「ファンシイダンス」あらすじと感想【ネタバレあり】

 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

1989年公開。

「Shall we ダンス?」の 周防正行 監督の一般劇場用映画デビュー作です。

主演は、当時ジャニーズのアイドル・トリオ「シブがき隊」の解散から間もない頃の本木雅弘さん。

アイドルから俳優に移行する転機になった作品です。

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あらすじ

ライブハウスでロックバンドのヴォーカルをしているチャラ男の陽平は、大学卒業後は就職せず実家の寺を継ぐため、1年間山寺の修行に行くことにした。

彼女の真朱の手で剃髪してもらうが、離れ離れになるので不満や不安を聞かされる。

たったの1年だけ。

待っていて欲しい、と陽平は真朱に告げて修行僧が集まる山奥の禅寺・明軽寺に向かった。

行きの飛行機に乗り込んだところで、弟の郁生も雲水姿で搭乗しているのを発見した。

郁生も修行僧になるのだと聞いて、本当は寺を継ぎたくなかった陽平はヘソを曲げる。

実家の寺は陽平が継ぎ、自分はどこか別の寺へ養子に出ることを希望している郁生は、陽平と言い合いをしながら山に登る。

そこへ派手なオープンカーが二人の眼下で止まり、雲水姿の若い僧がひとり降り立った。

運転席にいる女性と名残惜しそうにしている。

彼も同じ修行僧としてやってきた英峻という男だった。

三人揃って明軽寺に到着し、さっそく古参の僧・光輝から厳しい応対を受ける。

そこへ珍来という修行僧が遅れてやってきた。

遅刻をしたため「帰れ」と言われ、珍来は大人しく帰っていく。

三人は荷物チェックを受けるが、陽平はウォークマン、郁生はたくさんのお守り、英峻は複数のクレジットカードを持ってきていたため、全員玄関で立たされる。

逃げ帰った珍来は、母親に腕を引っ張られて戻ってきた。

上座を許された陽平たちは、翌朝からさっそく厳しい修行生活に入る。

事細かに作法が決められ、わずかでも違えれば蹴られたり、座禅を組まされて警策で打ち据えられる。

まだまだ不慣れな日々を送っていたとき、就職していた元バンド仲間のアツシが、会社の新人研修で寺にやってきた。

アツシから真朱が他の男と付き合い始めたと聞いて、陽平は修行に身が入らない。

座禅中も考え込んでしまい、容赦なく打ち据えられた。

しかしアツシの下山と入れ違いに、真朱が寺にやってきた。

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感想

かなり厳しいお寺ライフに陽平たち修行僧は心身ともにヘトヘトになります。

しかし陽平たちを厳しく罰して威張り散らしている光輝たち古参の僧たちは、実はこっそり檀家からの菓子折りを溜め込んだり、お寿司の出前を取ったりと結構やりたい放題していました。

でもそれも、さらに上の位の僧の人たちには内緒。

光輝たちが楽しそうにヒソヒソ話しているのを、掃除中の郁生が聞いてしまいました。

郁生はそれをネタにして、自分もちゃっかりお寿司のご相伴に預かります。

そしてそのことを内緒にしたまま、陽平たちには光輝たちの部屋の菓子折りを盗ませて、毎日粗食に耐えている彼らに食べさせてやりました。

陽平たち三人はそれぞれトイレの個室でお菓子を貪りますが、食べ終わった後は虚しさが残ります。

次の修行僧たちがやってきた頃、陽平らも托鉢で下山します。

久々の外界に陽平は開放感を感じてナンパしたり、キャバクラを見つけて夜に遊びに行きました。

ちなみにキャバクラではカツラを被って変装した光輝も客としてきていました。

そのために寺に戻ったとき、即効でバレて全員キツい罰を受ける羽目になった上、郁生だけお寿司を食べたことも判明して修羅場に(;^ω^)

実はガッチガチに厳しい制約があるような場所も、意外とこんなふうに息抜きしたり、ルールを破ってもバレない方法があったりするんですよね。

最低限の社会的なルールは守らないとダメだけど、その場所独自のものや理不尽なものなんかは、少しくらいはみ出てもいいんじゃないかと思います。

 

明軽寺によくお墓参りにやってくる若い女性がおり、彼女は “マドンナ” と呼ばれて光輝といい感じでした。

光輝はマドンナにデレデレで、いつも率先して近づいていき、彼女に優しく接します。

しかし外界から来たばかりで、共に美人の彼女がいる陽平と英峻、そして色気より食い気の珍来からも、マドンナのご面相は残念にしか映りません。

そんな時に真朱が寺にやってきてしまったので、陽平は人目を避けるため墓地の区画に真朱を連れ出しました。

久しぶりにイチャつきたい真朱が陽平の首に腕を回すと、陽平を目の敵にしている上位の僧・寿流が現れて陽平を怒鳴りつけます。

そこへ偶然マドンナと手を繋いで現れた光輝は、真朱を見て初めて外界の女性に美人がいることを知り立ち尽くしました。

しばらく呆然と三人のやり取りを見た後、光輝はマドンナの顔を改めて見て、そっと手を離します

それ以来、マドンナのことを避け、キャバクラに遊びに行き、最後には変装して下山するオチにww

マドンナ、何も悪くないのに可哀想だぁ…( ;∀;)

視野を元から広くしていれば、無駄に傷つけずに済んだと思います。

こうと決めたらこう! みたいに、真っ直ぐになりすぎないことも大切かもしれませんね。

ちなみにマドンナ役の広岡由里子さん、かなり多くの映画やドラマ・CMなんかで活躍している名わき役女優さんです。

でもこの映画で初めて存在を知ったので、お見かけするたび「あっ、マドンナだ」と言ってしまいます。

 

英峻が寺に来た理由は、彼女の実家がお寺のため、結婚してその寺を継ぐつもりだからです。

ふたりとも結婚に前向きなための選択だったわけですが、英峻が毎日厳しい修行に耐えている間に、彼女はなんと他の男と駆け落ちしてしまいました。

お寺にいる理由を失くしてしまった英峻でしたが、下山せず頑張って最後まで修行するために寺に残ります。

偉いぞ、英峻…(ノД`)・゜・。

遠距離恋愛、ワケあり恋愛…

いつも一緒にいられるカップルよりも、破局する確率はやっぱり高いんでしょうね。

そばにいないから寂しさは募るし、自分から気持ちが離れたのではないかと不安にもなるし。

真朱も、連絡をくれない陽平にイライラしっぱなしでした。

年月を「あっという間」と感じるか、「長い…」とモンモンと感じるかもポイントだと思います。

会えない時間…

正直、郷ひろみさんの歌のように、愛を育てる、とはいかないようですが、互いに信頼して自分自身の成長に目を向ければ上手くいくかもしれません。

 

気づくともう30年も昔の作品なんですね~。

本木さんや鈴木保奈美さん、竹中直人さん、田口浩正さんなど、昔から変わらないと思っていた人たちも、改めて観ると「若い!ピチピチしてる!」と変化に気づきます。

そして一番変わっていたのは英峻役の彦摩呂さん。

すんごいスリムでイケメンのオーラが出ていてビックリです。

はっきり言って初見の方はクレジットを見ないと、絶対あのグルメ・レポーターと同一人物とは見抜けないと思います。

こういう、出演者の若い頃の姿が見られるから、昔の映画をあえて今観るっていうのは面白いんですよね。

 

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