「アマデウス」あらすじと感想【ネタバレあり】

 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

ミロス・フォアマン監督が「カッコーの巣の上で」に続いて2度目のアカデミー監督および作品賞を獲得した大作映画です。

天才作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯を、嫉妬と羨望の眼差しで見つめる宮廷作曲家アントニオ・サリエリを中心に描いています。

サリエリを演じたF・マーリー・エイブラハムがアカデミー主演男優賞を獲っています。

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あらすじ

ウィーンにある邸宅で深夜、モーツァルトに赦しを乞う声が響き渡った。

泣きながらモーツァルトを殺したことを詫び続けるその老人は、アントニオ・サリエリ

かつてオーストリア皇帝ヨーゼフ二世に仕えていた宮廷作曲家だ。

心配した使用人たちが部屋に入ると、サリエリは首を切って自殺を図っていた。

一命を取り留めたサリエリは、精神病院送りとなった。

そんなサリエリの元に、神父が面会にやってくる。

サリエリは何曲かピアノを弾いて「知っているか?」と神父に訊いた。

神父は何度も首を振るが、最後に弾いた曲だけは分かった。

それはモーツァルトが作曲したものだった。

神父が知らなかった曲はすべてサリエリ作曲である。

サリエリは肩を落としながら、若かった日々に思いを馳せ、神父に話して聞かせる。

 

幼少の頃から音楽に情熱を持っていたサリエリだが、文化に理解を示さない商人の父親に音楽を禁止されていた。

すでに神童と名高かったモーツァルトの噂は聞いていて、協力的な父親がついていることが心底羨ましかった。

サリエリは教会で、音楽の道に進めるように神に祈る。

そしてすぐに父親が心臓発作で亡くなり、ウィーンに引っ越すことが決まると、神が願いを聞き届けてくれた、と思い込んでより信仰心が篤くなる。

音楽の都で思う存分に力を発揮したサリエリは、文化を好むヨーゼフ二世の音楽教師に抜擢された。

皇帝の腕前は上達しなかったが良いパトロンであり、宮廷作曲家としてサリエリは栄華を誇る。

ある日、神童モーツァルトが大司教の御前演奏会を開くと聞いて見に行った。

すでにモーツァルトの曲は聞いていて、その才能に嫉妬していた。

だからこそどんな人物か知りたかったのだ。

演奏会の会場で、一際下品な振る舞いの男がいた。

場もわきまえずにゲラゲラ笑いながら女性を追いかけまわす、その男こそヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトだった。

音楽の神に愛され、溢れんばかりの才能に恵まれた作曲家が、あんな下品極まりない男だなんて…

サリエリはショックを隠せなかった

数日後、モーツァルトが宮廷にやってきてヨーゼフ二世に謁見すると知り、サリエリはモーツァルトを歓迎する曲を作った。

ヨーゼフ二世の拙い演奏で弾かれたその曲は、モーツァルトから「同じリズムの繰り返し」とダメ出しされ、「もう覚えたから」と楽譜も受け取ってもらえなかった。

しかもアレンジ・バージョンをその場で、即興で作られて演奏される。

格段に良くなっていた。

サリエリは悔しさに歯噛みする。

さらに新作のオペラ制作を任されたモーツァルトは、初のドイツ語オペラ「後宮からの誘拐」を成功させる。

皇帝からの覚えが愛でたくなったモーツァルトに脅威を抱いたサリエリは、自分の立場を利用してモーツァルトを追い詰めていく。

 

感想

3時間の長尺ですが、見ごたえがあって面白いですねぇ…

変人 (ていうか変態) なのでモーツァルトの子供っぽさも悪気が無いのが分かります。

でも “才能がない” という点では凡人なので、目の前に現れた天才にサリエリが激しく嫉妬する気持ちは、もっと分かります。

そりゃ同じ道を歩んでいる中で、あんなにも他を凌駕する圧倒的な存在がいたら…

あまりにも実力差があれば諦めることもできるけど、サリエリは才能・実力にさほど差がなかったからこそ、劣っていても諦められなかったのでしょうね。

そもそも彼は努力の人でもあったから…

才能があるからこそ、モーツァルトにはそれに見合う高潔さとか人格が欲しかったんですよね。

もうこれ、ファン心理

自分勝手な幻想だと分かっていつつ、推しにはイヤなヤツであってほしくない

人によっては、モーツァルトは天真爛漫で愛すべき人物だったかもしれませんが、サリエリには絶対に受け入れられない人格です。

でも哀しいことにサリエリは、モーツァルトの才能を見抜く能力があったために、彼の人格が嫌いでも作品は好き♡ というジレンマに苦しみます。

だから瀕死のモーツァルトが作る曲の譜面起こしは楽しかったことでしょう。

目の前から排除したいけど、作品は残したい。

自身の愛憎に振り回される苦しみは、気の毒としか言いようがない(;´Д`)

あんなに篤かった信仰心も、無くなってしまいました。

ラストの神父の顔…

この話を延々と聞かされて彼も信仰を捨ててしまいそうな微妙な表情になっていました。

才能の面で神から愛されていたモーツァルトでしたが、人間たちから憎まれたことが早世の要因だった気がします。

もっと謙虚さを身に着けていれば…

そしてどんなに神を敬っても、乗り越えられない壁はどうしたって乗り越えられない

サリエリのほうも、無理に高みを望まず、自分の限界・いま手の内にあるもの、に目を向けて幸せを感じる謙虚な気持ちがあれば…

ということは、いずれにしても人は謙虚にならないと幸せを感じられない生き物なのかもしれないですね。

それでも「あれしたい、これしたい」と欲がムクムク出てきちゃうので、難しいところです。

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