難しい表現は必要なく、中学生までの英語でも大丈夫です。
「準一級の試験なのだから、難しい言葉も使わなければ」と思うかもしれませんが(実際、私はそう思い込んで余計にドツボに嵌りました)
要は伝わればいいので、むしろ簡単な英文のほうが相手にも分かりやすくていいと思います。
まとめ
本当に二次試験は、このやり方に辿り着くまでどうすればいいのか分からず、永遠に準一級に合格しないのではないかと思っていました。
いまこうして合格を手に入れられて良かったと思います。
ずっと遠回りをしてきましたが、スピーキングとライティングは繋がっているのだと実感しました。
話すために、間違えてもいいからどんどん英文を作って書いて読んで、自分の血肉にしていってください。
試験本番で、驚くほどスムーズに英文が口をついて出てきますよ。
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