海外ドラマ「メンタリスト」で英語学習 season3 第1話~第6話
ジェーンの過去に触れたり、クリスティーナの件を通じてレッド・ジョン関連に言及したりと、シーズン初っ端からこのドラマの“核”となる部分を扱った話が続きます。
箸休め的な話は第4話あたりからです。
今回は4話に「HEROES」のジャック・コールマン、第5話に「スーパーナチュラル」のジム・ビーヴァーがゲストで出ています。
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第1話「夕焼けの空」
kingmaker
「(政界の)影の実力者」
It’s not really my cup of tea.
「ぼくの得意分野じゃないんだ」
ハイタワー部長(彼女が局長だと思った…)のさらに上司にあたるバートラム局長が新しく就任してきました。
コネのある人物が誘拐され、バートラムはリズボンとジェーンにしっかり捜査するよう命令します。
だけど前シーズンラストでレッド・ジョンに誘拐されたクリスティーナの安否が気になっているジェーンは、この事件はパスする、とバートラムに告げました。
驚くバートラムにこう言って去ろうとします。
cup of teaには「得意な活動、お気に入り」の意味があります。
第2話「赤い血糊」
half carat
「0.5カラット」
宝石の質量単位ですね。
He’s a carny like you used to be?
「昔のあなたみたいに、旅芸人をしているの?」
義弟ダニーからの電話で殺人現場に居合わせてしまったジェーン。
第一容疑者となってしまいます。
そしてダニーのことをリズボンに話します。
ジェーンも子供の頃、父親に連れられて移動遊園地で“超能力少年”を装ってインチキ占い師のようなことをする旅芸人のようなものでした。
なのでセリフの末尾にused to be「以前は~だった」がついています。
carnyは「巡回ショーで働く人」をいいます。
Stall him.
「時間稼ぎをしておいて」
リズボン宛てに地元警察の担当刑事から電話が入ります。
しかしジェーンのことが気にかかっているリズボンは、電話を受けたヴァンペルトにこう言って、退室するジェーンを追いかけました。
そう言われたヴァンペルトは大弱りです。
stallは「言い訳や誤魔化しなどで時間を稼ぐ・引き延ばす」の意味があります。
Tendency to outfox himself.
「裏をかこうとしすぎなのよ」
下手に動いては失敗するダニーの性格を、彼を知る人はこう分析します。
outfoxは「裏をかく、出し抜く」です。
Guess I’m losing my touch.
「あたしも腕が落ちたもんだよ」
着飾ってオープンカフェに座るヴァンペルトの元にやってきた老婦人。
実はスリで、ジェーンの知り合いでした。
そして彼女は、ヴァンペルトが刑事だと見抜けなかったことに軽くヘコみます。
lose one’s touchで「腕が鈍る、下手になる」というイディオムです。
第3話「血まみれの手」
She’s half a nutcase walking out the door.
「変わり者なんだし、自分から出ていったんだろう」
クリスティーナの行方は依然つかめません。
彼女が霊能者ということに懐疑的な担当刑事は、誘拐ではなく自ら失踪したのだと考えていました。
nutcaseは「変人」という侮蔑語です。
使わない方がいいですね。
It’s a figure of speech.
「言葉のアヤですよ」
figure of speechで「言葉のアヤ」になります。
I like your vim.
「私はきみの熱意が好きなんだよ」
vimは「活力、精力」です。
第4話「レッド・カーペット・トリートメント
periodic table
「元素周期表」
He was full pardon two days ago.
「2日前に完全恩赦で出所してる」
被害者は犯罪者でした。
full pardonは「完全赦免」のことです。
Jaundiced skin, probably Hepatitis C.
「肌が黄ばんでいるから、おそらくC型肝炎だわ」
jaundiceは「黄疸」です。
そしてHepatitisは「肝炎」になります。
I was gonna nail him to the cross.
「アイツを晒し者にしてやるつもりだったのに」
被害者はトーク番組に出る予定でした。
元検事であり、被害者を有罪にした張本人の女性キャスターは、恩赦で釈放されたことに憤っており、生放送で被害者をやり込める算段をつけていたのに、と残念がっています。
nail someone to the crossは「厳しく罰する、見せしめにする」というイディオムです。
It was all smoke and mirrors.
「すべてが欺瞞に満ちていた」
被害者が起こした犯罪の裁判記録を読んできたリズボン。
当時検事側だったキャスターは、確たる証拠はなしに有罪まで持っていってました。
そのことを指摘します。
smoke and mirrorsは「人を欺くもの、目先のごまかし」です。
悪質な所業に対して使います。
第5話「レッド・ポニー」
bowlegged
「ガニ股」
I kinda got this bench warrant thing out on me.
「なんかアタシに逮捕状が出てるって」
チョウとリグスビーを見てすぐに逃げ出した怪しい女性。
ふたりは彼女を捕まえますが、暴れる彼女は同居人の女性にこう訴えます。
kindaはkind ofの略で、いろんな意味がありますがここでは「なんか、ちょっと」といった使い方だと思います。
bench warrantは「逮捕状」です。
muscle car
「マッスルカー」
1960年代~70年代にアメリカで製造された大型スポーツカー。
アメ車の代表格です。
Take a hike.
「帰れ」
「あっち行け、どっか行け」と、かなり怒っているときに使う丸ごとフレーズになっているセリフです。
第6話「ピンク・シャネル・スーツ」
Please, be my guest. After you.
「遠慮なく。お先にどうぞ」
Be my guest.で「どうぞご自由に、御遠慮なさらず」と会話で使えるフレーズです。
After you.も同様の会話フレーズで「お先にどうぞ」になります。
Austin’s totally straight-edged.
「オースティンはすごい堅物なの」
straight-edgeは、タバコ・アルコール・薬物・快楽目的の肉体関係などの享楽的なことを一切やらない「超堅物の人」を指します。
You will reap the whirlwind.
「お前は相応以上の報いを受けるだろう」
reap the whirlwindは聖書から来た言葉で「自らの愚かな行いにより、その何倍もの罰を受ける」です。
Sow the wind, reap the whirlwindで「自業自得、因果応報」になります。
It’s a code used by white supremacists.
「ネオナチが使っている暗号です」
white supremacistは「白人至上主義者」のことです。
このセリフで言及している暗号が“eight eight”で“ハイル・ヒットラー”の意味である、というものだったので、ネオナチを指しているんですね。
今回はここまでです。
お疲れ様でした。
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