映画「パブリック 図書館の奇跡」あらすじと感想【ネタバレあり】ホームレスたちの居場所
エミリオ・エステベスが監督・脚本・製作・主演をこなした、コミカルなヒューマンドラマです。
共演はアレック・ボールドウィンとクリスチャン・スレーター。
実際の出来事をモチーフにしています。
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あらすじ
オハイオ州シンシナティにある公共図書館には、毎日ホームレスたちが開館から閉館まで集まっていた。
折しも街は大寒波の影響で、連日ホームレスたちが凍死している。
図書司書のスチュアートもそのことを憂いているがどうすることもできない。
常連たちにお金を渡すのが精いっぱいだった。
先日、体臭のキツさから出入り禁止にしたホームレスがおり、そのせいで検察官のデイヴィスに訴えられた。
館長も弱り顔である。
閉館時間が近づきスチュアートが書架の整理をしていると、ホームレスのリーダー格ジャクソンが「この図書館に立てこもる」と宣言してきた。
見渡すと100人近くのホームレスたちが凍死のリスクを回避するため、図書館に留まる決意に満ちた顔で立っていた。
スチュアートは理解を示し館長に掛け合うが、無理だと突っぱねられる。
しかもスチュアート自身はデイヴィスの訴えにより解雇されようとしていることまで分かった。
スチュアートは自分の担当エリアである3階の閲覧室にホームレスたち、そして女性職員のマイラまで巻き込んで立てこもりを支援。
そのため市警の人質交渉人ビルが呼ばれ、市長選に立候補しているデイヴィスはこの事件を利用。
スチュアートがホームレスを人質にしている凶悪犯、という事実を捻じ曲げた報道がされてしまう。
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感想
実直な図書館員に見えたスチュアートですが、前科があるのがバレてしまいます。
彼も元ホームレスでした。
図書館で救われた彼は、図書館で彼らを救おうと懸命になります。
しかし凶悪犯扱いされている現状、図書館の中だけで平和的に解決するのは無理な話です。
そこで頼りになるのが、前日にエッチしたアパートの大家さん。
(・∀・) <・・・
ご都合主義というか何というか…
外にいる彼女との連携でテレビレポーターの誤解を解くことから始めます。
マイラも途中から外に出るので、密室劇という類の映画ではありません。
デイヴィスなんかスチュアートの挑発を受けて、外で5分間寝そべったりしてます。
やり切ったデイヴィスの怒りは頂点。
ますますスチュアートたちは不利な状況に追い込まれ、内部でも問題が起こってきます。
それなりに善戦しましたが、警官隊の突入というところでついにお手上げ。
全員マッパで逮捕されることになりました。
なんて嬉しくないハダカだ
どうせ脱ぐならもう少し若い頃に… アワワワ なんでもないです。
暖を求めて立てこもり、寒波の中をフルモンティ。
矛盾した行動に「!?」となりましたが、まあまあ面白かったです。
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