映画「ネバーエンディング・ストーリー」あらすじと感想【ネタバレあり】
ミヒャエル・エンデの原作を、「Uボート」のウォルフガング・ぺーターゼン監督で実写映画化した作品です。
中心となる子役たちは三人とも俳優業を辞めてしまいましたね。
耳に残るキャッチーな主題歌も良曲で有名です。
あらすじ
母を亡くした少年バスチアン。
学校生活に身が入らなくなっていることを父から注意をされるも、心の空虚さを埋められずにいた。
朝の登校途中で、いつも彼をいじめる悪ガキたちに追いかけ回され、バスチアンは咄嗟にアパート内の本屋に飛び込んだ。
店主からは「出ていけ」と言われるが、まだ悪ガキたちが周辺にいる。
バスチアンは必死に自分の本好きをアピールしてその場に留まった。
そして店主の手元にある本「ネバーエンディング・ストーリー」に目を留める。
この本は読む人間の物語だ、と不思議な説明を聞いてバスチアンは興味を持った。
貸してくれそうにない店主が電話で席を外したスキに、バスチアンは「必ず返す」とメモを残して本を持って行った。
店主はそれを見て満足げに微笑んだ。
本を持って学校に行くと、もう授業が始まっている。
教室に入るタイミングを逃したバスチアンは校内の屋根裏部屋へ行き、さっそく本を読み始めた。
本の世界「ファンタージェン」は、何もかもを奪い去る「無」の脅威に晒されていた。
残った者たちは救いを求めて象牙の塔にいる女王の元に集まる。
しかし女王は「無」の影響により病に臥せっていた。
この現状を打破できるのは、勇者アトレーユのみ。
女王の側近は、召喚されたアトレーユがまだ子供だと知って驚くが、彼にファンタージェンの運命を託した。
女王を救う薬を探してほしい、と伝えて奇跡の力を宿す、二匹の蛇が絡み合った紋章 “アウリン” を授ける。
ファンタージェンを救うためアトレーユは愛馬と共に駆け、読んでいるバスチアンも物語の世界にドップリと入り込んで彼らの行く末をハラハラしながら見守るのだった。
ネバーエンディング・ストーリー ニューマスター コレクターズ・エディション [Blu-ray] 新品価格 |
感想
本の世界と現実がリンクする。
この展開にベストセラー小説「ソフィーの世界」を思い出しました。
あちらは本の中のキャラクターが現実にやってくるけど、こちらはバスチアンが本の世界に行きます。
バスチアンの叫びがアトレーユたちに聞こえ、女王はバスチアンに呼びかける。
「モニタリング」で最近、カラオケボックスやらプリクラやらの画面から芸能人が話しかけるドッキリをやってますが、それみたい。
あと異次元転生モノとか…
こう考えると、わりと良くあるストーリーですよね。
ベタだけど楽しめる。
バスチアンがしなければならなかったのは、女王に新しい名前をつけること。
そうすれば宇宙の塵となってしまったファンタージェンが再び出来上がります。
そしてバスチアンがつけた名前は…
ムーン・チャイルド
だっせーーー! ( ゚Д゚)
あ、いや、子供のセンスならこんなもんか…
でもお母さんの名前なんだよなあ。う~ん。
バスチアン… 君のお母さんは本当に地球人だったのかえ?
まあ名前のダサさなんかどうでもいいか (じゃあ、ほっといてやれよ)
まだまだ特殊撮影技術に滑らかさがない時代なので、合成とか分かりやすいです。
幸運の竜 “ファルコン” に乗って空を駆け巡るシーンなんかは特に。
それでも気持ちよさそうに見えるあたり、演出も役者も頑張ってます。
が!
“憂いの沼” で馬が沈むシーンは… 本当に沈めてる!?
ちょっ… 可哀想なことしないで!
こういうところにこそ、実際はやってないけど、それっぽく見せるCG使って欲しかった(;´・ω・)
それにしてもファルコン、瞳がつぶらでキモカワイイな。
そしてアトレーユは真にカワイイな。
ちょっと説明の足らない部分なんかもありますが、子供向けの映画だし、純粋に楽しめました。
ネバーエンディング・ストーリー ワーナー・スペシャル・パック(初回仕様/2枚組) [DVD] 新品価格 |
他ウォルフガング・ペーターゼン監督作品
映画「エアフォース・ワン」あらすじと感想【ネタバレあり】オーソドックスな娯楽作
ネバーエンディング・ストーリー インターナショナル版 HDニューマスター [Blu-ray] 新品価格 |
ネバーエンディング・ストーリー ニューマスター ツインパック普及版 [Blu-ray] 新品価格 |