海外ドラマ「メンタリスト」で英語学習 season2 第19話~第23話
リグスビーとヴァンペルトはあえなく破局してしまいました。
そしてseason1で出てきた霊能者クリスティーナが再登場。
ジェーンといい感じになりそうですが…?
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第19話「ブラッド・マネー」
Almost point-blank, judging from the stippling.
「血痕の飛び散りを見ると、ほとんど至近距離から撃たれている」
射殺された検事補が殺害されたときの状況を分析しています。
point-blankは「まっすぐに狙いを定めて、至近距離で」です。
stipplingは絵の技法で「点描」のことをいいますが、ここでは血が点状に飛び散ったことを言ってます。
I’ll get out of your hair now.
「今すぐ退散します」
被害者の夫に事情聴取をしている最中に、リフォーム業者が入室して話しかけてきました。
空気を読んでない上、血痕を踏んでいることを指摘されて、すぐに出ていこうとします。
get out of one’s hairで「人に迷惑をかけない、邪魔をしない」というイディオムです。
肯定の形ですが意味は否定なので、注意が必要です。
Well, saddle up. Lock and load.
「よし、じゃあ捕まえてこよう」
リフォーム会社の男は実は殺し屋で、検事補殺害の実行犯でした。
囮捜査で罠にかけます。
saddle upは「出動する」です。
戦いや救助活動など、装備を手早く身に着けてすぐに出発することをいいます。
そしてlock and loadはスラングで「銃に弾を装填して戦いに備える、緊急事態に備える」という意味です。
I had an airtight case.
「犯行を立証できたのに」
殺し屋の自白も殺害時のビデオもあって、100%勝てると踏んでいた裁判でしたが、ジェーンが違法に手に入れた証拠があったことを弁護側に突かれてしまいます。
そのため、すべての証拠に信頼性なしと判断されて殺し屋は解放されてしまいました。
検事さん激怒。
airtight caseは「気密容器」のことですが、そこから「完璧に証拠が出そろっていて検事側が確実に勝てる事件」をいいます。
Hank’s just a figurehead to take the heat.
「ハンクは罪を全部引っ被らせるためのスケープゴートだ」
ハンクは殺し屋の名前です。
彼に検事補殺害を依頼した人物は、実は激怒していた検事でした。
殺し屋が口を割る前に殺しています。
figureheadは「表看板、傀儡、お飾り」など、名ばかりの長を表します。
不審な活動で身代わりにされる人のことでもあります。
take the heatは「責任を取る、激しい非難を受ける」です。
第20話「赤い血だまり」
Somehow gather himself up and goes for help.
「なんとか立ち上がり、助けを求めに行ったんだ」
自身のCEO就任記念パーティーに登場する直前に首を刺された被害者。
自室で倒れたけど起き上がり、歩いてパーティー開催中のガーデンまで出てきましたが、そこで力尽きてこと切れます。
gather oneself up (together) で「自分を奮い起こす、態勢を立て直す」になります。
Son staged a coup.
「息子がクーデターを起こしたんですね」
被害者は父を追い落としてCEOに就任したのだと、父はこぼします。
stage a coupは「クーデターを起こす」です。
bigwig
「大物、重要人物」
hogwash
「くだらないもの、戯言」
第21話「赤い鼻の恐怖」
Why did Noah’s picks go sour?
「ノアの予想が外れるようになったのはなんでだろう?」
天才数学者だった被害者ノアは、ギャンブルの予想を人に教えて報酬を得ていました。
しかしある時から当たらなくなります。
go sourは「酸っぱくなる」で、「うまくいかなくなる、疎遠になる」という意味にもなります。
Anybody can have a bad run.
「ツキのないときは誰にもあるだろ」
have a good runが、楽しいことや成功した時期が人生の一時にある「好調の波」のことを表すので、badはその反対で「不調の時期」になります。
I was grooming Noah for a pet project.
「長期プロジェクトをノアに任せたんだ」
マジックショップの店長は、卓越した頭脳の持ち主を集めて事業を展開していました。
ノアもスカウトされて、ある計画に加わっていた事実が判明します。
pet projectは「長年温めていた計画」のことをいいます。
そこでgroomingには「(人の)訓練」の意味もありますが、主な意味は「 (動物の) 身繕い、お手入れ」で、petに引っ掛けた言葉遊びで使われていると考えられます。
第22話「赤いメール」
do-gooder
「独りよがりな慈善家」
口語で、軽蔑のニュアンスが入っています。
今回の被害者は、人身売買を許さない、という思想は立派な人なのですが、遅刻しても周囲に謝らなかったり怒鳴り声で自分の主張をするような尊大なところがある少し迷惑な人でした。
なのでこの言葉が使われてしまったんですね (;´∀`)
They fight human trafficking.
「彼らは人身売買に反対して戦っています」
human traffickingで「人身売買」です。
You got the sheriff wrapped around your finger.
「保安官を丸め込んだんだね」
霊能者クリスティーナのことを、地元保安官が信頼しているのがジェーンには気に入りません。
wrap around one’s fingerは「~を (oneの) 意のままに動かす、手なずける」です。
このセリフでは get が使われて the sheriff が前に来る語順になっていますが、wrapped と around の間に the sheriff が入る語順にすると、どちらがどちらの言いなりなのかの人物関係がより分かりやすいと思います。
Look at you, just showing up like a bad penny.
「うわぁ、お呼びじゃないのに出てくるよね」
調査場所に現れたクリスティーナに辛辣なことをほざくジェーンです。
Look at youは、驚いたり感心したりしたときの間投詞になります。
そしてbad pennyは「望まれていない人物、好ましくない人」のことです。
第23話「夜明けの赤い空」
slasher movie
「スプラッター映画」
英語ではスラッシャーなんですね。
Forgive me, but belay that order.
「悪いけど、その命令は無しよ」
行方不明になったクリスティーナの捜索をチームに命令するリズボンですが、局長のハイタワーは止めさせます。
belayは会話だと「やめろ」と命令文の用法で使われます。
Van Pelt, snap out of it.
「ヴァンペルト、気に病まないで」
自分が警護にあたっている時にクリスティーナが行方不明になったことで落ち込むヴァンペルトに、ハイタワーは声をかけます。
snap out of it は「気を取り直す、立ち直る」で、人を励ますフレーズとしてこのまま使えます。
He seems to have created an alter ego by the name of Grady.
「グレイディと名付けた別人格を作っていたと見受けます」
alter egoは「別人格、分身」です。
season2はこれで終わりです。
お付き合いいただきありがとうございました。
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